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July 02, 2007

内澤旬子、水木しげるそして超能力部隊

昨日のTBS系「情熱大陸」はイラストルポライターの内澤旬子だったが、どちらかというと夫の南陀楼綾繁に興味があって録画しておいたものを観た。内澤は近著「世界屠畜紀行」(解放出版社)がブレイクしていま注目されているが想像していたとおりのいかにもルポライターという感じで、どちらかというとおっとりした方と見受けられる夫の南陀楼とは対照的。居間の小さな卓袱台で仲良くうどんをすする光景など見ていていい夫婦だなと思う。
内澤のイラストは変な芸術性などを意図的に排した見てわかりやすい清潔な線でさばさばとした性格(テレビを見ただけですが)がよく表れていると思う。女性版の妹尾河童、といってもテイストはかなり違うと思うけれど。

角川文庫の水木しげる著「水木さんの幸福論」と文春文庫、ジョン・ロンスン著「実録・超能力部隊」を購入。
水木の半生はこれまでも幾度となく読んでいるけれど、何度読んでも面白い。こういうひとはそうそう出ない。
40を過ぎ、漸く売れ出した頃に付いた当時アシスタントの池上遼一とつげ義春らと家の前で撮ったとおぼしきスナップが貴重だ。つげのエピソードも興味深い。水木しげるのペンネームは戦後の混乱で入手したアパートの名前、水木荘から来ているのを始めて知った。

ジョン・ロンソンの著作は懐疑主義的視点でアメリカ軍部の上層部にはびこるオカルトを暴くルポルタージュ。
超能力捜査官で有名なマクモニーグルも登場。以前、リモートビューイングでエントリしたように、こういう超能力ものの虚実皮膜が大好きでつい買ってしまう。そういえばこの間、大麻の不法所持で逮捕された超能力少年、エスパー清田のサイトに久しぶりにアクセスしてみたら無くなっていて、しかもドメインが売りに出されていた。なんだか哀しいような複雑な気分。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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