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February 02, 2009

蛇腹のロクナナ

富士フイルムから銀塩の中判カメラが新発売されるらしい。詳細は下記。

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0250.html

このタイミングで銀塩の新機種というのを何は置いてもまずは言祝ぎたい。
しかしこれまでの富士の中判を受け継ぐ実用一辺倒のデザインなのはどうにかならないものだろうか。蛇腹でロクナナといえばプラウベル・マキナをどうしても連想してしまうのだが、あのアヴァンギャルドでレトロ未来的(としか言いようがない)なデザインと引き比べてみるとよく言えばあのマミヤシックスやイコンタのような伝統的スタイル、悪く言えばあか抜けないという感慨もある。しかし畳むとレンズが沈胴するのは携行性と言う意味では便利ではある。蓋を光源に向ければハレーションも切れる。レンズも自慢のEBCフジノンだ。しかもこのレンズは新設計らしい。また、限定5000台という中途半端な上市の仕方も、このタイミングで発売することへの微妙な逡巡を見て取れるような気もする。

とはいえ、フイルムメーカーが発売するのだからフィルムの供給は保証されるのだろうし、このニュースから、135はデジカメに取って代わり衰退するにしても、120、220フィルムはプロやハイアマチュア向けとして逆に生き長らえるのではないかという気もする。そうとすると今後35mm判はデジタルへ収斂し、銀塩は中判へと棲み分けされるのではないだろうか。ここに来て俄然中判へと意識が向いてきた感もある。

しかし、レンズシャッターならば電子式ではなくメカニカルにして欲しかった。電池がCR2というのも今時どうか。どうせなら思い切りレトロに作るのはどうだろう。例えばプラウベルの意匠を買って復刻するとか、富士さん、やってくれないものだろうか。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : プラウベルマキナとワイドラックス
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2007/01/post_57f4.html
- 月球儀通信 : 松任谷由実/『VIVA!6x7』で6x7を想う
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/11/viva6x76x7.html

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Comments

秋頃に30万ときいて一瞬で断念していたのですが、結局、20万程度になりそうですね。とはいえ、ならマミヤ6とかマキナとか買うよという値段。
レンズは新設計ですか。GWの6x8と同じような描写だろうと自分に言いきかせていましたが、どうしても欲しくなります。

20万ですか、マキナかローライですかね。それとも程度の悪いハッセル500CMとか。もしやペンタコンなどは。キエフ66なら4,5台は買えそうですね。
私は中判と聞いて俄然ワイドローライが欲しくなってしまいました。ディスタゴン55mmは街歩きが楽しくなりそうです。程度の良いものだと20万ではきついかも知れませんが、いつか首に掛けて神保町を歩いてみたいですね。やはり時代は中判でしょうか?(笑)

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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