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January 11, 2010

テレビがない

先のエントリでも書いたのだけれど、しばらくネット環境のないところで蟄居している。ネット環境どころか、テレビすらない。ではそれはどんなところか、シベリアの最果て、あるいはボルネオのジャングルならそんな場所ががあるかも知れないが、ここはまさしく日本だ。いや、日本でも拘置所とかそんなところならネット環境はないだろうが、残念ながらそんな場所ではない。

この間二ヶ月ほど滞在したドイツでの、デュッセルドルフという世界でも稀有な日本人街での生活でもテレビはあった。勿論、ドイツでテレビがない筈はないが、日本のテレビという意味だ。そこでは日本人向けの番組配信サービスがあって、基本的にNHKと民放の当たり障りのない番組を流している。小生の場合、短期滞在なのでこのサービス付きのアパートだったが、現地日本人に聞くとかなりの契約料らしい。しかし、番組は子供向けのものが多く、ニュース、特にスポーツ報道では放送権の問題で肝心な場面に「放送権の関係で映像が配信できません。」という不粋な字幕が出るという困った放送なのだった。

例えば、浅田真央が華麗な演技を見せました。というアナウンスのあとに、本当は演技が流れているのだが、音声だけで例の字幕が出て見られないというように。サッカー、野球も肝心な場面で必ずこうなってしまうので、現地邦人はさぞフラストレーションが溜まっているだろう。

で、今回はそんな外国ではなく日本なのだけれど、短期ということもあって、敢えてテレビを持ってこなかった。しかし、この気持ちよさは何だろうというくらいに清々しい気分になったのには自分でも驚いた。

これまでどれだけ下らない番組で時間を浪費していたのだろうか、と思う。
どのチャンネルでも殆ど同じ顔の芸人が出て同じようなことをだらだら繰り返しているうえに、妙に偏向した報道も見なくて済むし、パチンコばかりのCMともオサラバできて精神衛生上すこぶる宜しい。
これならこの先、テレビなどなくても良いんじゃないかと思う。
そんなことを言わなくても、もうテレビは死んだメディアであって、ネットでのオンデマンド配信などに世の流れは突き進んでいるようだ。

しかし、ネットがない環境は少々辛い。これだけは勘弁してほしい。
無くなって初めて分かる、それほどの依存度だったということなのか。
今回は回線を引くほどでもない一時的なものなので、その間はモバイルのサービスを考えるしかないかと思う。

などと言いながら、毎日ラジオを聴いていたりする。
仕事をしながら聴けるので時間を浪費したという感覚にならずに済むのがラジオの良いところだと思う。VIVA!、ラジオ。

しかし結果的に何か退化しているような気がしないでもないが。

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Comments

決して「退化」では無いと思いますよ(笑)。ラジオ、良いですヨォ〜。NHKラジオ第一、「ラジオあさいちばん」の濱中アナ、遠田恵子さんに佐治真規子さん、その後の「ラジオビタミン」の村上信夫アナに神崎ゆう子さん、お昼は柿沼アナの「ふるさとラジオ」に「昼のいこい」.....。夜は夜で、バラエティに飛んだ番組が日替わりで、「え? あの俳優さん、こんな番組も持ってたの?」と、驚くことばかりです。
せっかくテレビが無いのですから、FMも含めて、ぜひラジオを堪能して下さい。この際なので、携帯の電源を切り、ネットにも繋がない.....なんていかがでしょう?

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします!!

そうそう、こんなページも、ご参考までに。
http://www.nhk.or.jp/r1/

ネットと携帯を断つのはいまの自分には至難の業です。昔はこんなもの無かったのに不思議ですね。
しかし、mbさんはラジオを良く聴かれるんですね。車に乗る人は結構ラジオを聴かれているのかも知れないですね。私もヘビーリスナー目指して今日から頑張ります(笑)。
そういえば昔BCLというのが少年の間で流行りましたね。
私も当時親にねだって短波ラジオを買いました。ベリカードも何枚か持っています。SINPOコードとか、国際返信切手券とか思い出されて懐かしいですね。

こちらこそ本年も宜しくお願い致します:)

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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