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6 posts from April 2012

April 29, 2012

森山大道x瀬戸正人 / トークイベント@東京堂書店

先般エントリした神保町すずらん通り、東京堂書店本店にて行われた森山大道氏のトークイベントを聞きに行って来た。会場は同書店6Fのイベントホール。聞き手は写真家の瀬戸正人氏。(月球技通信エントリ「瀬戸正人 / 『picnic』」「瀬戸正人 / 『bin ran』」参照、)。

午前中に仕事を済ませそのまま神保町をうろつき時間を潰す。森達也「オカルト」(角川書店)を購入。キッチン南海の開店を待ってカツカレーを。やはりいつも通り全ては食べきれず残す(どうでも良いが)。その後東京堂へ向かうが、その途次、Tシャツに黒のジャケット、ジーンズ姿の森山先生をお見かけしてしまう。軽く会釈し会場へ。満員だったが、殆どは20-30代の若い人々でこれは場所柄もあるかも知れない。小生は最前列に陣取る。当日、この直前に銀座で森山氏の師匠である細江英公氏との対談を終えて来られたとのこと。なお、聞き手の瀬戸正人氏は森山氏に師事しておられた訳で、当日は師弟関係の対談を2つ行ったことになる。

お話のなかで、写真に限らず欲望と過剰さを持っていることが表現者の資質であるという話は感慨深かった。都市は圧倒的に、すさまじく面白く刺激的で飽きないとも。瀬戸氏のCAMP時代の話も含め、興味深い話が聞け得るものの多いイベントだったと思う。帰宅22時。

April 15, 2012

練炭、テレーズ、あるいは押入れの奥

untitled,Osaka

この間判決の出た木島被告に関する裁判員制度の番組を見ながら、amazonで何気なく「練炭」を検索したら、関連する語彙を提示する機能の「関連サーチ欄」に、七輪, 睡眠薬, 練炭コンロ、と出てぎょっとした。そのまま目を下に遣ると、この商品を買った人はこんな商品も買っています、というところに睡眠導入剤があってさらにぎょっとした。悪い冗談かなにかだろうと思ってこれ以上考えないことにしたが、そういう自分も時折デパスのお世話になっている。酒が飲めない体質でもあるし、常用しなければそれほど害もない(と思う)ので、何かの折には、一錠を飲んで良く寝られるのならば悪くはないと思っている。

そういえば、昔は冬、寝るときに母親が台所で巨大なそろばん玉のような練炭を熾し、アンカにして寝たものだった。練炭をガスコンロで使うための、底が網になった専用の熾し器もあった。そんなことを想いながら、以前劇場で見た映画「テレーズ」(1986年)で、テレーズのために父親が、熾した炭を長い柄の先に鍋のようなものが付いた器具に入れて、ベッドのシーツを万遍なく擦って温めるシーンがあったのを連想した。なるほど、そんなものがあるんだな、と感心した。あれなら温かいベッドで良く眠れるだろう、いかにも寒く暗い冬のヨーロッパの習慣らしいと思ったものだった。

話があらぬ方向へ行ってしまったが、その品川アンカは一晩寝ていると大抵は足で蹴り飛ばされて布団の外に出てしまっていた。ネル地のアンカカバーは小豆色だったか、それとも濃紺だったか、まだ探せば押入れの奥にあるかも知れない。

押入れの奥というのは不思議な空間で、今はもうある筈もない、昔あったものがまだそこに潜んでいるような気にさせる、記憶の歪みのような場所だ。昔買ってもらった顕微鏡セットやメンコ類など、とうの昔に捨ててしまったものも、夢のなかでは必ず押入れの奥に発見する。あぁ、ここにあったのか、随分探したのにやっぱり捨ててなかったんだな、と喜んでいるうちに夢が覚め、途端に空虚に包まれる。こんなオジサンになった今、何故メンコを捜さなければならないのか、そんな動機もなにもない筈なのに、心の底ではかけがえのない宝物と思っているようなのだ。いや、しかしあんなに沢山あったメンコは本当にどこへ遣ったのだろう。

