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May 27, 2010

細江英公 - 写真絵巻

四谷のギャラリー、ルーニィで細江英公の写真展「細江英公人間写真展「土方巽舞踏大鑑」」が開催されるようだ。サイトによると会期は6月1日から13日までとなっている。
http://www.roonee.com/?p=755

細江英公の写真展示の方法の一つである「写真絵巻」は、あたかも絵巻物のように写真と文章を並べ巻物に仕立てたもので、このギャラリーでも上記の展覧会に関連してこの写真絵巻の展覧も行われるようだが、それがどんなものかは下記のサイトに詳しい。

- 細江英公 人間写真展 写真絵巻「死の灰」 at 杉並公会堂 | アワガミファクトリーだより
http://awagami.jugem.jp/?eid=189

サイトによると、「「写真絵巻」とは、連続性のある複数の写真と、その関連する詩書(文章や詩歌)を組み合わせて一体化した巻物で、細江氏率いるチームの新しい表現方法です。」(同サイトより引用)とのことだが、楮(こうぞ)紙をベースとしたインクジェット用紙に出力して伝統的な方法で表装したものとのことで、こんな作品をひとつ所有して、一人部屋でじっくりと巻物をほぐしつつ見てみたい。

銀塩の印画紙ではなかなかこういう表現形態は取れない。メディアの種類という意味では銀塩とは比較にならないほどのバリエーションがあるインクジェット用紙ならではのものだ。和紙ベースなどの特殊なマテリアルのインクジェット用紙は家電量販店などでも少量扱っているが、竹尾のような専門の紙卸商ならばそれこそ驚くほど豊富な取り扱いだ。最近のプリンタは顔料インクが使われていてアーカイバル性も向上したようだし、色の再現幅も銀塩を超えているらしい。


細江、土方といえば「鎌鼬」を思い出すが、上記のギャラリーで展示されるのはまた違った作品であろうか。是非見に行きたい、のだけれど今の境遇ではしばらくは無理か。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


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    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


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