Flickr


  • www.flickr.com

exhibition

« January 2009 | Main | March 2009 »

10 posts from February 2009

February 28, 2009

MINOXのデジタル版

駒村商会から先週国内発売されたMINOXのデジタル版。既にライカやローライなどのミニチュアのデジタルカメラはMINOXからでてはいたが、今回はラトビアのリガ、あのWalter Zappの設計したいわゆるミノックスの流れを受け継ぐカメラだ。しかしサイトをみるともの凄くスパイ風味なのが嬉しいような痛痒いような。黒の革手袋にフラノの帽子、こりゃいかにもスパイじゃないか(笑)。

MINOX DSC Digital Spy Camera  デジタル スパイ カメラ

本家、MINOXの特設サイト。もうスパイ気分一色だ。
http://www.license-to-shoot.com/

スパイと言えば、40年代頃に子供たちの間で流行ったサンスターのスパイセットが懐かしい。消せるペンとか溶けて無くなる紙とか。あれで随分遊んだものだ。
http://homepage1.nifty.com/nekocame/60s70s/toy/spy.htm
小生が実際に買ったのはこれのもっと前のバージョンだったと思う。

2月ももう終わり

麻生内閣の支持率に関するニュースをみていると、これは低俗かつあからさまな首相イジメを連日垂れ流すマスコミの、我々の努力の甲斐あって数字がこれだけ下がりましたというような、いわば世論操作の成績表のような気がしてならないのだが、これを論拠にしてさらに行われる首相叩きとは言ってみれば究極の自家撞着ではないかと思うのだが。ことほどさように一般大衆は易々と誘導にのるものなのか。ネットを見ない有権者向けに昼の番組ではまるで睡眠学習のようにバッシングが繰り返されるのを見ていると、やがて日本は自由な発言も出来ないマスコミという一党独裁の暗黒に向かって突き進んでいるような、何かのSFのようにさえ感じてしまう。いまや最大の権力者はマスコミでありその目指す社会とは一体どんなものなのか。そしてその方向性を考えてみるだにそら恐ろしい。たしかに与党も問題が山積しているが、だからといって試しにやらせてみるという誘導に乗るのはどうなのか。それ以前に既に既存の政党という括りで語れなくなっているのが今の状況だと思うが、過去そんな安易な考えで取り返しのつかないことになり今だにその呪縛から逃れられない村山談話など思い起こせば慎重にならざるを得ない。少なくともその「マスコミの支持政党」の情報が彼らによって隠蔽されているかの如く少なすぎるのだ。本来マスコミの仕事とは適切な情報を偏ることなく提供することなのではなかったか。しかし「マスコミの支持政党」とは、いやな世の中になったものだ。

***

フィリピンの不法入国者カルデロン一家の報道、TBSのニュース23での連日の特集は異常だ。
その異常さは先に書いたので繰り返さないが、確かにのり子さんは可哀想だ。いや勿論日本から退去させられることがではない。これを人権問題にすり替えようとする特定の大人たちに「利用されて」いることこそが可哀想なのだ。一家は早く家族揃って帰国し、犯した罪を反省し、フィリピンという自分の国に誇りを持って逞しく生きていって欲しいと思う。

***

早くももう2月も終わり。時間感覚は歳を重ねる毎に加速しているような気がする。

February 24, 2009

Coyote #35 / 特集:ロバート・フランク

Coyote (コヨーテ)No.35 特集:ロバート・フランク はじまりのアメリカ

雑誌Coyoteのロバート・フランク特集号。掲載の「The Americans」のコンタクトプリントは貴重。
フランク自身のポートレートを初めて見た。


February 23, 2009

パノラマノスタルジー

ギズモードに普通のデジカメをパノラマカメラにするアダプターの記事が掲載されていたが、そのギミックとは、カメラごとその画角分を少しづつ動かして、全周をくまなく写すという、力技に近い驚くべきものだ。詳細は下記。
http://www.gizmodo.jp/2009/02/gigapan_epic.html

つまり機械任せのスティッチ写真だ。写した写真はあとで合成する仕組みだが、そのままだと巨大なデータ量のファイルが出来てしまう。上のサイトにはサンプル写真が掲載されているが、一枚でなんと2GBもある。どんな用途に使うことを想定しているのか分からないが、オバマの就任式がサンプルに使われているように、大きな式典などに使えるかも知れない。特殊なようでいて案外価格も安い。

記事で指摘されているように、すべての写真を撮り終えるまでの時間差が欠点のようではあるが、これを逆に利用するというのも面白そうだ。あのホックニーのジョイナー写真のように。

そういえば、ワイドラックスやロシア製HORISONのようなレンズが左右にスキャンするパノラマカメラも、最近刊行された南部辰雄の写真集などに使われていたりしてまた興味が出てきたが、タイポグラフィーの浅葉克巳もワイドラックスを愛用していたのを何かの雑誌で読んだことがある。すべてのコマをモノクロの六切にノートリミングで焼いた写真はなかなかセンスの良いものだった。

