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1 post from June 2010

June 20, 2010

木村肥佐生、ハートロッカー、ボートマッチ

ふとみると六月に入ってからまだエントリしていなかったことに気づき自分でも驚く。

忙しさにかまけて随分前に読み始めた木村肥佐生「チベット潜行十年」をようやく読了し、そのあまりの面白さにやはり木村と同じく中央亜細亜を放浪した西川一三の「秘境西域八年の潜行」を探す。共に戦中の諜報員養成機関である興亜義塾の出身で、やはり同じく潜行中に終戦を迎える。

そのあまりにダイナミックでスケールの大きな木村や西川のような日本人がいたことは何故かあまり知られていない。木村の著作では、旅先で終戦を迎え、この先どうするかを考えながら、偶々日本の船が近くに寄港する情報を得て突然に止みがたい望郷の念にかられ帰国を決意するくだりが印象的だ。

レイトショーで映画「ハート・ロッカー」を観る。イラクで爆弾処理に明け暮れる米軍兵士の日常をドキュメント風に描いた作品、ハリウッドに有りがちなプロパガンダ風味でもなく反戦でもない、淡々としているようでエンタテインメント性もしっかり押さえているというなかなかよく出来た作品。殆どを16mmで撮影したという画面は手持ちでの臨場感も演出されていて緊迫感を醸しているが、このドキュメント風というのは一歩間違えるとかなり危ない手法だとは思う。アカデミー作品賞受賞と。2008年、131分。

YOMIURI ONLINEの日本版ボートマッチをやってみた。これは設問に答えてゆくと自分の考えに近い政党が表示されるというもの。
- 日本版ボートマッチ:YOMIURI ONLINE
http://vote.yomiuri.co.jp/

結果はたち日本に最も近かった。実際には前提が複雑な割には質問が単純なので果たして当たっているのかどうか。

設問に現在の与党の抱える本質的かつ致命的な問題が表れておらず隔靴掻痒の感がある。

iPadってあれ、大きすぎるね。アメリカ人がよく使っているどでかいノートパッドから来た大きさなのだろう。海外の企業からよく貰う分厚いデスクノートも小生の手には余って一度も使ったことがない。iPadをみて即座にあぁ、あの感じだとそう思った。日本人にはやはり小さいスマートフォンが合っているかも。小生ならiPadを買うなら薄いモバイルPCを買うだろう。

来週から古巣の神保町に戻ります。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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