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May 03, 2009

Stop motion、マヤ・デレン、再びブラッケージ

先日の朝の番組で、YOU TUBEで再生回数100万回を超えるコマ撮りアニメーション作品を作家とともに紹介していた。竹内泰人の「オオカミとブタ。」という作品なのだが、スチル写真をコマ撮りしてゆくというもので、なかなか斬新なのはそのスチルの内容をそれらが置かれる部屋の中と上手くリンクさせているところだろう。
http://www.youtube.com/user/dokugyunyu
それよりも、同じ作家の作品「公衆電話でぐるぐるしたかった」(上記URL)はやはりスチルをstop motionで繋いだもので独特の浮遊感覚が心地よい作品だ。

この作品を観て、伊藤高志の「Spacy」を連想した。体育館のなかで連続するstop motionの疾走感はその体育館を撮影したスチルが置かれることによってイメージが重層し二次元から三次元へと視点が目まぐるしく往復するという計算し尽くされた作品だ。伊藤高志の作品は四谷のイメージフォーラムから出ているが、10年以上前にビデオで出たものでまだ現時点でDVD化はされていないようだ。

そのまま、YOU TUBEを逍遙していたら、ブラッケージ(Stan Brakhage)やマヤ・デレン(Maya Deren)の作品が上がっていて感動した。ブラッケージの名作、「Dog Star Man」(1962)やデレンの「午後の網目」(Meshes of the Afternoon, 1943)などがその一部でも観られるとは。

In the Mirror of Maya Deren (Full) [DVD] [Import]
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=Maya+Deren&aq=f

Brakhage (Full) [DVD] [Import]
http://www.youtube.com/results?search_type=&search_query=stan+brackage&aq=f

■関連エントリ
- 月球儀通信 : ウィトキン、伊藤高志、ブラッケージ
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/04/post_809d.html

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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