またまたそういえば、25年ほど前のワイドラックスのカタログにはちょうど上のオバマの就任式と同じように東京オリンピックの開会式が作例写真として使われていた。小生がこれまでにパノラマカメラがあったらと思ったことは、スイスのユングフラウに行ったとき、では全然なくて、あの大葬の礼の際に昭和天皇が多摩御陵に運ばれる際の長い葬列を目の当たりにしたときだった。どんなカメラよりもいまワイドラックスが手にあればと思ったものだった。

電子的な合成のパノラマよりも、フィルムという実存を感じさせるそれが真にパノラマと呼ぶにふさわしい気がする。

February 22, 2009

朝焼けが燃えているので

久々に衝動買いをしてしまった。もう15年ほども使っていたCDラジカセが突然動かなくなったからだ。試しにfish eyeの痛い足をかばいつつ蹴っ飛ばしてみたが、余計壊れてしまい可哀想なラジカセは敢えなく勇退となった。
コンポもあることはあるが、今となっては場所ふさぎのフルサイズで今は物置に隠居させ手軽なラジカセを使っていたのだ。

音楽がない部屋は寂しいし、かといってテレビは見るほどに空虚がつのって辛いので、代わりに手頃なプレーヤーを物色しに電機量販店に行ったのだが、ラジカセに良くありがちな丸っこいズングリしたデザインは嫌だし、出来ればBOSEのWave Music Systemのようなものが欲しいと思っていたが、なかなか思うようなものが無く、帰ろうと思ったそのとき、BOSEに酷似したiPodプレーヤが見つかった。ONKYOのCBX-Z20だ。(これです↓)

天面にiPodを差し込むと専用のスピーカシステムになる。後はCDの再生とAM,FMのみ。そもそもiPodを持っていないので最初は目が向かなかったが、CDが再生出来れば充分だ。ONKYOというのも渋い。なにより、BOSEのWave Music Systemよりかなり安い。ポイントを差し引いて実質18,000円だった。そこで衝動的に買って帰ったが、価格コムでの最安値が昨日現在22,000円程だったので随分安く買えたと取りあえず満足。音も結構良いし、場所を取らず、デザインも大人好みで落ち着いている。こういうのが欲しかったんだよ。後はiPodを衝動買いしてしまうのをいつまで我慢できるかという戦いのみ(あっさり負けそう。)

しかし、ラジカセという言葉ももう死語だ。と思っていたが、まだカセットが使える機種が結構あるのに驚いた。
(エントリの題名は細野晴臣の「終わりの季節」から拝借。)

February 16, 2009

無題

考えて見ればエントリにいちいち題名を付けなければならないというのは変な話だ。
朝起きて今日一日の題名を付ける人はいない。
「おはよう、父さんの今日の題名は、じんちょうげ、にしたけど母さんは?」
などという家庭はない。(あったらやだし。)
で、今日は無題とかにしてみたが。

谷口崇という人のアニメーションが面白い。ツボにはまると笑いが止まらない。
http://mc.adkda.net/

February 14, 2009

今日は異常になま暖かい

またアメリカで航空機事故が発生したらしい。先般のハドソン川での事故はついこの間のことだ。一度発生すると何故か連続するとこの間のエントリにも書いたばかりだが、残念ながら不安が的中してしまった。航空機事故はやはり連続するのだ。確率論はこういう偏差を説明してくれない。何事にも機運と言うものがあって、それは丁度波の山のようにそれが起こりやすいリズムがあるのではないかと思う。また来月に国際線に乗る機会があるのだが、正直こんなニュースをみるのは気分の良いものではないし、出来ることならば乗りたくない。

そう思っているところへほぼ同時に、今度はイギリスのBA機が不時着したらしい。どうしてこう連続するのか。あたかも大きなうねりのような避けがたいリズムがあるかのようだ。

***

しかし中央線の車両で放映されている漫画、「ダーリンは外国人」がつまらなすぎる。
でもなぜこの漫画なの?

***

幻冬舎アウトロー文庫が面白くて連続二冊を読んでしまった。
塚田努「だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日」
川原テツ「名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」

前者は大学院生の著者が山谷、日雇い労働者の世界に飛び込んだインサイドレポート。2005年の刊行だが、今読むとまた違った感慨も。そういえばこの間、NHKで放映された「日本のこれから」で雇用がテーマとなっていたが、そのなかで職がない、派遣が切られたという喧伝の一方ハローワークの求人倍率が介護、警備員では10倍もあるというビデオを流しておきながら、あまり突っ込んだ議論とならなかったのが不思議だった。派遣を切られて自殺をした人もいるらしい。だがもし小生が自殺を考える程に追いつめらる状況となれば躊躇無く求人のある職に就くだろう。確かに激務ではあると思うが何故これがこの番組では語られなかったのだろうか?

