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12 posts from March 2008

March 26, 2008

昭和30年代の東京 / goo地図

地図サービスのgoo地図に昭和30年代に撮影された東京の航空写真が現在の地図と重ね合わせて見られるサービスを開始したとのことで早速見に行ったが、例えば有楽町付近では現在東京国際フォーラムがある場所に都庁があって、マリオンには朝日新聞社と丸い形の日劇がみえる。

神保町付近はそう大きく変わっていないが、ニコライ堂から太田姫稲荷を抜けて駿河台を下り、靖国通りを神保町交差点方面へと当時の学生気分でスクロールするのはなかなか楽しい。
拡大も可能で、それに現在の地図を重ねられるので見当が付けやすい。
この航空写真の撮影は昭和38年(1963年)にされたということで、東京オリンピック直前という高度経済成長の入り口といった時代だ。自動車や神田川に浮かぶハシケまで撮されていて楽しめる。
goo地図から古地図タブをクリックすると見られる。今のところ東京23区のみとのこと。

Yahooでも同様のサービスを開始しているが、こちらは他のコンテンツを合わせて有料会員向けのサービスとなっている。

March 24, 2008

シモンとホルガと野良猫ロック

一昨日観た映画「自虐の詩」が予想に反してというか予想通りというかの出来で早々に返却したが、最近中谷美紀は不幸な役どころばかりでこの分だと次作はどれほど不幸なのかだけが楽しみではあるのだが、その新宿TSUTAYAで若松孝二の「胎児が密漁するとき」(1966年)を借りようか最近DVDが出揃ったシリーズで未見の「野良猫ロック 暴走集団’71」(1971年)にしようか散々迷った揚げ句、結局借りずに向かいの紀伊国屋画廊で開催中のエコール・ド・シモン人形展へ流れた。先日エントリした唐十郎主演の映画版「銭ゲバ」(1971年)がそもそもビデオ化されていないのが判明して打ちひしがれた(笑)というのもあるが。さて毎回紀伊国屋で開かれるこの展覧会を観る度に、生徒の作品と師匠たる四谷シモンの作品の歴然としたクオリティの違いに、いつも一体何がこの差を生み出しているのかを思ってしまう。勿論当たり前のことに違いはないが、それは多分、止むに止まれぬ表現の欲求がついに形をなしたものを、その技術のみを以っては超えられないということなのだろうと思う。例えば写真家の蜷川実花のワークショップで蜷川調の写真を制作した生徒の作品があるとすれば、それは単に蜷川作品になってしまっているに過ぎないのと同じことだ。いや少々ずれた比喩になってしまったかも。

その後、二丁目のギャラリー蒼穹舎へ寄り村上雄大という写真家の作品展に流れたが、それは岡山の農村風景をホルガで撮影した作品だった。ノートリミングで、時折強く光線漏れした10cm角ほどの作品は、のどかで気持ちの良い微風に頬を撫でられているかのような妙に気分に合うものだった。PlaceMを経由して帰宅。

March 22, 2008

『prints21 / 特集 四谷シモン』

prints (プリンツ) 21 2008年夏号 特集・四谷シモン [雑誌]
季刊誌「prints21」の2008年夏号が特集四谷シモンと題して今週2008年3月26日に発売されるようだ。
篠山紀信による作品写真や楳図かずお、佐野史郎、恋月姫などからの寄稿、展覧会データと作品リストから澁澤龍彦、金子國義、内藤ルネ、唐十郎など四谷と縁のあるアーティストたちまでを網羅したもので是非入手したい一冊。表紙は若き日の四谷のポートレートとなっている。

