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November 09, 2008

現場監督と易学研究

先週の日曜日、休みだというのに少々野暮用を片づけ、時間も余ったので帰り際に神田古本まつりで賑わうすずらん通りを見ながら帰ったのだが、いつもながらにかなりの人出で、戦利品を入れるのだろうか、リュックやカートを持って真剣な眼差しで棚を眺める人々が目に付いた。そんななか、古書会館裏のフリーマーケットでひっそりと売られていた泥だらけのコニカ現場監督28HGと目があってしまって頼んで見せて貰ったが、一応、動作確認をしていると店のおやじさんに「心配いらないよ、ちゃんと動くよ。ついこの間まで使ってたのを貰ってきたんだからよ。」などと追い打ちをかけられてまだ買うともなんとも言ってないのにもう片手に紙袋を用意したりしている。二言三言たわいのない話をして、結局1000円の値札がついているところを500円に値切って「救出」してきた。

コニカはもう写真事業から撤退しているが、この現場監督シリーズは工事現場で作業の進捗を記録するために特化した業務用カメラでヘビーデューティー仕様。防水は勿論、レンズ周りも金属とフィルターで保護されているなど、その目的の明確なコンセプトはいかにも道具然としていて、無骨だが頼りになる兄貴と言う感じ。28mmレンズに現場でも光が回るように大容量のフラッシュを搭載している。型番のHGはHigh Guide numberということだろう。

以前、このカメラを雨の日専用カメラとして買おうと思っていたことがあって、如何に防水仕様といっても水中では使えないだろうが、田中長徳風に言えば「プアマンズニコノス」的使い方も出来ると一目置いていたカメラだ。
今回、買って帰ったものはいかにも現場で活躍していました、というように泥だらけだったが、家の流しで使い古しの歯ブラシに洗剤をつけジャブジャブと洗って汚いストラップを外すと、満身創痍の男の肌が現れた。

そのまま易学書の原書房で久しぶりに易学研究誌を購入。なんと来月2008年12月号で休刊するとのスリップが入っていて驚いた。随分前に易学に凝っていて易書等で随分散財もしたが、以前は定期購読していた同誌も70年の歴史に幕を下ろすというのは感慨深いものがある。ブログの趣旨とは異なるので敢えて詳しくは書かないが、岳易といわれた加藤大岳門下の易学の研究誌でその道では有名な雑誌だ。岳易は著作が容易に入手できるので入りやすいしこの雑誌で実占例に触れることが出来た。しかし易の世界は広く、様々な流派の存在に気付くようになるとさらにその密林の奥深くへと彷徨いこむことになる。ちなみに同様の雑誌としては紀藤元之介主宰、実占研究会発行の実占研究誌があり、これは昭和50年代に廃刊となっているが、以前創刊から最終号までの全巻を揃いで購入していまも書棚に収まっている。休刊の記念に今年度の合本を注文しようかと思う。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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