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July 01, 2009

寂しさのつれづれに、その2

またまた最近観た映画のつづき。

Mr.ブルックス ~完璧なる殺人鬼~ (特別編) [DVD]
「Mr.ブルックス ~完璧なる殺人鬼~」。ケヴィン・コスナーが地位も名誉もありながら殺人依存症となって次々と殺人を犯して行く。主人公のダークサイドとしての人格にウィリアム・ハートが扮する。FBI捜査官にデミ・ムーア。これだけの俳優陣にしては小品という感を否めない。筋運びも少々冗長。三日経ったら忘れる典型的ハリウッド映画。2008年120分。

狗神 廉価(期間限定) [DVD]
「狗神」。坂東眞砂子原作を原田眞人が監督。四国の狗神筋の家系、坊之宮家を軸に、その血を受け継ぐ染織家と赴任してきた小学校教師が関係を持つ。そこから表面的には平穏だった村に亀裂が入り、最後には思いも掛けない地獄絵図に。狗神を祀る祖母の存在にどんでん返しも。この映画は心理学者にして四国の拝み屋である中村雅彦先生のサイトで、かなり忠実に狗神筋の雰囲気を再現していると評されていたので観たのだが、良くあるCGを使った展開にならないのが良い。それにしても四国の風景が美しい。個人的には天海祐希はあまり好きではないが、染織家として自立した女性のこの役にはただ綺麗な女優というだけではおそらく収まらない。ただ天海は余りにも都会的、合理的な感じで浮いてしまった。難しい配役だ。2001年105分。

memo [DVD]
「memo」。異色俳優、佐藤二朗の初監督・脚本作品。主演は「誰も知らない」の韓英恵。あれから随分成長したものだ。佐藤は「幼獣マメシバ」などで最近活躍の巾を広げているが、その自閉症的しゃべり方からどうでも良い細部にこだわった脚本などもう佐藤が全編溢れているといった感じ。韓の母親役に高岡早紀。佐藤をWikipediaで検索したら、その人物評に「中年ニート」という記述があってなるほど上手い表現だと思ったが、作品は自身の強迫神経症を題材にしたという。2008年106分。

悪夢探偵2 [DVD]
「悪夢探偵2」。塚本晋也監督、松田龍平主演。前作はhitomiを主役としたサイコサスペンスといった趣だったが今回はホラーに近い。塚本の最も得意とする自主制作風味の特撮というよりこれは正統的ホラーだ。その設定自体かなり小生の好みなのだが、久々にホラー映画で気に入った作品だった。ここでも虐められる高校生役に韓英恵が出演。二作目の今回は悪夢探偵の出自をテーマとしているが、その少年時代の夢魔の描写は悪夢かくありといった感じでツボにはまる。子供のころに良く感じた襖の向こうの暗い部屋のそこはかとない恐怖を思い出した。そうだ、こういう感覚がたしかにあった。2008年102分。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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