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January 15, 2008

山内道雄 / 『Tokyo』 in 蒼穹舎ギャラリー

先頃移転し新たにギャラリーを併設した蒼穹舎の第一回企画展、山内道雄「Tokyo」を観に行った。
移転といってももとのPLACE Mとはほんの1ブロック先の至近距離だ。

新宿南口で降りてTSUTAYAに寄り先日借りた「松本俊夫実験映像集Ⅱ」と大和屋竺「荒野のダッチワイフ」の二作を返却してから新宿御苑方面に歩いていると上空にぽっかり飛行船が浮かんでいるのが絵になりそうな予感がして、いつも携帯しながらなかなか出す機会のないカメラを取り出したが、電源を入れると「カードが入っていません」と無情な表示が。午前中にカードを抜いてPCに差していたのをすっかり忘れていた。そんなこんなで。

  * * *

強烈なコントラストで焼かれたストリートスナップは、広角でおそらくすれ違いざまの一瞬になされ、その刹那に垣間見える都市の亀裂を確認することで対象と切り結ぶかのようだ。全てをノーファインダーで撮られていると思っていたが、写真に映り込んだ写真家の影をみるとファインダで構図を決めているのがわかる。モノクロ半切24葉。会期は1月25日まで。
同時にRAT HOLE BOOKSより写真集、「YAMAUCHI Michio 『TOKYO UP CLOSE』」が発売されている。

丁度ギャラリーではかの森山大道さんが談笑しながら開け放った窓に向って煙草を吸っておられるところだった。
その後、PLACE Mへ移動してから神保町へ帰り、しなくても良い仕事を二、三してから久しぶりに髪を切った。

■関連サイト
- WEB 蒼穹舎 - ギャラリー 山内道雄写真展
http://www.sokyusha.com/gallery/20080110_yamauchi.html
- ラットホール ギャラリー|RAT HOLE GALLERY
http://www.ratholegallery.com/index.html

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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