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March 24, 2008

シモンとホルガと野良猫ロック

一昨日観た映画「自虐の詩」が予想に反してというか予想通りというかの出来で早々に返却したが、最近中谷美紀は不幸な役どころばかりでこの分だと次作はどれほど不幸なのかだけが楽しみではあるのだが、その新宿TSUTAYAで若松孝二の「胎児が密漁するとき」(1966年)を借りようか最近DVDが出揃ったシリーズで未見の「野良猫ロック 暴走集団’71」(1971年)にしようか散々迷った揚げ句、結局借りずに向かいの紀伊国屋画廊で開催中のエコール・ド・シモン人形展へ流れた。先日エントリした唐十郎主演の映画版「銭ゲバ」(1971年)がそもそもビデオ化されていないのが判明して打ちひしがれた(笑)というのもあるが。さて毎回紀伊国屋で開かれるこの展覧会を観る度に、生徒の作品と師匠たる四谷シモンの作品の歴然としたクオリティの違いに、いつも一体何がこの差を生み出しているのかを思ってしまう。勿論当たり前のことに違いはないが、それは多分、止むに止まれぬ表現の欲求がついに形をなしたものを、その技術のみを以っては超えられないということなのだろうと思う。例えば写真家の蜷川実花のワークショップで蜷川調の写真を制作した生徒の作品があるとすれば、それは単に蜷川作品になってしまっているに過ぎないのと同じことだ。いや少々ずれた比喩になってしまったかも。

その後、二丁目のギャラリー蒼穹舎へ寄り村上雄大という写真家の作品展に流れたが、それは岡山の農村風景をホルガで撮影した作品だった。ノートリミングで、時折強く光線漏れした10cm角ほどの作品は、のどかで気持ちの良い微風に頬を撫でられているかのような妙に気分に合うものだった。PlaceMを経由して帰宅。

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Comments

今晩は。
「野良猫ロック」は雑誌HOTWAXにて色々と新しいことを知りました。
作中の挿入歌が著作権の問題で梶芽衣子の妹の歌うものが外されたり、、等々、仮面ライダーごっこに興じる小学生だった私には興味深いものでした。

ところで、大変勝手ではありますがこのブログの一ファンとしてリンクさせていただきました。
事後連絡で甚だ申し訳ありません。失礼に当たることですいません。

こんばんは、HOTWAXは毎号出る度に買いたくなってしまいますよね。梶芽衣子特集は私も欲しいと思っていました。黒い帽子姿の表紙が良いですね。
リンクを頂いたとのこと有り難うございました。失礼なんてとんでもないです。身に余る光栄です。こちらも後ほどリンクをさせて頂きますのでこれからも宜しくお願いいたします:)

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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