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June 27, 2009

オリンパスペンデジタルE-P1(OLYMPUS PEN E-P1)の実機をさわる

OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 ツインレンズキット シルバー E-P1 TKIT-SLVオリンパスペンデジタルE-P1(OLYMPUS PEN E-P1)は7月3日の発売だそうだが、既に量販店には実機サンプルが展示されており実際に手にとってみた。かなりの人気で手に取るにしても順番待ちの状況だったが、いわゆる伝統的なスタイルの筐体デザインと大きさは、コンパクト過ぎずホールディングという意味でも丁度良い感じ。以下感想。

レンズはM.ZUIKO DIGITAL17mm F2.8とズームM.ZUIKO DIGITALED 14-42mmF3.5-5.6の2本がラインナップされており、17mmはパンケーキで本体とのバランスがよい。ズームはズームリングを広角側に回すことでフラットな格納状態に出来て携行性は良いが、撮影時には広角側でも相当長くなって見た目はあまりよろしくない。

レンズを外すといきなり剥き出しでCCDが見えるのには驚く。ダストクリーニング機構が付いているとはいえ、レンズ交換時にホコリやヨゴレの付着が心配だ。こういう機構ではあまり交換はしないほうが良さそうだ。

ボディはシルバーとホワイトの2ラインナップ。銀塩では大体シルバーとブラックというのが普通だったが、女性を意識しているのだろうがホワイトというのはちょっと違和感を感じる。触った実機はシルバーだったが、そのシルバーとはサイトの写真では分かりにくいが前部がかなりのっぺりとツヤツヤした鏡面に近い仕上げで、いわゆるカメラでイメージする銀梨地の金属感というより、ステンレス鍋の表面といった質感。デジタルは光学機器というより家電に近いとよく言われるが、このツヤツヤ感は好みの別れるところかも知れない。ここはレトロにグッタペルカを貼り付けて欲しかった。

シャッターのタイムラグは思っていたほど遅くはない感じだったがAFの合焦速度はあまり速くないと感じた。電源はシャッターボタンの左にあり、電源オンではボタンの周囲が緑に光るのだが、この光で消費する電力消耗が気になった。光らせないようにカスタマイズ出来るのだろうか。小生の後ろに控えた人々の、早く触らせろというオーラを感じてそこまで確認できなかったが。

しかしこのカメラはメーカでは一眼と謳っていて、しかもミラーレスだというのだが、光学ファインダが付いていないものを一眼と言って良いのかどうかが疑問だ。どうひっくり返しても一眼のファインダーが存在しない。あるのは背面の液晶のみ。それなら普通のコンパクトカメラで光学ファインダのない、例えばリコーGX200は一眼か、という議論になる。レンズ交換式が一眼の根拠なのだろうか。これでは無眼と言うべき(そんな言葉はないが)なのではないかと訝しく思うのは小生だけだろうか。サイトの製品仕様にある、一眼なのにミラーレス、という説明はなかなか理解できない。
ホットシューに装着する外付け光学ファインダーが別売となるようだが、まさしくそれがこの矛盾を物語ってはいないだろうか。

しかしどうもサイトを良く見ると「一眼画質」という文句があって、一眼ではないが画質は一眼並、と言いたいようだ。しかしそうであれば製品区分ではっきりと一眼に分類されているのはまずいのではないか。これでは小生のように一眼なのに軍艦部がフラットなのは光学系を工夫しているのだろうと勘違いする人が出てもおかしくないと思うのだが。

予約特典としてフォーサーズマウントアダプタかメモリが付くらしいが、ここはマウントアダプタを選択するのが正解だろう。オリジナルのペンFのレンズやOMズイコーのアダプタも発売して欲しいと思う。

オリンパスペンの後継と言われればそんな気もするが、言われなければ気付かないといった感じではある。
しかし、ゴテゴテした一眼を持ち歩くのであれば、こちらの方が数段スマートなことには変わりない。
取りあえず小生の脳内ウィッシュリストには挙げておくことしようかと。

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    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


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    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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