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5 posts from October 2008

October 26, 2008

ジオラマライク+アオリの写真集

江ノ電ミニチュア散歩 (三才ムック VOL. 216 鉄道ミニチュア散歩シリーズ Vol. 1)

以前、アオリを逆に使って被写界深度を浅くし実際の風景にまるでジオラマのようなミニチュア感を出した作品を発表するさまざまな写真家についてエントリしたが、日本では最近、本城直季の作品でこの写真技法が知られるようになった。以前のエントリには著名な写真家のブログからリンクを貼って頂いたようで有り難い限りだが、もとよりそのブログの写真家の仰ることに異論がある筈もなく、本城の仕事はまさに評価に値することは言うまでもない。

そんななか、最近三才ブックスという出版社から発売された「江ノ電ミニチュア散歩」という鉄道趣味人をターゲットにしたと思しき写真集はまさにこの技法を使ったものだ。いわば逆アオリ(アオリの本来の用法の逆手を取っているという意味で)で撮影された街並みのミニチュア感が凄い。鎌倉の大仏が、そのまま土産物店で売っている置物のそれのようにしか見えなかったりする。周囲の木々もフォーカスから外れて、ジオラマ用の部品さながらだ。副題をみると今後シリーズ化されるようで小生には鉄道の趣味は全くないが次が楽しみだ。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : ジオラマライク+アオリの写真家たち 3
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/05/_3_1d23.html
ここから前の記事を辿ることが出来ます。

October 25, 2008

神経衰弱の日々


from the canal, Amsterdam

毎朝、神経衰弱の所為でなかなか家を出られない。朝の忙しい時に体が凝然として動けなくなってしまう。じっと一点を見つめながら頭が真っ白になってしまい、ふと気がつくと五分ばかりも経っていたりする。一体どうなってしまったのか。

といっても何か悩みがあるとか鬱病だとかではなく、つまりは靴下だ。ユニクロの4本千円前後の黒をいつも買っているのだけれど、何回か洗濯している内におろした時期によって微妙に色合いやくたびれ方が変わってきて、この色あわせをするのに時間がかかってしまう。つまりこれ、毎朝、ひとりでトランプの神経衰弱をしているようなものだろう。これがなかなか難しい。これとこれだ、と思ってもよく見ると織りのウネの微妙な具合が違っているとか、かかとの部分の弱り具合が別物だったりする・・・、と下らない話で失礼致しました。でもかなりの人が小生と同じように朝悩んでいるのではないかと思うのだけれど、自分だけですか。しょうもないエントリ。


おまけ。ICレコーダーを買ったので生録を試してみた。
英語のアナウンスはクリステル・チアリ、クロード・チアリの娘さんだそうです。

October 12, 2008

残高不足とロス疑惑の思い出


Antwerp, Belgium

昨日、真夜中にカードの引き落とし口座の残高が足りず今月分の決済がもしや出来ていないのではないかとふと思い至ってベッドから跳ね起き、財布のATMのレシートを確認したが、案の定、残高が殆どゼロだった。以前は給与が振り込まれていたこの口座も、いまは違う口座に替わっているので、放っておくと減る一方となり気をつけていないと残高が足りなくなる。やはりそうだったか・・・。脳裏にクールポコが小生に向かって、やっちまったなぁと叫ぶ映像がよぎり、ろくに残高管理もできない男がいたんですよ、という片割れの顔まで思い浮かべる始末。

それが深夜のことではあったが、カード会社の電話サービスが二十四時間対応だったのを思い出してしつこいが真夜中ではあったものの電話した。休み明けに振り込んで下さい、それまでは一時的にカードが使えなくなっていますが振り込み日の夜中に決済を確認して翌々日からカードが使えます、それまでの一週間分の利息は後で請求します、では・・・という事務的かつ要領を得た口調でしゃべりまくり、そのまま電話を切られそうになるのを押しとどめて、是非そうします、朝イチでそうさせて頂きます、が、ちょっと確認なのですが、この一時的にも決済できなかったという記録は個人的な信用記録として残りますか、つまりこの内容がクレジット業界や銀行などへ流れて今後ローンを組む時などに不利な情報として影響がありますか、との小生の質問に、半ば笑いながら、お客様の場合、今までこういうことはなかったですし、今後連続して残高不足にならなければ社内記録だけで直ちにそういうことはありません、との返事で多少安心したが、もうこんなリスクがあるのならばもうこの口座のカードは解約してメインの銀行でカードを作った方が良いかも知れないと思った。危ない危ない。今後、このブログが突然消えたら、それは小生が死んだか残高不足でniftyを退会になったかのどちらかですので、いまから宜しくお願いしておきます。しかしこんな恥ずかしい話をエントリするなという感じではありますが。