何故か木島被告がメンコの話に。連想ゲームじゃあるまいし。

April 13, 2012

森山大道 / トークイベント「モノクロからカラーへ」

先日リニューアルしたばかりの神保町すずらん通り、東京堂書店にて森山大道氏によるトークイベントの告知を発見。早速応募してみたが果たして間に合っただろうか。

写真集『カラー』刊行記念、森山大道さんトークイベント「モノクロからカラーへ」
4月28日(土)18時より、聞き手は瀬戸正人氏だ。詳細は下記。

お知らせ | 東京堂書店 最新情報
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?cat=3


4月18日刊行予定の最新写真集「カラー」は月曜社から出版される模様。

森山大道 カラー|月曜社
http://getsuyosha.jp/color/index.html

何とか当たって欲しいがどうだろう。もしかして既に遅いかも。

April 11, 2012

O-HANA-MI

この間の日曜日、4月8日に千鳥ヶ淵にお花見に行ってきた。忘れないうちにエントリ。
4月8日と言えばお花祭りでもあって、近くのお寺で甘茶を頂いてから御茶の水、九段を経て千鳥ヶ淵へ。あまりの人出に少々辟易。しかしそれを凌駕する見事な花霞だった。

Cherry blossoms, Yasukuni Shrine
靖國神社

Cherry blossoms, Yasukuni Shrine
靖國神社

Cherry blossoms, Chidori-ga-fuchi
千鳥ヶ淵戦没者墓苑付近

ちなみに九段下ビルはあれよと言う間に取り壊しがほぼ終わる段階に。あのビルは関東大震災の復興事業として昭和2年に建てられた。いつ壊れてもおかしくなかったが、取り壊して更地になっているところをみるとどうも権利者の合意が出来たというこのなのだろうと思う。先月にはもう殆ど姿が消えていた。しかしあの風情が無くなってしまうのはなんだか寂しい。以前撮った写真があるので気が向いたらFlickrに上げようかと。

April 07, 2012

写真集 / 『OKUGAKE 吉野から熊野へ、駈ける』

OKUGAKE 吉野から熊野へ、駈ける

金峯山寺が監修した六田知弘による修験道の奥駆けをモチーフとした写真集。
吉野から熊野へ。過去世、現世そして未来世、三世のどこかで確かにここに居た。そんな気がしてならない日本人の原風景。モノクロが美しい。

April 03, 2012

高円寺じゃないよね

エイプリルフールのtwitterには色々な虚構が散乱したことだろう。そのなかでNHKが国旗掲揚と国歌の放送を再開したというのがあって正直一旦は釣られたが、こんな当たり前のことがエイプリルフールになるような異常な状況がまさに今の日本そのものなのだろう。少なくともNHKへは良く出来た痛烈な皮肉だと思う。思いやりと事なかれ主義の国民性を逆手に取られ言いがかりをつけられれば易々と従い、それをきっかけとして傷口が広がって行く、そんな悪循環がそこかしこに見られる。全く気味の悪い世の中になったものだ。

関係ないが、今日の暴風雨で暇なので、一旦は解約したスマホの再契約を逡巡中の小生が愛用するWalkmanに偶々今現在ブックマークされた曲を暇つぶしに列挙してみようかと。

「さよならColor」 スーパーバタードッグ(永積タカシ)
「トンネル抜けて」 UA カヴァー
「ヒッピーに捧ぐ」 RCサクセション
「かすかなしるし」 UA
「頼りない天使」 Fishmans
「finger」 Ego-Wrappin'
「そして僕は途方に暮れる」 ハナレグミ カヴァー
「アイデン&ティティ」 峯田和伸
「Season of the end」 Rei Harakami
「高円寺」 吉田拓郎
「いかれたBABY」 Fishmans
「ポスターカラー」 古井戸

Walkmanのブックマーク機能は曲毎に纏められるもので、いくつかを作ることが出来る。
上の一連は仕事帰りのリラックスモード、ほかにテンションアゲアゲモード(笑の選曲にはボ・ガンボスやローザ・ルクセンブルグ、最近では在日ファンクやオーサカ=モノレールなどのFunk系とか、凛として時雨、水中、それは苦しいとか、泉谷、拓郎などフォークも含めもう滅茶苦茶。

ちなみにUAの「トンネル抜けて」は言わずと知れたボ・ガンボスの名曲だがUA版は独特のグルーヴ感がいい。
「Season of the end」は細野晴臣「終わりの季節」のカヴァー。Rei Harakamiは好きでCDを何枚か持っているが、この間まだ40代そこそこで亡くなられたのは非常に残念だ。

Fishmansは上の2曲が神の領域。いつも口を突いて出てしまう。しかし佐藤もどんともハラカミも、そして清志郎もみんな亡くなってしまったね。


(題名は拓郎「高円寺」より。高円寺というと小学生の時に無理矢理やらされていた四谷大塚の会場テストというトラウマが今だに少々。)

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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