Flickr


  • www.flickr.com

exhibition

« October 2008 | Main | December 2008 »

6 posts from November 2008

November 23, 2008

ジオラマライク+アオリの動画 / Tilt-Shift photography

大分エントリに時間が空いてしまったが、webの波間に、アオリを逆に使って風景をジオラマ風に撮る写真技法がSmashing.magazineというwebクリエイター向けのサイトに特集されているのを発見した。

- 50 Beautiful Examples Of Tilt-Shift Photography | Inspiration | Smashing Magazine
http://www.smashingmagazine.com/2008/11/16/beautiful-examples-of-tilt-shift-photography/

当ブログではこの一技法をどう表現するのかに悩んだ揚げ句、「ジオラマライク+アオリ」などとしているが、上記のサイトではtilt shift photographyと言っているようだ。tilt、shiftとはアオリのこと。本城直季もこの技法を使う一写真家として紹介されているかと思ったがどうも無いようだ。

このサイトでは様々な写真及び写真家を紹介しているが、なかでもこの技法を使った動画が面白い。まさに視覚の愉悦だ。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : ジオラマライク+アオリの写真家たち
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/05/post_c03e.html
- 月球儀通信 : ジオラマライク+アオリの写真家たち 2
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/05/_2_cd87.html
- 月球儀通信 : ジオラマに住む私たち / 本城直季 『small planet』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/05/_small_planet_5b25.html
- 月球儀通信 : ジオラマライク+アオリの写真家たち 3
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/05/_3_1d23.html
- 月球儀通信 : ジオラマライク+アオリの写真集
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2008/10/post.html

November 09, 2008

現場監督と易学研究

先週の日曜日、休みだというのに少々野暮用を片づけ、時間も余ったので帰り際に神田古本まつりで賑わうすずらん通りを見ながら帰ったのだが、いつもながらにかなりの人出で、戦利品を入れるのだろうか、リュックやカートを持って真剣な眼差しで棚を眺める人々が目に付いた。そんななか、古書会館裏のフリーマーケットでひっそりと売られていた泥だらけのコニカ現場監督28HGと目があってしまって頼んで見せて貰ったが、一応、動作確認をしていると店のおやじさんに「心配いらないよ、ちゃんと動くよ。ついこの間まで使ってたのを貰ってきたんだからよ。」などと追い打ちをかけられてまだ買うともなんとも言ってないのにもう片手に紙袋を用意したりしている。二言三言たわいのない話をして、結局1000円の値札がついているところを500円に値切って「救出」してきた。

コニカはもう写真事業から撤退しているが、この現場監督シリーズは工事現場で作業の進捗を記録するために特化した業務用カメラでヘビーデューティー仕様。防水は勿論、レンズ周りも金属とフィルターで保護されているなど、その目的の明確なコンセプトはいかにも道具然としていて、無骨だが頼りになる兄貴と言う感じ。28mmレンズに現場でも光が回るように大容量のフラッシュを搭載している。型番のHGはHigh Guide numberということだろう。

以前、このカメラを雨の日専用カメラとして買おうと思っていたことがあって、如何に防水仕様といっても水中では使えないだろうが、田中長徳風に言えば「プアマンズニコノス」的使い方も出来ると一目置いていたカメラだ。
今回、買って帰ったものはいかにも現場で活躍していました、というように泥だらけだったが、家の流しで使い古しの歯ブラシに洗剤をつけジャブジャブと洗って汚いストラップを外すと、満身創痍の男の肌が現れた。

そのまま易学書の原書房で久しぶりに易学研究誌を購入。なんと来月2008年12月号で休刊するとのスリップが入っていて驚いた。随分前に易学に凝っていて易書等で随分散財もしたが、以前は定期購読していた同誌も70年の歴史に幕を下ろすというのは感慨深いものがある。ブログの趣旨とは異なるので敢えて詳しくは書かないが、岳易といわれた加藤大岳門下の易学の研究誌でその道では有名な雑誌だ。岳易は著作が容易に入手できるので入りやすいしこの雑誌で実占例に触れることが出来た。しかし易の世界は広く、様々な流派の存在に気付くようになるとさらにその密林の奥深くへと彷徨いこむことになる。ちなみに同様の雑誌としては紀藤元之介主宰、実占研究会発行の実占研究誌があり、これは昭和50年代に廃刊となっているが、以前創刊から最終号までの全巻を揃いで購入していまも書棚に収まっている。休刊の記念に今年度の合本を注文しようかと思う。

November 03, 2008

瀬戸正人 / 『bin ran』

瀬戸正人 写真集 binran

以前エントリした瀬戸正人の写真集「binran」が先月リトルモアから刊行された。台湾の道路に点在する煽情的なビンロウ売り子の中判による精緻なポートレートだ。

YOU TUBE二題 / 口琴と関節人形

まずは久しぶりに口琴の話題。YOU TUBEに昨年に行われたと思しいHungarian Jew's Harp Festivalのライブ映像が上がっている。ハンガリーの口琴と言えばゾルタンだが、その口琴製作者、ゾルタンのご子息、アーロン氏の口琴レクチャー映像までアップされていて参考になる。日本口琴協会の直川礼緒氏の演奏は中国の三弁口琴を使った幻想的なもので、プリミティブな楽器ながらその神韻縹渺とした音色には改めて感嘆してしまう。ほか様々な個性の演奏が楽しい。