後者は新宿南口にあった昭和館の日々を語った人間模様。再開発される前の南口のような場所が消えてしまったのは寂しい。都市にはこういう負の場所(というべきか)がどこかに必要なのだ。

だから山谷はやめられねえ―「僕」が日雇い労働者だった180日 (幻冬舎アウトロー文庫) 名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記 (幻冬舎アウトロー文庫)

***

フィリピン少女の家族が国外退去と。本人は残留を許可されたらしいが。これについてのマスコミの報道の仕方には首を傾げざるを得ない。これではまるで日本の悪対応に被害を受けたフィリピン人一家という構図の報道だ。被害者は偽装パスポートを使って不正入国された日本及び日本人ではないのか。日本はどこかの国と違って法治国家であり可哀想だからと法を簡単に曲げられては困る。帰国が人命に関わることであれば難民という措置もあるが今回はまるで違う状況だ。そもそも違法入国をした親がこんな「可哀想な」状況を生んだのだということを報道すべきであって、マスコミは犯罪をこそ指弾すべきなのだ。少女はフィリピンでいくらでも友人が出来るだろうし、日本の友達とも永遠に会えない訳ではないだろう。
一般の会社でも海外への転勤辞令はいくらでもあるし、実は子供が友人と別れ、日本でクラブ活動もやっているので可哀想なんですと辞令を断る親もないだろう。ましてや犯罪への処置である。これを人権問題にすり替え欧米では違法入国でもこのような場合は滞在を許可しているなどという弁護士の話も、本当にそうなのかと思う。欧米諸国では移民政策が失敗に終わり今や逆の方向へ向かっているのではなかったか。
一旦ほころびが出来れば前例を以てこれを目的にした違法入国が増えることは間違いない。そういうことを知悉していながら世論誘導するマスコミは先の国籍法の際の意図的な報道無視(事後に報道する姑息さよ)など今や一般民意との乖離が激しすぎるのではないかと思う。

February 11, 2009

fish eyeに悩む日々

以前、フィッシュアイレンズを手持ちのレンズのラインナップに加えるかどうかで悩んだことがあったが、そもそもこれは特殊なレンズであって値段も高いし、使いたくなるシーンもそうそうないだろうと思い結局買わなかったのだけれど、フィッシュアイにはご存知の通り円周魚眼と対角線魚眼の2種類あって、前者はフイルム上に円形のイメージで結像し、後者はフイルム全面に結像する、究極の超広角レンズのように使える。円形魚眼はどちらかというと作品というより、雲や星空等の記録など学術用途として使われることが多いが、作品として使われることもあって、たしか富山治夫の「現代語感」にラッシュアワーの車内をこの魚眼で俯瞰してその異常な混雑を表現した作品があったと記憶しているが、どちらにしろ特殊なレンズでありその使い方は非常に難しいと思う。

で、全然話が変わるようだが、何故魚眼の話をしているかといえば、最近足の裏に魚の目が出来てしまって歩くたびに痛いからだ(また下らない話かと・・・)。こんなことは今までなかったのだが、靴の相性が悪いのか、体質が変わったのかどうかは分からないが、早速ググってみると、市販薬や皮膚科での手術、液体窒素で焼くなどの外科的措置のなかで、昔ながらの民間療法としてナスのヘタを塗るというのがあって、これが結構効くらしい。本当かどうかは分からないが、ちょっとやってみようかと。しかし毎回下らない話で恐縮です。

February 02, 2009

蛇腹のロクナナ

富士フイルムから銀塩の中判カメラが新発売されるらしい。詳細は下記。

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0250.html

このタイミングで銀塩の新機種というのを何は置いてもまずは言祝ぎたい。
しかしこれまでの富士の中判を受け継ぐ実用一辺倒のデザインなのはどうにかならないものだろうか。蛇腹でロクナナといえばプラウベル・マキナをどうしても連想してしまうのだが、あのアヴァンギャルドでレトロ未来的(としか言いようがない)なデザインと引き比べてみるとよく言えばあのマミヤシックスやイコンタのような伝統的スタイル、悪く言えばあか抜けないという感慨もある。しかし畳むとレンズが沈胴するのは携行性と言う意味では便利ではある。蓋を光源に向ければハレーションも切れる。レンズも自慢のEBCフジノンだ。しかもこのレンズは新設計らしい。また、限定5000台という中途半端な上市の仕方も、このタイミングで発売することへの微妙な逡巡を見て取れるような気もする。

