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January 13, 2010

強迫的

強迫神経症というのがあるが、自分もその気があるのではないかと思うことがある。この間も炊飯器のコンセントの接触が悪く、炊き上がりの時間になって蓋を開けるとまだ全然炊けていないことがあった。試しにコンセントの根本を持って動かすと表示部が点灯したり消えたりするのでこの部分が断線していることが分かった。

で、コンセントの替えを買ってきて断線部分から切断し、線の被覆を剥いて替えに付けようとしたが、ハサミしかなかったのでうまく剥けずになかの細い電線が流し台に散らばった。この線は細い銅線が縒り合わされているので、散らばった線はそれぞれが髪の毛のように細い。片付けながらふと、もしこの細い電線が料理のなかに混じり、口のなかに入ったとしたら恐ろしいことになると思い至るや、たちまちその考えにに頭が支配され、慎重に拭き取った後も何度も同じ場所を拭き取らずにはいられなかった。

これが二三度ならまだ良いのだが、ためつすがめつしてももう無いと分かっているのにさらに何度も確かめずにはいられず、結局流し台全体を磨くことになってしまった。分かっているがなかなか止めることが出来ない。

出掛けるときに火燵のスイッチを切ったかどうかが気になって部屋に戻るようなことは良くあるが、これに似た感覚だと思う。なにかの不安が拭い去れない時の代償行為とも感じる。ではその不安とは一体何だったのか。
探ってみたい気もするが、そこから魑魅魍魎のような心の澱が出てきそうで恐ろしい気もする。

---

香を聞きたくなって東急ハンズで乳香のインセンス、つまり線香を買った。
香炉灰と松栄堂の二条、堀川も買って、玄関で焚いている。
乳香は別名フランキンセンスとも言い時折オイルをディフューザーで使うこともあるが好きな香りだ。焚いた後のほのかな残り香が美しい。

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Comments

バスしかない田舎で育った小学校時代、座席の前に扇子を持った爺婆が座るのが一番イヤでした。元から車酔いしそうなのに、扇子からのお香臭にとどめを刺されるのです。それがいつ頃からか良い香りと感じるようになっている事に気付きました。お香を良い香りと思うのは大人の嗜好なのでしょうかね。ビール、コーヒー等と同じように…。

先のエントリーの放映権のお話しもとても面白く拝読しました。放映権がそんな風に場面毎に生じているとは知りませんでした。放映権というのもまた他人の褌のようなあこぎな主張と思ってしまうのですが、パブリシティー権もしかりで…法律の枠を越えて、なんでも「権」を語尾に付ければ金銭価値を生むよう…世知辛いですね(笑)

私も酔う子供でしたのでよく分かります。なので男の子なのに昔から乗り物が嫌いで、いまだに車の免許を持っていなたっかりします。(そういう問題ではないかも)
お香はちゃんと香炭団をおこして香木や練り香を焚くといわゆる線香臭くはならないのですが、火をつけるタイプの香は手軽なんですよね。線香も灰に立てると仏事っぽくなってしまうので、横に寝かせるといい感じです。
お酒やその他嗜好品と同じで、高価なものほど雑味が少なく馥郁と香るので、やや高めのものを選んで、遠くで焚くと良いですね。松栄堂の堀川は京都の料亭に行った気分が味わえます(笑)。

野球をする権利が野球ケンでしたっけ?そんなわけないですね(笑)。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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