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5 posts from July 2010

July 31, 2010

『126 POLAROID ーさよならからの出会いー』 / 横浜美術館

横浜美術館でポラロイドをテーマとした写真展「126 POLAROID ーさよならからの出会いー」を開催と。8月7日より。森山大道を始めとして荒木経惟、杉本博司、港千尋、倉石信乃、沢渡朔などの著名写真家から学生作品、横浜美術館所蔵作品など総勢126名の作品展示と。ポラロイド日本上陸50周年記念。多摩美が主宰らしい。

ポラロイドといえばこの間Polaroid Pogoというモバイルプリンタを買いそうになったが、これはZINKという感熱方式。
2009年に再生産が決定されたということで、また流行の兆しとなるか。「ポラ切り三年」という言葉を思い出した。

■関連エントリ
- ポラロイドが復活?!: 月球儀通信
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2009/05/post-9022.html

■関連サイト
- 横浜美術館 | イベント : 126 POLAROID-さよならからの出会い http://www.yaf.or.jp/yma/event_information/090_126_polaroid/

July 16, 2010

無いもの買い

最近、何事につけ店で在庫の確認をすると「済みません、生憎切らしておりまして。」と言われることが多い。まるでわざと無いものを聞いているかのようではあるが、そういう訳ではなくて、偶々ないというだけのことだ。この間、長年使っていた仕事用のA5ルーズリーフバインダーが余りにも惨憺たる様相を呈してきたので買い替えようと文具店に行った。黒い布張りがほつれるは汚れるは、まるで廃校の職員室跡の床から拾ってきたかのよう。会議室でも一際目を引く、というより目を背けたくなる逸品になっていたので、新調しようとしたのだった。

A5といっても6穴ではなく20穴だ。6穴はスマートで革製が多く高級感があるが重たいのが欠点だ。その点、20穴は垢抜けないが書いているときに紙が遊ばず、バインダーも軽いものならいくらでもある。しかし学生の持つようなプラスチック製ではちょっと恥ずかしい。そういうお年頃のおじさんにも合う軽いもの、という基準で選んだのがマルマンのジウリスだった。合成皮革製で軽いが結構上品な感じがいい。ここまでは良かった。

同時に壊れていたダイモも新調しようと尋ねたが無かった。ダイモ?あぁ、名前とか打つやつですね、済みません、お客さん、最近はダイモ使うひとはあまりいないんで置いてないんですよ、テプラとか漢字も打てるのならあるんですがねぇ。いまは皆さんテプラですから。

これを店員の分かりやすすぎる表情から翻訳するとこうなる。(いまどきダイモ使ってるなんて勘弁してくれよ、そんなもんウチに置いてるわけないだろ、こっちは店長に叱られて疲れてるんだよ馬鹿。ははん、さてはこいつ文具オタクの無いもの買い?)

そうですか、いかにも置いて無さそうな店ですものね。伊東屋さんにでも行ってみますよ、失礼しました。これも他で買ったほうが良さそうですね、と店員のダイモ?あぁ、の下りの馬鹿にしきった物言いに素直にしたがって手にしたバインダーをレジに置いたまま店を出た。

その後、バインダーはアマゾンで買ったが、定価の二割五分引きで最初からこっちで買えば良かったわけだが、ダイモは某店の女の子向けファンシー地獄の棚で見つけてめでたく買えたとさ。

しかし・・・店置きがないからといって客を小馬鹿にするなど言語同断、昔からダイモを笑うものはダイモに泣くというが(いわない)、ダイモのあの感じがよくて昔から愛用しているのだけれど、そんなにマイナーなのだろうかと。買ったのは本体が黄色、文字板がピンクで大文字、小文字、筆記体に交換できる機種。ストラップまで付いていて・・・、これっていまやファンシーグッズなのかしら。それでも、VIVA! ダイモ。

July 10, 2010

山田脩二 / 『山田脩二 日本旅 1961-2010』

山田脩二 日本旅 1961-2010

山田脩二の写業を通観する写真集「山田脩二 日本旅 1961-2010」が平凡社より今月刊行された。山田脩二といえば84年に写真家から瓦職人に転じた異色の写真家で、瓦デザインの分野でも数々の賞を得ている。当時カメラ雑誌などではニュースになりカメラマンからカワラマンへ、などという見出しでインタビューが組まれたりした。同名の著作もある。84年頃の写真雑誌を書棚に捜してみたものの残念ながら見つからなかったが、瓦も写真も相通ずるところがあるというような内容だったと記憶している。

