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October 03, 2009

古書肆にて


Untitled, somewhere in Germany

いつも通る道で気になる古書店があって、外にはいわゆる均一台があるのは日本と同じだが、なかに入るとさらに箱に入った本がテーブルに並んでいるという体裁で、こういう並べ方もドイツでは多いのかも知れないしこの店だけなのかも知れないが、これは掘り出すという行為を楽しませるための店主の計らいなのかも知れない。

そこに、戦中の子供向けと思しき人体に関する小冊子があって、それはかなりボロボロなのだったが、値段が2EURO程と安かったのでつい手が出たものの結局その日は買わずに帰った。その古び方、いかにも戦中らしい風情が資料というより本そのものの存在感ともいうべきものに惹かれ部屋に帰ってから反芻するうちにどうしても欲しくなり翌日に買いに行った。しかし昨日あった場所にはもうなくなっていた。売れてしまったのか店主が整理してしまったのか、付近の棚を舐めるように探したが結局見つからずに歯噛みした。洋の東西を問わず古書店で目を付けた本は資金が許せばとりあえずは買っておくという鉄則は変わらないと思った次第。残念至極。

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Comments

買わずに後悔するなら買って後悔しろってカメラの格言と同じですね。古本屋さん愉しそうです。もし機会が巡ってきたら…1940年以前の年鑑やDeutsche Lichtbildなんか探したい。本国では安価なのでしょうか。映像ミュージアムも面白そうですね。お気を付けて。

買って後悔のケースも多々あったりしますが(笑)買わないと分からないんですよね。
Deutsche Lichtbildって知らなかったのですが、調べてみるとドイツの写真年鑑なのですね。ドイツの古書店のサイトを調べると古いものは高いようですね。最近のもので程度が悪ければ4位で出ているものもありました。今度是非探してみることにします。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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