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5 posts from October 2007

October 25, 2007

【更新休止のお知らせ】

2004年3月に開設したこのブログですが、唐突ながらここでひとまず更新休止とさせて頂きたくお知らせ致します。

日本にブログなるものが流行の兆しを見せ始めた2003年末頃に、NiftyがTypePadを和風にアレンジしたココログのサービスを開始してから、このブログはそれから少しばかり遅れたタイミングで始めたことになります。それ以来、それこそ取りとめもない思いつきばかりをつらつらと書き散らしながらも、結局三年半も続いたというのは我ながら驚くばかりです。

その間、ここで多くの縁ある方々と知り合い楽しい時間を頂けたのは望外の喜びでした。ここにお礼を申し上げます。

とりあえずここはそのまま残しておきますが、また時折思い出したように書き込むこともあるかも知れませんし、何事もなかったかのように再び始めているかも知れません。

なお、休止中のご連絡はmixiへ頂くか、もしくはアドレスを入れたコメントを頂ければこちらからメールいたします。
mixiでは月球儀通信で検索していただければすぐに辿り着けると思います。

それではまたWebの波間でお目にかかれましたら。お元気で過ごされますよう。

Weblog「月球儀通信」管理人 azusayumi拝

October 08, 2007

藤井謙二郎 / 『甲野善紀身体操作術』

甲野善紀身体操作術 (アップリンクDVD選書)

ついこの間、東京駅の中央線ホームで武術家の甲野善紀氏をお見かけした。袴姿に日本刀と思しき袋を手に小生のすぐ横にすっと立っておられて新宿で降りられるまでをご一緒したのだが、小生、失礼ながらつい気になってちらちらと見てしまいご迷惑をお掛け致しました。決してあやしいものでも曲者でもありませんので。

で、お見かけしたからというわけでもないが、甲野を追ったドキュメンタリー映画、藤井謙二郎監督「甲野善紀身体操作術」をamazonで購入した。

甲野は古武術家であるがその理論の応用範囲は広く、野球、ラグビーなどのスポーツを始めとして音楽、介護の現場などにも活用されている。小生は、随分前に光文社カッパブックス「古武術の発見」を読んで文字通り目から鱗が落ちる思いをして以来注目していたが、体のネジリや溜めといういわば西欧的教育によって身につけた身体的価値観を否定するという理論は驚くべきものだった。手と足を交互に出して歩くという当たり前で無意識に行っている動作も実はその流れで行っていることを気づかせてくれる。手と足を同時に前に出し体を捻らずに歩くナンバ歩きや井桁理論などが有名であり、それらもたゆまぬ精進で日々深化しているという学究的な姿勢が素晴らしい。

映画では、甲野の術にあっけに取られる様々な分野の人々の姿が印象的で少々滑稽でさえある。
しかし、その技、理論を説明する甲野の言葉はわかりにくい。多分どう説明してもロゴスとしての言葉は身体言語とは相容れないものなのだろうと思う。これは体験しなければ伺い知れない世界だろう。

YOU TUBEではかなりの数の動画がアップされていて見るほどに驚きを禁じ得ないが、この映画の予告編を見るだけでも凄い。ブックレットに本編と同じ程の時間の特典映像つき。2006年90分、アップリンク。


October 06, 2007

山下敦弘 / 『松ヶ根乱射事件』

松ヶ根乱射事件

山下敦弘監督「松ヶ根乱射事件」は「ゲルマニウムの夜」(2005年)、「血と骨」(2004年)の新井浩文が主演。彼の鬱屈した青年像は映画界では貴重な存在であり今後の活躍が期待させるが、本作品でもその持ち味を遺憾なく発揮している。

松ヶ根という小さな街で女性の死体が発見される。この引き込まれるようなシチュエーションから始まる物語は意外な方向へ展開してゆく。この女性に最近あまりメディアにでていなかった川越美和。彼女と共に逃亡中とおぼしき訳ありの粗暴で間の抜けた男に木村祐一。木村に恐喝される新井の双子の兄に山中宗。

山中宗は情け無い役柄をよくこなしているし、ほか脇役の宇田鉄平もいい味を出している。
コミカルな展開とセンスの良い「間」、そしてこの非日常の合間のリアル過ぎる日常の描写がこの映画の持ち味で、最近観た邦画のなかではベストに挙げられる作品だと思う。

題名の乱射事件のハズし方も非凡。監督の山下敦弘は「どんてん生活」(1999年)、つげ義春の漫画を題材にした「リアリズムの宿」(2003年)等で注目する監督の一人だが、まだ若く今後の活躍に期待したい。

一般的に少々売れてくると商業映画の大作を撮るようになり、おそらくいろいろな制約が出てくるのだろうとは思うが途端にその持ち味が薄れて期待外れになることが多い。撮りたい作品を遺憾なく撮れるような機会を存分に持って貰いたい作家だと思う。

October 03, 2007

いましろたかし / 『盆堀さん』

盆堀さん (BEAM COMIX)

いましろたかしの新刊がエンターブレインから出ているのを発見。
「ラララ劇場」に登場した盆堀課長に「釣れんボーイ」の続編もあり。
既にいましろ中毒、という言い方はいましろっぽくないが何事も起こるわけでもない、しょーもない世界なのに殆どが書棚に収まっているこの不思議。


■関連エントリ
- 月球儀通信 : 『いましろたかし』 / いつまでも不発な日常
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/01/___a86a.html

- 月球儀通信 : いましろたかし / 『デメキング 完結版』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2007/07/post_cbfe.html

October 02, 2007

風流、秋の風邪

一週間以上のご無沙汰でした、玉木宏です。というかとうとうエントリを10日程も空けてしまった。しかし玉木宏って玉置宏を絶対意識してると思う。いつも心の底で「俺は玉置宏じゃない。違うんだよ!」と叫んでいると思うんだ。そんなわけない今日このごろ、先週の金曜日から喉が腫れ、いつも日課にしている昼休みの皇居の散歩でもついふらふらと売店で2008年度版の皇室カレンダー(卓上版)を買ってしまうほどだった。前から欲しかったんですが・・・

多分かなりの熱が出ていたと思うのだけれど、ワーキングプアの性(さが)だろうか、きっちり残業までして土日はそれこそ昏々と眠り続けた。ようやく日曜日の夜にすっきりしだして喉の腫れも引いてきたが、そういえばドリカムに「腫れたらやだね」という曲があったな、などと思いつつ笑点を片目でみていたが、ヤダ全然違うじゃない、「晴れたらいいね」だったわ、と気がついてまだ風邪が本復していないことを悟るのだった。んなわけないが。

しかし、どうもこういう方面の流行にだけは敏感なのも困りものだ。風邪だけは率先して流行の最先端を行くなどというのは自慢にもならないが、考えようによっては秋の風邪というのも風流なもので、夏風邪と違って風邪らしくて良いかも。(良いわけない。)
・・・自分のエントリを読み返すと風邪ばかり引いているのに気づいて驚くのだけれど、かなり体重を減らしたので抵抗力が落ちているのかも。

原武史「滝山コミューン一九七四」(講談社)読了。久々の面白さ。
映画「甲野善紀身体操作術」(DVD)、古書「禁歌の生態学 練鑑ブルース考」三橋一夫(音楽の友社)を注文。

滝山コミューン一九七四 甲野善紀身体操作術

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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