代表作「山田脩二・日本村 1966~70」では高度経済成長で急激に変貌する日本の都市や農村をハードなコントラストで捉えた作品だが、それを含めて職業写真家を辞めて以降、現在に至るまでの作品を通観したもの。岩波の日本の写真家シリーズにも一冊がある。

日本の写真家 (39) 山田脩二

July 08, 2010

創元社『ポケットフォト』シリーズ

マン・レイ(ポケットフォト)

半年の蟄居から久しぶりに神保町に戻ってみると、Photo Pocheに良く似た本が棚に並んでいた。ポケットフォトシリーズと名前もそのままだったがまさしくその日本版だった。
Photo Pocheは著名な写真家の代表作を小さな版型でシリーズ化した写真集だが、とうとうその日本版が出たのをまずは言祝ぎたい。取りあえずはマン・レイ、ブレッソン、ヘルムート・ニュートン、ウォーカー・エヴァンスの四冊が出ているが、その後安定して刊行が続くよう祈るのみ。折角の日本版であれば、本家になくとも日本の写真家をシリーズとして加えて行けばさらに嬉しいのだけれど。

■関連エントリ
- Photo Poche / ポケットサイズの写真叢書: 月球儀通信
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/12/photo_poche__.html

July 05, 2010

自炊、セイゴオ、旅がらす

先週末で神保町に戻り、荷物も解いてやっと落ち着いたところ。しかしこういう生活も悪くないかもしれない。つまり三ヶ月から半年毎に居場所を変える漂泊の人生、平たくいえば寅さんのような流れ者あるいは一所不住の旅がらす、思えばそもそもひとところに居る居ないに関わらず身過ぎ世過ぎは旅のようなもの、だんだんと執着を振り払って身軽になってゆき、最後は身に纏った一枚のぼろきれだけになって綺麗さっぱり散ってしまいたい。

というようにはなかなか行かないのが凡夫であって、とにかく先ずは新しいPCが欲しいしデジカメも欲しいと物欲がむっくりと首をもたげる今日この頃。

いつも読んでいる本のメルマガに自炊の記事が。自炊とは本を自力で電子書籍化することらしい。どういう風にするのかというと、一ページ毎に見開きを手作業でスキャンするのは事実上不可能なので、本の背をカッターで裁ち落としてスキャナに掛けるらしい。一旦掛けてしまえば放っておくだけで自動的にデジタル化することができる。そういう自動で紙の表裏をスキャンできるスキャナの登場でこの「自炊」も現実的になったようだ。そういうサービスも登場しているらしい。費用は一冊百円とのことで、相当な先まで予約で一杯とのことだが、勿論本はその後返却されない。バラバラにされてただのゴミ屑になるからだ。

最初は手持ちの本が百円で電子化できるならiPadを買っても良いかと思ったが、裁断と知って途端に気持ちが萎えた。本を切り刻むと聞いては平静ではいられないからだ。なおかつ、手持ちの本をわざわざ自炊して再読することも余り無いし、再読したい本ならば切り刻むことなど出来ない。考えられるとすれば、辞書などのリファレンス関係ならば有り得るが、そういうものは既に電子化されている。

しかし自炊はともかく、電子書籍が普及してきたらどうか。iPadやPCのようなバックライトのついた端末は目が疲れそうなので、反射光でみるタイプのリーダーなら良いかもしれない。

もし可能ならば、というより既に考慮されているかも知れないが、メモの書き込み機能があれば、それは電子書籍のメリットだと思う。リアル書籍に傍線を引いたり書き込みをするのが出来ない質なのだ。そのため付箋を多用しているが、例えば付箋は勿論、角の折り込み、紙質のテクスチュアまでが再現できていたら面白いかも知れない。

期日前投票に行く。そういうひとがかなりいると見えて混雑していた。
昨日テレビで松岡正剛のドキュメンタリーをみた。面白し。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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