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April 26, 2009

ありをりはべりいまそがり

untitled, Tokyo
Holga 120GN

随分とエントリに間が空いてしまったが、それはドリフターズの付き人、すわ親治はいまどうしているのだろうとググってみたり、健康診断を受けて打ちひしがれてみたりと小生なりに忙しかったためというのもある。そうこうしている内にそろそろゴールデンウィークが近づいてきているが、もう昨日から始まっているところもあるらしい。折からの不況でGWに絡めて社員に有給を使わせるという良い機会ということらしい。企業によっては16連休もあるとか。そういえば社会人になってから10日以上の連続した休暇というものを取ったことがなかった。これはよく考えてみると自分でも信じられない。とはいえ、最初に入社した会社は余りにバブリーな浮かれた雰囲気について行けず1年程ですぐに辞めてしまい、その後進学塾の教師や家庭教師を2年ばかり続けた後で今の通信社へ入った訳で、その間は当時言うところのプー太郎という身分で毎日休暇のようなものだったが、今と違うところはその頃はバブルが弾ける前で、まぁなんとかなるだろうという気分が世の中に蔓延していたことだ。いまの派遣村などの件も、自己責任論を振りかざす気は更々ないが、ついこの間まで自由で好きなときに働けるとファッションのような扱いでさんざん鼓舞した評論家や文化人がその責任を問われないのが不思議だ。

海外、特に欧州では国民の祝日が少ない代わりに纏めて一ヶ月休みを取るなど日本とはその意識がかなり異なるが、日本では祝日が2週間弱あって夏休みを合わせて考えれば決して少ない訳ではない。ただ、大雑把に言ってそれをばらけて取るか纏めて取るかの違いなのだが、それは単なる積算の比較ではなく気分上はまるで異なるように思う。正直いうとここら辺で節目として一年ばかり休みを取りたい気分。一体何の節目だか分からないが。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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