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16 posts from February 2007

February 26, 2007

マグナムとTITLeとカメラ・バー

TITLe (タイトル) 2007年 04月号 [雑誌]一昨日は東京もかなり寒かったけれど、今日は風もなく日中は程良い寒さで、あまりに気持ちが良いので(躁状態か)渋谷から六本木通りを首都高に沿って歩いた。途中、長谷寺の麻布大観音を拝んで缶コーヒーを飲みながら少々休んでいると、伽藍の奥で若いお坊様が木鐸を叩く音が聞こえた。

ようやく六本木までゆっくり40分ほども歩き久しぶりに青山ブックセンターに寄って今月号の「TITLe (タイトル) 2007年 04月号」を購入。「新・写真道楽!」という特集で詳細はこちらの通り。こんな特集ではつい財布が緩むというものだ。緩んでも580円と内容を考えればお得感あり。

東京都写真美術館のフライヤーを見つけ一枚もらう。2007年3月10日から5月6日まで写真展「マグナムが撮った東京」が開催されるらしい。戦後直ぐの50年代から2005年まで、東京はマグナムの眼にどのように捉えられていたのか。60-70年代は特に興味津々だ。

その後、友人と紹興酒を飲みながら(と言いながら小生は専ら烏龍茶)、「こんなの知ってる?」と聞かれたのが最近出来たと思しいカメラ・バーなる店。銀座7丁目のコリドー通りにある「Antiquary」というショットバーのサイトのハードコピーだった。このお店、クラシックカメラとお酒が楽しめる店と惹句があるように、店の奥に棚があってカメラの販売も行っている様子。写真展も行われているようだ。

こんな店はカメラファンなら一度はやってみたいと思うのではないだろうか。小生はお酒が弱いので例えばこの喫茶店バージョンとか、とにかく写真集と美術書のみに特化した書店プラス中古カメラ販売とか、資金もないのに妄想が広がってしまう。いやこんな店をもてるなんて羨ましい限りだ。時間が空けば仕事帰りに寄ってみようかと。
(お酒が弱いんですけれど。しつこい。)

February 25, 2007

鬼海弘雄 / 『東京夢譚―labyrinthos』

東京夢譚―labyrinthos鬼海弘雄の最新写真集「東京夢譚―labyrinthos」が草思社から刊行された。「ぺるそな」「王たちの肖像」などのポートレートで知られる鬼海だが、今度の作品は東京の風景がモチーフとなっている。

浅草寺境内での、原初のなにかが揺り動かされるようなポートレートもこの東京の風景も、確かに等しく魂を持っているかのようだ。エッセイ収録。


■関連サイト
- 書肆つくよみ 鬼海弘雄の著作へ

■関連エントリ
- 月球儀通信 : 鬼海弘雄 / 第23回土門拳賞受賞
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/03/_23.html

- 月球儀通信 : 土門拳賞作家 『鬼海弘雄』 補遺
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/04/__1.html

February 23, 2007

共栄堂と増村保造『でんきくらげ』

でんきくらげ清洲橋から水天宮を眺めつつ都バスに乗って神田駅まで行き、共栄堂のカツカレーを食べてから帰宅。この共栄堂は神保町のスマトラカレーの共栄堂とは親戚らしいが、そのカレーは全然違う。神保町共栄堂にはかれこれ25年近くも行っているが、この神田共栄堂へ行くのは初めてだ。どちらかというと神田は神保町よりもサラサラしていてスープに近い感じ。でも慣れ親しんだ神保町のほうが好きかも。

で、胸ポケットに入れた筈のバスカードがなくなっているのにふと気が付いた。普段、ポケットには5x3カードを束ねたHipstarPDAを入れているが、これを出し入れするうちにバスカードを落としてしまったらしい。まだ3500円位の残額があったのに。痛い・・・。明日の昼食はカップラーメンにしようかなどと。

