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May 15, 2007

『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』

Diane Arbus: An Aperture Monograph (Aperture Monograph)

ニコール・キッドマン主演の映画「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」が2007年5月26日より封切される。原題は「FUR: AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS」で一体エロスの語がどこから来るのか首を傾げるばかりだが、興行的に受けるとでも考えたのだろう。それは良いとして、今では既に古典ともいえるアーバスの写真は有名な双子やおもちゃの手榴弾を持った少年などのポートレイトで知られるが、当初ファッション写真家として出発し60年代の終わりから精神病患者、倒錯者などを被写体にしたポートレート作品を発表した。そこにはついに71年の自死に至る自身の投影ともいえるものが見て取れる。

好きなポートレイト作家はと訊かれたらまずは間違いなくアーバスを選ぶだろう。
60年代の終わり頃に撮影された彼女自身のポートレートは、不安と不安定さ、日常という表層の亀裂をかいま見てしまったかのような精神のありようがよく出ていて印象的だ。

映画がどんなテイストに仕上がっているかは分からないが、通俗的なものになっているとすれば敢えて観る気はしない。キッドマンは嫌いじゃないのだけれど。(2006年、122分)

Diane Arbus: Family Albums


■関連サイト
- 映画 『毛皮のエロス』 公式サイト
http://kegawa.gyao.jp/


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