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January 27, 2008

大阪万博のステレオビューア

この間、部屋の掃除をしていたら箪笥の奥に懐かしいものを見つけた。その存在をすっかり忘れていたので思わぬ再会に胸がときめいてしまった。それは父親に貰った大阪万博土産のステレオ写真ビューアで万博の風景が収められたポジを後部に付いているノブで巻き取りながら見るおもちゃなのだけれど、両目で覗くとかなりの立体感で当時小学生に上がったばかりの小生(歳がばれる)がその面白さにもう何度も繰り返し見たものだ。しかしこんなところにあったなんて。


両目で覗くと圧倒的な立体感が。後ろのノブで画像を巻き取る機構。採光は上の乳白色の部分から。



会場全景。右のほうに岡本太郎作「太陽の塔」が見える。


南茨木から会場までは今でも現役で走っているモノレールで。


そういえばこんなパビリオンがあったな。


太陽の塔の前の広場で行われたアトラクション風景。

ステレオ写真は赤瀬川原平などが10年以上前に脳内リゾート計画などと称して一時盛り上がりの機運を見せたが、なかなか定着しなかった。もっと古いところでは朝日ソノラマ写真文庫の島和也「ステレオ写真入門」などの文献があるが、これは随分前から捜しているもののいまだに入手出来ていない。
ペヨトル工房から刊行されて現在はこれも絶版の「ステレオ 感覚のメディア史」(94年)はステレオ写真の原理からその周辺までを纏めたステレオ文献としては数少ない一冊だが、現在入手は難しいようだ。


■関連エントリ
- 月球儀通信 : またまた学研さんがやってくれました
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/12/post_698f.html

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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