気を取り直して、昨夜録画しておいた映画、増村保造監督「でんきくらげ」を観た。
渥美マリ主演、川津祐介、根岸明美、中原早苗、西村晃、永井智雄、玉川良一ほか。
渥美の作品はほか「しびれくらげ」(70年) 「夜のいそぎんちゃく」(70年)の「軟体動物シリーズ」(しかしなんというシリーズだ・・・)などお色気路線が中心だが作名に騙されてはいけない。
バーのホステスである母親(根岸)の男に関係を強要され、それを知った母親は男(玉川)を殺し服役する。その母親への想いから由美(渥美)は自らホステスとなり男を手玉に取りながら大金を手にする。誰にも所有されず飽くまで自分の生きたいように生きるという女性像、これは80年代以降によくドラマのモチーフとなった女性の自立というテーマを先取りした作品ともいえるかも知れない。
弁護士崩れでバーのマスターの野沢(川津)も結果的に利用されるのだが、この時代の映画で必ずと言って良いほど出てくるゴーゴーシーンの渥美と川津の踊りが必見。いつものことながらいま見るともうなんというか、つい笑ってしまう。渥美のセリフ回しは意図的なのかどうか、押し殺したような棒読みなのが不気味な迫力を醸していてこのテイストに気が付いてしまうとつい一連の作品を通して観たくなってしまう。1970年、92分、大映。

February 22, 2007

都知事選に思う

とはいってもノンポリの極北のような小生が政治話をする気はないのだけれど、黒川紀章が出馬したもののいま一つ盛り上がりに欠ける都知事選ではあるが、91年の選挙はドクター中松とかその他個性が豊かすぎる面々が出馬して並みのバラエティ番組などとは比較にならないほど面白かった。
なかでも内田裕也の政見放送が凄かった。もうなんというのか、やはりロケンロール全開というか、「コミック雑誌なんかいらない」をひとしきり歌ったあと、政見はすべて英語、それもかなり怪しい英語で内容も1999年に生まれたとか、フランス語も上手いとかなんとか、なかなか楽しませてくれた。いや、こんな細部まで覚えている筈がないのだが、実はYOU TUBEで検索したら世のなか奇特な人はいるもので、この放送もかなりの数がアップされていて妙に感心した。もう16年も前の映像なのにビデオに録って保存していたということなのだろうか。政見放送のコレクションというのも趣味の(しかもかなり極北な)ジャンルとしては面白いかも。いや、それ以前にマニュフェストの証拠としての保存価値はあるかもしれないが。

コミック雑誌なんかいらない デラックス版


■関連サイト
- YOU TUBE「政見放送」での検索結果

February 19, 2007

「たとえば、愛」と「雑居時代」

サントリーオールドのCM曲「夜がくる」について書いたのは随分前、ではなくて昨日のことなんだけれど、この曲はスキャットが始まる前のイントロがいい。そんなことを思いながら、そういえば73年のテレビドラマ「雑居時代」のオープニング曲なんかはもの凄く懐かしいなと思いを馳せた。「そよ風のように、生きて行きたいの」と山口いづみが歌う、いかにもユニオン映画らしい曲だ。このユニオン映画の作品は「雑居時代」をはじめ「チー坊」で有名な「パパと呼ばないで」(72年)や「水もれ甲介」(75年)、「気になる嫁さん」(71年)など石立鉄男主演もののホームドラマで知られるが、主演の石立をはじめ、杉田かおるや大坂志郎、川口晶などが定番でキャスティングされていた。ユニオン映画ではないけれど、岡崎友紀との「おくさまは18歳」とかはいま思い出すと胸がキュー状態だ(笑)
(ご興味のある方はYOU TUBEで検索してみてください。)

この「雑居時代」では次女役で大原麗子が出ていたが(ちなみに長女は冨士真奈美、三女が川口晶、四女が山口いづみで、五女が杉田かおる)、この大原麗子がラジオのDJ役で出演していた「たとえば、愛」(79年)という倉本聡脚本のドラマの主題歌、「とまどいトワイライト」はドラマの内容と相俟っていま聞いてもいい曲だなと思う。
本当のことをいえば、「とまどいトワイライト」の使われたドラマが「たとえば、愛」だったことはいま調べて思い出した。あぁ、そうそうこんなドラマだったと芋蔓式に記憶が蘇ってきた。
家族に聞いても思い出せないもどかしさをネットはいとも簡単に解消してくれる。

