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March 19, 2010

ガラムマサラな日々

更新すると言っておきながらなかなか出来ずにいるのだけれど、最近は朝にパンを食べることが多くなった。以前は前日にセットした炊き立てのご飯を食べていたが、それが面倒になったのだ。いや、日本の食料自給率を上げるためにもご飯を食べるべしとは考えるものの、昼も夜もご飯が多いし、朝は簡単にパンでいいやなどと思ってしまう。近所で売っている縁の堅いフランスパンと食パンのあいのこのようなのがおいしいので半斤を買って、それでも一人では食べきれないので冷凍しておく。食べるときはそのままトースターに入れる、のではなく、残念ながらトースターを持っていないので電子レンジで加熱する。すると解凍されたパンは溶けた水分で湿ってしまうので、端を持って振る。ちょうど干した毛布を取り込む時に広げて振るように。するとあら不思議、適度に湿気が抜けて丁度良くなる。テレビもない、ネットもない、しかもオーブントースターもない貧乏くさい部屋で朝から貧乏くさい所作の数々。パンを振りながら思わず苦笑してしまうのだが、そこにバターとブルーベリーのジャムを塗ってあとは目玉焼きとコーンスープぐらいで。結局は甘いものに行ってしまうのが自分でも業を感じる。でも本当はご飯に味噌汁が良いのだけれど。

食事といえば、最近カレーに凝っている。それも本格(を目指している)インドカレーだ。小麦粉を使わずに玉ねぎを嫌になるほど良く炒めてホールトマトをつぶし、ターメリック、クミン、フェンネル、シナモンやクローブ、ガラムマサラなどを適宜使って夜な夜なその配合を研究中。以前、調合していたコダックの処方配合をしているような感覚なのだけれど、確かに良く似ていると思う。

でも、なかなか思うような味にならず難しい。おかげで部屋に干している洗濯物がそこはかとなくガラムマサラ風味になって少しづつインド人の自覚が芽生えてきたりして。

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Comments

お帰りなさいませ。今日の記事を拝読するといつも通りですね嬉しいです。最近は環境対策で自家調合もハイドロキノンの代わりにビタミンCとか使いますし、珈琲で現像される方も居るそうですから…カレー粉もあながち…?(笑)

ご心配をお掛けしましてすみません。有難うございます。
ハイドロキノンの代わりにビタミンC!漂白にはやっぱりビタミンCなんですね。メモメモ。
でも珈琲でなんで現像できるんだろう、と思ってググってみたら、ハイドロキノンが含まれているんですってね。知りませんでした。
富士フイルムが化粧品事業を始めた理由がわかったような気がします。美白化粧品を自分の顔に塗ったらどんな潜像が現れるのか興味湧きますね(←全然分かってない奴。)
額に「肉」とか出たら困りますが。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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