March 21, 2008

土田ヒロミ / 第27回土門拳賞に

20日、毎日新聞社の主催する2008年土門拳賞に土田ヒロミが先般写美で開催されていた「土田ヒロミのニッポン展」で受賞した。2000年の金村修など当時若手に贈られた例もあるが、直木賞に例えられるように既に実績のあり第一人者と言われる写真家に贈られることが多い。ちなみに82年の第1回受賞者は三留理男、その後民俗学者としても著名な内藤正敏と続いて、95年の鈴木清、97年には須田一政らが受賞している。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : 小栗昌子『百年のひまわり』と土田ヒロミ『俗神』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/02/post_1e92.html
- 月球儀通信 : 写美で写真展『土田ヒロミのニッポン』開催
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2007/12/post_7dab.html

March 20, 2008

ジョージ秋山『銭ゲバ』再読

いま仕事の関係も多少あって日本の戦後写真史をまとめているのだけれど、これは自分のための整理という意味合いもあり、その過程で小さな発見も少なからずあってなかなかに楽しい作業だ。そんななか、気晴らしに古瀬戸で一向に進む気配のない城戸真亜子の壁画を眺めながらお茶をして、その後三省堂へふらりと寄ったが、そこでジョージ秋山の「銭ゲバ」が文庫で出ているのを発見して懐かしくなり、思わず上下巻を買った。

銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)ジョージ秋山といえばビッグコミックオリジナルの「浮浪雲」だけれど、小生にとっては「デロリンマン」であり「銭ゲバ」であって、特に銭ゲバは小学生にとってはなおさらのことトラウマになるような強烈なインパクトがあった。もちろん筋書きは覚えていなかったが、冒頭、病身の母親と醜い一人息子の蒲郡風太郎、通称銭ゲバを気遣う近所の青年を恩を仇で返すようにシャベルで撲殺して埋めるシーンの衝撃は、いま再読して忘れていた記憶が引きずり出されるような、当時の自分の心の動きをそのまま体験したような気がした。

それも子供には良くないと思ったのだろうと思うが読んでいる途中で親から当時掲載されていた少年サンデーを取り上げられた記憶まであって、いや、その記憶も73年頃に入院中だった時のような気もするがしかしそれでは年代が合わないのでかなり怪しいものではあるのだけれど。・・・そんな話ばかりで申し訳ありません、なにせこのサイトの副題が「記憶の現像行為」なもので・・・。

その後、それこそ銭のために何人もの人を殺しつつ自身の破滅に向かって突き進んでゆく筋書きはなかなか読ませるものがある。最後のシーンはドラマチックで衝撃的だ。これは実写でドラマ化したら面白いのではないかとも思ったが、果たして作品の発表年と同じ1970年に映画化されていた。

蒲郡風太郎に唐十郎、その少年時代を雷門ケン坊が演じているのは懐かしい。父親を殺され復讐のために敢えて銭ゲバの子を宿す兄丸三枝子に緑魔子、正体に気付き早々に殺され埋められる新星を名優岸田森が演じているのもなかなか。DVDは残念ながら出ていないが、今度ビデオを捜してみよう。

同じ幻冬舎文庫で「アシュラ」も出ていてこれも買ってしまいそうだ。

■関連エントリ
-月球儀通信 : 銭ゲバとゲバゲバ90分 
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2009/01/90-c496.html
松山ケンイチが銭ゲバを演じるそうです。
さよなら(初回限定盤)(DVD付)

March 14, 2008

写美友の会『eyes』57号 / 森山大道インタビュー

恵比寿の写美、東京都写真美術館には友の会という制度があって、年会費2000円也を払うと常設展や企画展が無料か割引になったり、ショップのグッズが5%引きになるなどの特典がある。

その友の会会員向けに発行される会報「eyes」の57号では、今年2008年5月に開催される企画展「森山大道レトロスペクティブ1965-2005/ハワイ」をテーマに森山へのインタビューが特集されている。

そのなかに最近の作品であるハワイに言及して、「そこにいざなう1本の記憶を辿っていった先に用意されていた場所」という言葉があって初期の作品「遠野物語」へのアプローチを連想してしまった。