70’s TVテーマ・コレクション
70’s TVテーマ・コレクション(テイチク)

February 18, 2007

題名は知らなかったけれど

午前中はまだ雨が残っていたものの午後からは晴れて、部屋干ししていた洗濯物をベランダに出してから近所の本屋へ行き、いつもの行き当たりばったりで小林よしのり「ゴー宣・暫」(小学館)というゴーマニズム宣言の新刊と、以前買った世界の軍隊の兵隊用糧食を解説した「世界のミリメシを実食する」の続編「続・ミリメシおかわり!」(ワールドフォトプレス)をレジへ。ミリタリーには全然興味はないが、この前線で摂る食事というものには不思議と興味が湧く。しかし海上自衛隊で出される「金曜カレー」の旨そうなこと。

南陀楼綾繁の奥さんでイラストルポライターである内澤旬子の新刊「世界屠畜紀行」(解放出版社)が平台に積まれていてレジへ持っていこうとしたが、特にこの本は同じ買うなら神保町の書肆アクセスで買うべきと思い直して購入を延期した。一時期amazonの和書で30位ぐらいまでにランクされていたのには驚いたが、世間は良書をよくみているものと感心した。

      *         *         *

國村準と伊藤歩の出演するサントリーオールドのコマーシャルが気になっている。
物語のシチュエーションというより、つまりはあのスキャットだ。
調べてみると、小林亜星作曲の「夜がくる」という題名と。外人のスキャットということもあってか、向こうの曲とばかり思っていた。下のCDは、このたった一曲をスキャットを含む様々な楽器で演奏したもの。
あれを聞くと、子供の頃、日曜の夕食の様子を思い出す。記憶の奥底を揺さぶられるようなじんわりした感覚が哀しくて心地よい。

人間みな兄弟 世界屠畜紀行

February 17, 2007

北島敬三 「USSR 1991」 / 銀座ニコンサロン

北島敬三の写真展「USSR 1991」が銀座ニコンサロンで開催されるとの報。
旧ソビエト連邦崩壊の1991年に撮影された写真群。
なかなか見られない北島の写真に邂逅できる数少ない機会だ。是非行ってみたい。

北島敬三 「USSR 1991」
会場: 銀座ニコンサロン
スケジュール: 2007年02月21日 〜 2007年03月06日
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA1階 ニコンプラザ銀座内
電話: 03-3248-3783

■関連エントリ
月球儀通信 : 渡辺眸、北島敬三とメメント・モリ
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/11/post_c1e2.html

■書肆つくよみ 北島敬三の著作へ

February 16, 2007

シロかクロかといえばやはりクロだろう

以前掛かっていた歯医者とはどうも相性が悪いというのか、具体的にはいろいろとあるが治療方針が不明確というのか、あらゆる意味で信用が置けなくて治療中ではあったが切りの良いところで適当な言い訳をして通院を止めた。昨年の夏ごろのことだ。

その後医者を変えて治療も終わり、そんなことをすっかり忘れた頃になって、通信社の健保組合から電話があった。
その内容とは、どうも先の歯医者で診療報酬の不正があり、その内偵のために、厚労省の役人からその医院で治療を受けた患者の治療の跡が健保への請求内容と合っているかどうか確認したいとの依頼で、ついては日程の都合はどうかというものだった。

後にも先にもそんな話を聞いたことはないし、ましてやそれがわが身に起こったことなどない。診療費の肥大と保険料の不足、さらには政府の無策が取り沙汰される昨今、実はこんな地道な摘発をやっているのかと少しは見直した。

と、いう依頼を受けたままもうひと月が経とうとしているが、その後何の音沙汰もない。内心、保険料Gメンとはどんな人物なのかという興味と、あの医者ならいかにもクロっぽいという妙な納得、早めに通院を止めて良かったという安堵感もあって、早く来ないかと首を洗って、いや長くして、いや歯を磨いて待っているのだけれど。

