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May 05, 2007

Bunkamura Gallery / 『1960~1970年代 日本のアヴァンギャルド』

渋谷の東急Bunkamura Galleryで2007年5月23日から5月30日まで「1960~1970年代 日本のアヴァンギャルド」展が開催される。60~70年代の演劇シーンは寺山の天井桟敷、唐十郎の「状況劇場」を始め、「早稲田小劇場」、「黒テント」のいわゆる「アングラ四天王」に代表される実験と狂騒の時代だったわけだが、その演劇ポスターに焦点を当てた展覧会。70年代の日本におけるPOPアートといえばすぐに横尾忠則が思い浮かぶが、ほか粟津潔、赤瀬川原平、宇野亜喜良、及川正通、金子國義、合田佐和子、佐伯俊男、篠原勝之、花輪和一、林静一などが採り上げられる模様。

そういえば以前四谷シモン著「人形作家」に関するエントリ(月球儀通信 : 『シモンのシモン』『人形作家』 / 四谷シモン)で触れた状況劇場と天井桟敷の乱闘事件について、四谷シモンのサイトに当時の新聞の切り抜きがアップされているのを思い出した。画像が拡大しないので本文が読めないのが残念だが、唐と寺山の写真入り記事はそのままメディアも巻き込んだ実験演劇と取れなくもない。そういう時代の雰囲気を感じるにはよい機会と思う。

■関連サイト
- Bunkamura 特集 1960~1970年代 日本のアヴァンギャルド アングラ時代のポスター展
http://www.bunkamura.co.jp/shokai/gallery/070523ung_p/index.html

■関連エントリ
- 月球儀通信 : 『シモンのシモン』『人形作家』 / 四谷シモン 
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/03/__4.html

- 月球儀通信 : ヴァニラとマニラとホワッツ・テラヤマ?
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2007/04/post_dc98.html

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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