この友の会は上野のトビカン、東京都美術館や庭園美術館など都立の他の美術館も割引になるし、年に2,3回以上美術展を見に行くのであれば充分ペイするので少々高いような気もするが実はかなりお得だ。しかし、会員向けのこの小冊子がもう少し充実したものであれば言うことはないのだが。

March 10, 2008

Clara Rockmoreとテルミン学習帳

Clara Rockmore's Lost Theremin Album

もう何でもありの月球儀通信ですが・・・、今日、三省堂で「テルミン学習帳」というかわいい本を見つけて、そういえば学研の「大人の科学」でテルミンが出ていたなと思い帰ってからネットを散策。

クララ・ロックモア(Clara Rockmore)は最古の電子楽器テルミンの伝説的奏者だそう。まるで前世紀の見た未来の夢のような音色がこのサイレント映画のような古色蒼然としたジャケットに妙に合っていて、今晩夢に見そうな気配まで。背景を知らずとも間違いなくジャケ買いしてしまいそうだ。

■YOU TUBE: Clara Rockmoreの検索結果

テルミンの誕生の背景についてはこの楽器を発明したレフ・セルゲイヴィッチ・テルミンを題材とした映画「テルミン」(1993年)の公式サイトに詳しいが、このサイト、Flashで作られた擬似テルミン演奏ができるページがあって楽しい。仕事中にアクセスすると思わぬ音色が出てこっぱずかしい思いをするのでお気をつけ遊ばせ(実証済。)

■『テルミン』~THEREMIN,AN ELECTRONIC ODYSSEY~ 映画「テルミン」の公式サイト
http://theremin.asmik-ace.co.jp/

テルミン学習帳 大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (Gakken Mook)

March 08, 2008

すずらん通りで鬱金色

最近、昨日食べたものがなにかをすぐには思い出せないという由々しき状況になってきてこれは若年性ボケの始まり?いや若年性が余計だとかのツッコミは無視しても、ブログで食べたものを記録して行こうかと思ったが、思い出して並べてみると、キッチン南海でカレー、共栄堂でカレー、ランチョンでシメにカレー、エチオピアでカレー、そして富士そばでカレーセットなどと並んで我ながら驚いてしまった。これでは余り記録の意味がないのであっさりやめたが、もう体がインド風味というかターメリック中毒というか、その前にこれからは食事のバランスには気を付けようと思った次第。

すずらん通りの三省堂並びに小川町にあった美術古書のボヘミアンズ・ギルドが移転して昨日開店となっていた。
相変わらずの美術書の充実ぶりで、映画関連古書の揃えもよくてこれからは巡回がしやすくなった。すずらん通りには以前作家の逢坂剛の事務所が入っていた古いパーキングビルがマンションになって、その1階に何が入るのかを見守っていたが、結局コンビニが入ってしまい失望した。小宮山書店裏の古書店2件もとうの昔に無くなっていまは駐車場になってしまって、こうやって書店が櫛の歯が抜けるように無くなってゆくのが寂しかっただけに、まずは嬉しいできごとだ。

先ほどの食事の話ではないけれど、新しく店ができたりするとその前になにがあったかということもすぐには思い出せなかったりする。毎日のように見ている景観なのだけれど、店が入れ替わってしまうと不思議とそうなるのは何故なのだろう。やはり・・・。大人のDSトレーニングでもやらなければ駄目かもと。

March 04, 2008

『AERA MOVIE ニッポンの映画監督』

AERA MOVIE ニッポンの映画監督 (AERA Mook AERA MOVIE)

AREAのムック本。映画監督を軸に邦画の現在を俯瞰した一冊。
観損ねていた作品や、普段レンタル店で目に入りながらも気に留めていなかった作品でこの本から観たくなったものがいくつかあった。青山真治、黒沢清、三池崇史へのインタビューと西川美和、山下敦弘の対談を掲載。
但し、例えば若松孝二などの名はない。比較的若い世代の監督を中心にした編集なのだが、60,70年代の邦画ファンとしてはこのコンセプトで戦後辺りから纏めたものが欲しくなった。

