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April 18, 2008

やくざ坊主と錆朱色

4月とは思えないほどの長雨にうんざりするこの頃、晴れない気分で乗る通勤電車内は只でさえ満員でストレス度が高まっているところへ咳、くしゃみなどを憚りもなくまき散らす非常識な輩、もちろん出物腫れ物とはいうが、口に手も当てず車内を自分の部屋のごとくに勘違いするうつけ者には紋次郎に頼んで錆朱色の長脇差(ながどす)でみぞ落ちの辺りをさっと払ってもらいたいものでござんす。

というのも最近電車の中で笹川佐保原作、光文社文庫版の木枯し紋次郎シリーズを読むのが日課となっていて、こんな雨の日は手に持つ傘も長脇差に見立てたりして。

しかし大菩薩峠とか徳川家康とかを車内で読むオヤジにだけはなりたくなかった訳だが(面白いんだけど)、剣客商売とか紋次郎を熟読する小生はもう立派な・・・いや、最近車内で驚いたのは、二十代半ばと覚しきうら若き女性が官能小説をカバーも付けずに読んでいたのを目撃したことなんだけれど、満員の車内ではかなりのインパクトがあった。これには友人との間で諸説あって、あれは新人編集者でこれから原稿を取りに行く前に一応作家先生の作品を読んでおく必要があったからとか、大学院でセクシャリティを研究する院生なのだ、修論のタイトルは「官能小説の社会学的認知と性差」で熟読するフリをしながら実は我々の反応を観察しているのだとかのどうでも良い話を荻窪の喫茶、邪宗門だったかで推理したりしたが、単純にああいうジャンルは少なからず女性の需要もあるのかも知れないと思った。しかしなんでカバーをしないのか??ものすごいタイトルと表紙デザインなんですけれど。

いそいそと借りに行った93年の映画「帰ってきた木枯し紋次郎」がなんと貸出中で茫然自失し脱魂状態のまま、代りに勝新太郎の「やくざ坊主」(1967)「続やくざ坊主」(1968、共に大映)を借りて観る。来週こそはリベンジ。

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