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October 25, 2011

神保町から九段、さらに東洋文庫ミュージアム

untitled, Tokyo

少々用事があって神保町から九段へといつもの道を歩いたが、気温はそれほど高くはないのに汗だくになってしまった。今日もまだ湿度が異常に高いようだ。それから日比谷へ行き、皇居のお堀端を歩いていると、鯉が勢いよく水面を跳ね、その飛沫が道の行く先にまで落ちて意表を突かれた。その後は気温も下がってようやく涼しくなってきたが、これならクールビズも10月末まででもおかしくない気候になっている。そういえば最近は以前のように温暖化ということが言われなくなっているような気がする。そもそも温暖化の原因がCO2ではないという研究もあるようだ。しかし思いつきで出来もしない削減を約束するような気味の悪い政府の、その後も何の議論もない思いつきを次々と世界に垂れ流す様には本当に嫌気がさす今日この頃。

駒込の六義園そば、東洋文庫にミュージアムが開館したようだ。今度の休みにでもじっくりと見てみたいと思う。

- 財団法人 東洋文庫
http://www.toyo-bunko.or.jp/

(写真は九段会館のドア。)

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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