March 03, 2008

終わりの季節

最近、アクセス解析でリンクの形跡がないのにリンク元として表示されるサイトが増えているようだ。いわゆるリファラスパムだが、二、三年前に流行ってその後なりをひそめていたのに、また増加の兆しだろうか。

リファラスパムは、リファラを偽装して逆リンクランキングなどに自サイトを表示させSEO効果を高めようとする迷惑行為だが、最初はリンク元を辿ってもこのサイトへのリンクが見つからず、不思議に思ったものだ。
このブログのように、逆リンク表示をしていないところにそんなことをしてもしょうがないとは思うが、おそらく無差別大量に送りつけているのだろう。

アクセス解析で見慣れないサイトがあったらそれはリファラスパムかも知れないので、踏まないようお気をつけ下さい。

(題名は記事に全然関係ありません。)

March 02, 2008

『土方巽 絶後の身体』

土方巽絶後の身体

先月末に刊行された土方巽の評伝。稲田奈緒美著、日本放送出版協会刊。
以前、妻であった元藤燁子の著になる「土方巽とともに」(1990年、筑摩書房)を読んでいたが、ノンフィクションとしての著作はいままで刊行されていなかったこともあって注文。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : ウイリアム・クライン、大野一雄、土方巽
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/10/post_437e.html
- 月球儀通信 : 『美貌の青空』『土方巽 夏の嵐 』 / 土方巽 
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/03/__6.html
- 月球儀通信 : 大野一雄 / 生誕100年
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/10/post_2.html
- 月球儀通信 : 大駱駝艦・麿赤兒 / 『裸の夏 THE NAKED SUMMER』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2008/01/post_82dc.html

March 01, 2008

忘れていた朝

しばらく前から台所の流しの蛇口から水が漏れるようになって、というかきつく締めても完全には止まらず、ポタポタと水滴が落ちるのに気づいていたが放っておいた。
しかし、次第にそのポタポタの間隔が縮まって、さながらアンダンテからアレグロへと進むにつれて放っておけなくなり、それまでどのみち洗いものに使うのだからと洗い桶で漏れる水を貧乏くさくも溜めていたが、昨日の朝、出がけの忙しい時ではあるが我慢できずにパッキンの交換をしようとようやく重い腰をあげた。

しかし蛇口の特殊な形状からその方法が分からず、ネットを検索しようやく外し方を探し当てて10分、無事交換したのだけれど、この朝の10分は致命傷で、仕事場には急な家事で少々遅れます、とケータイからメールを入れておいた。出社するとみな「大丈夫か?!」と血相を変えていて一体何事かと思ったが、よく見るとメールの家事を火事と誤変換していた。殆どがそんなことだろうと分かっていたみたいだけれど。ボヤではなくボケだったという嘘のようなお話。お騒がせ致しました。

***

九段下から神保町へ向かい、三省堂で写真集をみてから店を出ると、入り口でCD販売のワゴンがあって、ユーミンの「海をみていた午後」が流れていた。歌はユーミンではなく山本潤子のカバーだ。

71年に「翼をください」が大ヒットした赤い鳥時代の山本と、これも赤い鳥のナンバー「忘れていた朝」を坂崎幸之助と歌う最近の山本をYOU TUBEで交互にみながら、この人は歳を取るにつれて歌声が磨かれて行くタイプの歌手だと思った。失礼ながらもうすぐ還暦のお歳とは到底思えない透明感。あの声質は聴いていて本当に気持ちいい。

■YOU TUBEの検索結果「山本潤子」
- http://jp.youtube.com/results?search_query=%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%BD%A4%E5%AD%90

GOLDEN☆BEST CD&DVD THE BEST ハイ・ファイ・セット(DVD付) J’s

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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