Flickr


  • www.flickr.com

exhibition

« PHOTOGRAPHICA Vol.15 / 『ゼロ年代の写真 2000-2009』 | Main | 夢日記とずれる感覚 »

June 13, 2009

ボルタ判を捜す

時折、子供の頃に良く遊んだおもちゃとか昔買った筈の本などがふと頭に浮かんで、それが夜中であっても探し出さずにはいられないことがある。

この間も、小学生の頃に持っていたボルタ判のおもちゃカメラがあるはずと考えが浮かぶや、半ば脅迫観念のように押し入れや戸棚の奥を探したのだが結局見つからなかった。このカメラは名前も思い出せないのだけれど、小学生だった小生の首に掛かっている昔の記念写真を仔細にみればそれがどんな機種だったかが今でも分かるかもしれない。

放課後、学校近くの営業写真館でボルタ判のフィルムを一本買ったが帰りに水溜まりに落としてしまい、親に怒られながらもう一本分のお金を貰って買い直した思い出もある。

ボルタ判は裏紙の付いたおもちゃ用のフィルムだが、買ったのはモノクロだった。よく覚えていないがサクラパンだったかも知れない。裏紙にはちょうど120判と同じように駒数の印刷があり、カメラの裏蓋にある赤窓で確認する仕組みだった。裏紙があるため135判のようにパーフォレーションは空いていなかったと思うが、フォーマットはほぼ135と同じだった。カメラはセルフコッキングも付いておらず、うっかりすると多重露出になってしまうという原始的なものだった。

そんなものを捨てる筈がないし捨てた記憶もない。捨てていなければまだどこかにある筈だと思って深夜の家捜しになる。

同じようにねだって買ってもらったプレパラート付き顕微鏡セットとか、菓子缶にぎっしり詰まったメンコ(当時はパースと言っていた)など、どうしても捨てたという記憶がないものたちの行方が気になって頭を離れないことがある。

多分、物置きか父親の洋服箪笥の奥辺りに潜んでいるに違いないと思うのだけれど、いつもなかなかそこまで探せずに終わってしまう。
もしかしたら探し出さない方が良いのかも知れないとも思う。
ある筈とおもいつつ、記憶を暴かずにいるのが良いということもある。

« PHOTOGRAPHICA Vol.15 / 『ゼロ年代の写真 2000-2009』 | Main | 夢日記とずれる感覚 »

写真」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21097/45329564

Listed below are links to weblogs that reference ボルタ判を捜す:

« PHOTOGRAPHICA Vol.15 / 『ゼロ年代の写真 2000-2009』 | Main | 夢日記とずれる感覚 »

NAVIGATION

GALLERY


  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

Blog People

無料ブログはココログ

search


  • Google

thank you!