- YouTube - navrangmusic さんのチャンネル
http://jp.youtube.com/profile?user=navrangmusic&view=videos

ストリートパフォーマーの倍音ケイイチ(Byon Keiichi)氏の演奏も凄い。ベトナムの真鍮口琴「ンチャン」を使われているように見えるが、シーケンサのリズムに乗った超絶技巧に思わずトリップ。

- YouTube Byon Keiichiの検索結果
http://jp.youtube.com/results?search_query=Byon+Keiichi

* * *

もう一つは、人形製作者の、はなの氏の作品だ。自身の関節人形をコマ撮りした作品を多数上げておられる。
人形の表情のセンスがなかなか良くて気に入ってしまった。制作技法の映像も興味深い。ご自身のブログでその技法を余すことなく公開されていてつい見入ってしまう。

- YouTube - hanano001 さんのチャンネル
http://jp.youtube.com/profile?user=hanano001&view=videos

■関連サイト
- 倍音ケイイチの口琴ブログ
http://keiichi7.com/
- Yahoo!ブログ - ハナノの関節人形
http://blogs.yahoo.co.jp/supersculpey001

■関連エントリ
- 月球儀通信 : 口琴を聴きにゆく / シラギ・アーロン、長根あき
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/11/__.html

November 02, 2008

リコーのフォトギャラリーで森山大道写真展「S'」開催

先月、銀座に出来たばかりのリコーのフォトギャラリーで、12月に森山大道の写真展が開催される模様。
写真展の内容は先般刊行された「S'」で、入場無料と。
ギャラリー「RING CUBE」は晴海通り三愛ビルの9階、歴代リコー製カメラの展示等もあるようで仕事帰りに寄ってみたい。

■関連サイト
- フォトギャラリー/ RING CUBE | Ricoh Japan
http://www.ricoh.co.jp/dc/ringcube/

November 01, 2008

ダーリンは1000万人

中央線はほぼ新車両に切り替えとなっているが、稀にまだあのオレンジ色の旧車両が少しばかり残っていてこれがホームにやってくるとちょっと残念な気分になる。というのも、旧車両の座席は狭くて窮屈だからだ。それに較べて新車両は快適だ。ほんの数センチ広がっただけでかなりの効果があるようだ。おまけにドアの上には映像コンテンツまで流れている。そのなかで、漫画「ダーリンは外国人」がシリーズで放送されていていつも手持ち無沙汰につい見るともなく見てしまうのだが、外国人の夫を持つ作者の作品で単行本も版を重ねる人気の漫画だ。

しかしいつもちょっとした違和感を感じてもいる。それは何故この作品を選んだのだろうかということだ。漫画の内容は国際結婚した作者が生活の中で感じる異文化をほのぼのとしたエッセイに纏めたものだ。しかしその内容が時折かなり鼻につくことがある。
それはどうも日本人はこれからの異文化交流をこういう風にやりなさいというような意図を裏に感じてしまうからだ。

さらに言えば、これから日本に増加するであろう外国人との共生の心構えをこの漫画でいまのうちに学んでおきなさいというなにかの布石のような気味の悪い力を感じてしまうのだ。一部の自民党議員、さらに民主党は党是として今後50年間で日本の人口の10%に当たる移民1000万人を受け入れるという案を推進している。この計算では10人に一人の割合で外国人が住むことになる。一体その外国人とはどこの国の人たちなのか。その殆どは隣国から来ることになるのだろう。反日教育にどっぷりと浸かった人々だ。どんなことになるのかは今年長野で行われたオリンピックの聖火リレーで起こったことを見れば予想がつく。この内容をマスコミは意図的に全く報道しなかったが、ネットにはそこで何があったのかを知ることが出来る映像がいくらでも転がっている。

そもそも一般的に考えても言語習慣を異にする人同士が共生するのは難しい。これは特別に日本人が不寛容だからではない。他国と地続きで歴史的にも紛争の絶えなかった欧州でさえ、移民を安易に受け入れたことで取り返しのつかないことになっているのを見ればどこの国でもいかにそれが難しいかが分かる。殊更日本人に国際化意識が欠けているなどということではないのだがそれを煽るような論調には首を傾げるし、多文化共生などという絵空事には疑問を持つべきと思う。その意味でドイツ、オランダなどの事例を事実を隠すことなく見極めて議論を深める必要があるし、まずは国内での高齢化や失業率への施策を充分に検討することが先ではないのかと単純に思うが、この議論はそれを抜きに飛躍しすぎているとしか思えない。

ことは空想するように簡単には行かないものだ。これを進めればお互いが結果的に辛酸をなめることになるのは明らかだろう。この漫画にしたところで、このダーリンの思想的信条は別としても、それが公共の場で、ある意図を以て流されるということが杞憂ならば良いというだけのことなのだが。

« October 2008 | Main | December 2008 »

NAVIGATION

GALLERY


  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

Blog People

無料ブログはココログ

search


  • Google

thank you!