*  *  *

ロス疑惑の三浦和義氏が自殺したとのニュースには驚いたが、それで思い出したことがある。事件が起こった81年当時、多分その翌々年頃に三浦本人の著になる疑惑否定本と、ロス市警のジミー佐古田の書いた三浦が犯人であると主張した本がほぼ同時に出版されて、神保町の三省堂でその二冊が山積みに並べてディスプレイされていたことがあって、当時学生だった小生は友人と、この出版の仕方はあざといよね、出版社は違うが絶対両社タイミングを合わせたよね、などと話しながら手にとった瞬間、強烈なライトとテレビカメラが小生を襲い、マイクを握ったレポーターに「この事件どう思いますか?」などと唐突にインタビューされたのだった。何を話したのかはよく覚えていないが、事件のことはどうあれ、こんな出版のしかたも含め、マスコミが事件をエンタテインメント化しているのに違和感を覚えるなどと分かりもしないのに言ったらしい。その夜、局は忘れたが放送に使われたらしく、翌日別の友人から見たと言われて赤面した。余計なことに「なんか馬鹿っぽかった。」と感想まで言われて「馬鹿で悪かったね。」と返しながらヘコんだ。こんな小生とも因縁浅からぬ三浦氏が(全然関係ない・・・)、その二十何年か後にこんな結末を迎えるとは。しかし事実は小説より奇なりを地で行く事件の顛末。

October 06, 2008

『森山大道 「サンパウロ、路上にて」』

森山大道「サンパウロ、路上にて」

渋谷のアップリンクで森山大道を取材したドキュメンタリー作品、「サンパウロ、路上にて」が上映される。サイトに拠れば、10月26日から計4回、上映及びトークショーが開催されるらしい。トークショーのゲストは現時点で未定とのこと。内容はアップリンクのサイトに詳しいが、2007年にブラジルのサンパウロを訪れた森山の撮影から暗室におけるプリント作業までを取材、ロングインタビューを付したものとのことだが、特に暗室作業については非常に興味を惹かれる。独特の黒の滲みは引き伸ばしレンズの前に紗を掛けているものと勝手に想像しているのだが、これを是非確かめてみたい。そんなシーンが出てくるかどうかは分からないが、随分以前、まだケミカルをやっていた時に真似をして油を塗ったフィルタだのストッキングだのをいろいろと試してみたことがあるが上手く行かず、結局やはりセンスの問題とよく理解できたのだけれど、当時学生だった小生は月光の4号を押し気味にしてフィルタを掛けるというのが森山調と勝手に解釈していたりした。小生のことはこの際どうでも良い訳だが。

調べてみると作品はほぼ同時にDVDで発売される。amazonでも既に予約を開始している模様。しかも予約時点で二割以上の値引きとなっている。発売は11月7日。渡辺聡監督、2008年、60分。アップリンク。

森山大道「サンパウロ、路上にて」
森山大道「サンパウロ、路上にて」

October 02, 2008

次は高円寺、降り口は右側です

例によって題名は全然関係ないが、しかしもう十月とは。そういえば昨日は都民の日だったが、都内の小学校ではこの日は休日になっていた。いまもそうかは知らないが、その何日か前に小生の通った小学校ではカッパのバッジという金属製のピンバッジを生徒に売っていた。確か一個50円位だったと思う。小生は毎年、そのデザインが変わるので楽しみにしていたが、実際かなりの子供が買っていた。何故かといえばこのバッジを持って行くと都内の遊園地の入場料が都民の日に限りタダになったからだ。これは親に連れて行ってもらう良い口実になりもしただろうと思うが、大抵は子供だけで遊びに行った。小生もこれで豊島園に行った記憶がある。母親と一緒だったかも知れないのだが良く思い出せない。残念ながらいまでは既に廃止になっているようだ。思いついて机の中を探したが一つも出てこなかった。

メラミン混入で政府は水際での検査体制強化の指示を出しているらしいが、実質業者の内部調査にその大方を委ねるようなやり方をまだしているのかと嘆息。学習効果という言葉を知らないのだろうか。今日、また菓子に混入発覚の報が。何故、禁輸措置を取らないのか。周辺国、欧州等はすぐさま全面禁輸の発令を出しているというのにまたもや気味の悪い力が働いているようだ。良識を寄ってたかって潰すマスメディアは目に余るが、その思想偏向ぶりはまるで日本はどこかの国の自治区であるかの様相。もし政権交代となればさらに拍車がかかり自治区などという言葉が冗談では無くなってくるだろう。

そんなことを考えながらシャッフルで聴いていた曲が、水中、それは苦しいの「安めぐみのテーマ」にさしかかったが、このしょうもなさの徹底が返って清々しい位の曲なんだけれど、そういえばテレビの深夜番組「あらびき団」に水中が出演していたらしいのを後から知って歯がみした。そんな十月の始め。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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