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February 23, 2007

共栄堂と増村保造『でんきくらげ』

でんきくらげ清洲橋から水天宮を眺めつつ都バスに乗って神田駅まで行き、共栄堂のカツカレーを食べてから帰宅。この共栄堂は神保町のスマトラカレーの共栄堂とは親戚らしいが、そのカレーは全然違う。神保町共栄堂にはかれこれ25年近くも行っているが、この神田共栄堂へ行くのは初めてだ。どちらかというと神田は神保町よりもサラサラしていてスープに近い感じ。でも慣れ親しんだ神保町のほうが好きかも。

で、胸ポケットに入れた筈のバスカードがなくなっているのにふと気が付いた。普段、ポケットには5x3カードを束ねたHipstarPDAを入れているが、これを出し入れするうちにバスカードを落としてしまったらしい。まだ3500円位の残額があったのに。痛い・・・。明日の昼食はカップラーメンにしようかなどと。

気を取り直して、昨夜録画しておいた映画、増村保造監督「でんきくらげ」を観た。
渥美マリ主演、川津祐介、根岸明美、中原早苗、西村晃、永井智雄、玉川良一ほか。
渥美の作品はほか「しびれくらげ」(70年) 「夜のいそぎんちゃく」(70年)の「軟体動物シリーズ」(しかしなんというシリーズだ・・・)などお色気路線が中心だが作名に騙されてはいけない。
バーのホステスである母親(根岸)の男に関係を強要され、それを知った母親は男(玉川)を殺し服役する。その母親への想いから由美(渥美)は自らホステスとなり男を手玉に取りながら大金を手にする。誰にも所有されず飽くまで自分の生きたいように生きるという女性像、これは80年代以降によくドラマのモチーフとなった女性の自立というテーマを先取りした作品ともいえるかも知れない。
弁護士崩れでバーのマスターの野沢(川津)も結果的に利用されるのだが、この時代の映画で必ずと言って良いほど出てくるゴーゴーシーンの渥美と川津の踊りが必見。いつものことながらいま見るともうなんというか、つい笑ってしまう。渥美のセリフ回しは意図的なのかどうか、押し殺したような棒読みなのが不気味な迫力を醸していてこのテイストに気が付いてしまうとつい一連の作品を通して観たくなってしまう。1970年、92分、大映。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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