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August 09, 2007

増村保造&三島由紀夫 / 『からっ風野郎』

からっ風野郎最近増村保造の作品がDVDで揃ってきて、未見だった三島由紀夫主演の映画「からっ風野郎」を借りて観た。言い方は変だけれど、「動く」三島をみたのはこれが初めて。いや、あの市ヶ谷の演説の映像は折に触れてみていたけれど、駐屯地の正門の高みに登って演説する姿と映画での演技とは言え等身大の姿ではかなり印象が違ってくる。意外と背が低くて競演の船越英二と並ぶと子供のよう。演技はやはりセリフ回しも棒読みに近い平板なもので、そもそも役者ではないので割り引いてみてもお世辞にも上手いとは言い難い。当時は相当に話題になったのではと思うが、ちょっとなんというか・・・。

最後に東京駅の大丸で撃たれるシーンはおそらく死に際の美学に相当に拘ったと思われるような印象的なものだが、これは60年の作品だから三島35歳、あの市ヶ谷での自決の10年前ということになる。
出演は志村喬、根上淳、若尾文子、水谷良重、神山繁、川崎敬三など。97分、大映。

三島の映画出演作を調べてみるとこの主演作以外に「黒蜥蜴」(1968)、 「憂国」(1966)、 「不道徳教育講座」(1959)、 「人斬り」(1969)などがあるが、「憂国」は言わずと知れた問題作。いまはDVDでみられるが、小生は未見。五社英雄監督の「人斬り」では田中新兵衛役でやはりの割腹シーンを演じている。岡田以蔵を勝新が演じていることもあり今度借りてみようと思う。

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Comments

私は「黒蜥蜴」しか観ていませんが、いいですよ~。美輪明宏の魅力爆発。もっとも、三島由紀夫は端役で、しかも肉体だけ(笑)ですが・・・。

黒蜥蜴は三島の原作ですけれど、よく原作の作家がチョイ役で映画にでるというのがありますがそんな感じでしょうか。
そもそもが丸山明宏のために書いた戯曲でもありますし、評判もよく聞きますので是非今度観てみたいですね:D

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    渡辺克巳

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    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


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