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December 23, 2011

携帯をなくす。

untitled, Tokyo

携帯電話をなくしてしまった。夜に枕元に置いておく習慣から寝際にカバンや上着のポケットなどありそうなところをくまなく探したが見つからなかった。枕元に置くのはアラーム機能を目覚ましに使っているからだ。
結局、おそらく電車内で落としたのだろうと思い、翌日を待ってJRの遺失物係へ問い合わせた。しかしそれらしいものの届け出はないという。これから届けられる可能性もあるので、しばらくしてからまた問い合わせることにして、前日の行動を振り返った。

日中には確かにあった。何度かメールチェックをした覚えもある。そうだ、その後帰りの電車のなかで一旦席に座り、時間を見ようと半腰になってズボンのポケットをまさぐったな。そのとき隣のおばさんが迷惑そうな顔をした。ということは帰り際まではあった訳だ。いやしかしそれは昨日のことだったのか、それ以前の記憶なのか。

その後、家電量販店に寄って、中華チェーン店で食事をした。いや、それは昨日だったか、昨日はサブウェイでサンドイッチじゃなかったのか、いやそれは一昨日だ、などと考えているうちに、しかしその前に自分の名前は何だっけ、そもそも自分って何者?などと、いやさすがにそこまでの境地にはまだ到達していないが、結局記憶をたどってその中華チェーン店で見つかった。やれやれと。これは今のケータイをiPhoneに機種変しろというジョブズからのスピリチュアルメッセージかも知れない、と思うこともなかったが、そういえば二年契約の更新ももうすぐだし、考えてみても良いかもと思った次第。しかし携帯を失くすというのは恐ろしい。お財布機能とかSuicaなどの決済を行っているのならなおさらだ。自分の場合はスマホをやめてから音声通話専門機になっているので、webもやっていないし、悪用されたところでたかが知れている。それでも長距離通話などされたらたまらないので、ネットから通話停止をしておいたが。

しかし年末。また年が改まる。もう飽きたなと。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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