とはいえ、フイルムメーカーが発売するのだからフィルムの供給は保証されるのだろうし、このニュースから、135はデジカメに取って代わり衰退するにしても、120、220フィルムはプロやハイアマチュア向けとして逆に生き長らえるのではないかという気もする。そうとすると今後35mm判はデジタルへ収斂し、銀塩は中判へと棲み分けされるのではないだろうか。ここに来て俄然中判へと意識が向いてきた感もある。

しかし、レンズシャッターならば電子式ではなくメカニカルにして欲しかった。電池がCR2というのも今時どうか。どうせなら思い切りレトロに作るのはどうだろう。例えばプラウベルの意匠を買って復刻するとか、富士さん、やってくれないものだろうか。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : プラウベルマキナとワイドラックス
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2007/01/post_57f4.html
- 月球儀通信 : 松任谷由実/『VIVA!6x7』で6x7を想う
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/11/viva6x76x7.html

February 01, 2009

奈良原一高&松岡正剛 / 『写真の時間』(planetary books18)

昨日のエントリで森永純と松岡正剛の対談本、79年工作舎発行の「プラネタリーブックス4 写真論と写心論」について触れたが、もしやと書棚を整理してみると同じプラネタリーブックスシリーズ18、奈良原一高と松岡正剛の対談「写真の時間」が左の写真のような書棚のカオスから見つかった。81年の刊行だ。(しかし汚い書棚で恐縮至極ですが・・・。ちなみに後ろは目玉おやじと鬼太郎、その横に緋牡丹のお竜こと藤純子様のフライヤーが。)

このブックレットのコピーは「気韻生動にレンズを向ける/存在と精神のための遊学テキスト」、裏表紙には「未来光の飛翔を待ち受けるスーパーアーティストのために」だ。目次は

第一談 写真的覚醒の瞬間
第二談 宇宙的光沢の凝結
第三談 気韻生動と三世実有に潜む光景
第四談 光学的未来からの恩寵
第五談 全写像的なるものへ

となっている。この松岡正剛的ボキャブラリーを目次で見るだけでかの雑誌「遊」の雰囲気が伝わってくるが、カメラ・オブスキュラから小型カメラへ、銀塩粒子から宇宙に至るまでを自在に語る対談は刺激的で面白い。
そのなかで、ちょっとした話として奈良原一高は右目でファインダを覗くという話題が出てくるのだが、知られているように人には利き目というものがあって、例えば小生の場合は左目が利き目だ。

これは手に右利き、左利きがあるように個人によって異なるが、手が右利きだからといって利き目が右とは限らない。ちなみに小生は手が右利きで利き目は左だ。従って、ファインダを覗くときは左眼で覗く。これを右にしてしまうと甚だ気分が悪い。これを簡単に確かめるには、壁に点を打ち(例えば画鋲など)、この点を両目を開けたまま人差し指を伸ばして指で隠れて見えるようにする。そのまま片目を順につぶって点が指で隠れたまま見えない方の眼が利き目だ。これは人によって右脳左脳のどちらを使っているかということに関連するという研究もあるらしい。奈良原が右目ということは左脳的ということになるのだが、これは作風からも何か説得力があるような気もする。

話が随分飛んでいるようではあるがもう少々続けると、例えば一眼レフではファインダがボディの中心にあるためどちらが利き目でもカメラを構えると顔が隠れるのだが、これがライカのようなレンジファインダーだと利き目によって撮影スタイルがかなり異なってくる。ライカの場合、裏から見てボディの左端にファインダがあるため、右が利き目の場合は撮影者に向かって見た場合、顔の半分が被写体に露出する。その際、左目を明けてその場の状況を把握しながら撮影することが出来る。一方、小生のように左利き目の場合は顔がカメラでほぼ隠れ、右目を開けてもカメラの裏蓋しか見られないことになる。これは被写体からみた撮影者の印象も違ってくるものと思うし、対象へのアプローチも厳密には違ってくるのではないかと思うことがある。

ちなみに、ライカの取説に載っている説明写真でのモデルは右利き目で、左眼はしっかり開けて対象を見ているスタイルだ。しかし総数としてはどちらが多いのだろうか。

以前、手、足、眼、脳、耳のそれぞれの左右の「利き」を調べて、左右どちらかに偏ることなくそのバランスが取れていることが良いという話を聞いたことがある。どこで聞いたのかは覚えていないが、小生の場合、手=右、足=左、眼=左、脳=右、耳=左となんとなくバランスが取れているようないないような結果となる。ちなみに、足は体を前に倒して反射的に出る方の足、脳は左右の指を組んだ時に親指が上になる方、耳は電話をする際に当てて自然な方ということらしい。これは都市伝説に近いような根拠のない話かも知れないのだが、なかなか面白い話だとは思う。しかし今回も写真の話から思い切り脱線してしまったが。

« January 2009 | Main | March 2009 »

NAVIGATION

GALLERY


  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

Blog People

無料ブログはココログ

search


  • Google

thank you!