医者にかかるときには、診療費と後で届けられる保険料明細の内容が合っているかよく見ておくと、こんな不正にめぐり合えるかも(なんだか嬉しそう。)

February 15, 2007

晴れても強風で

休止中のサイトにもかかわらずRSSのpingが飛んできて、あれ、また復活したのかな、と思ってサイトに行ってみると、「こうさぎ」の自動投稿だったりすることがよくある。
小生がよく読んでいたあるブログも突然のサイト休止で驚いたが、その後何度も更新通知がRSSリーダーに届いて、最近のエントリがペットのつぶやきばかりで埋め尽くされていたりする。
よく考えると、この光景は気味が悪い。
まるで主人のいない家で夜な夜な動き出すおもちゃの人形のようだと思う。あるいは服従していたロボットが次第に反抗し始めるSFの古典のような。

丸の内のOAZOにある丸善でロディアをまとめて購入。
移転してからまだあまり行ったことがなかったが、この密林めいた書棚とまだ開店したばかりの客の少ない時間が心地よくて思わぬ長居をした。
ここには「本のソムリエ」がいて、たとえば失恋した客に向く本をセレクトしてくれるという。「あの、私フラれてしまったんです。」などと相談をするひとが本当にいるのかは分からないが、実際にどういう相談があって、そのときにどんな本を勧めたのかを聞いてみたい。

サイトデザインを元にもどしました。
知人をはじめ隣家のベス(飼い犬)までもが前のデザインの方がいいと言うもので、一旦、もとに戻してみました(笑)

February 13, 2007

『月光』ふたたび

以前のエントリで三菱のモノクロ印画紙「月光」が生産中止になったことを書いたのは昨年だったか。
しかしこの2007年3月に「月光」が再び、今度はインクジェット用紙として復活するという。

もうひと月ほど前のニュースなので今更の感は拭えないが、月光というネームバリュー、つまり一つの企業資産を捨て置くのは勿体ないと言うほどのことだろう。

月光と言えば冷黒調でコントラストの強いイメージだ。しかしインクジェット用紙でこの冷黒調を引き継ごうというのはなかなか難しいのではないかと思う。色調はプリンタのインクに依存するだろうからだ。しかし販売元であるピクトリコのサイトをみても冷黒調とは書いていないが。

サイトを眺めているとバライタ紙の文字が見えて驚いた。しかし、よく見ると「バライタ調」紙となっている。
このバライタ調とは一体なんだろうか。まだ発売前なので分からないが、つまり本物のバライタではないと言うことだろう。
わざわざこういう表現をするということは、月光SPで使われていた樹脂コート紙でもない、ということだろうか。
これは気になる。

月光、という名前を聞いてグッとくる層、これは大量定年を迎える団塊の世代の層とかなりの部分で重なっていることだろう。お金もあるし暇もあるという世代、様々な企業が競ってターゲットとするこの世代に向けて、一年足らずで復活した月光の意図は、製品デザインのレトロな文字に表れている。

しかし、お酢臭い暗室で慣れ親しんだ月光が今度はインクジェット用紙とは。
やはりこれからは一種の反動として鶏卵紙とかゴム印画とかプラチナプリントとか、写真の古典技法を自家調合で行うひとが増えるかもしれない。わけないか。昨今のプリンタの美しさには眼を瞠るものがある。

■関連エントリ
- 月球儀通信 : 月光が消えてゆく / 姿を消しゆくモノクロ印画紙
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/03/___7629.html

- 月球儀通信 : モノクロ印画紙の現在 / デジタル時代のモノクローム
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2005/12/___8a6b.html

サイトデザインを変えてみました

まだ2月だというのにすっかり春になったような陽気で、どこかの公園だかで冬眠中のカエルが起き出して徘徊しているのテレビで見て背筋が寒くなった。とはいえ、暦の上では立春を過ぎているわけで、そろそろサイトのデザインも変えてみようかと、ちょっとCSSをさわってみました。

しかし、ココログは月額1000円ナリのココログプロ以外ではHTMLの編集が出来ないというケチっぷりで、CSSだけではいかにもブログっぽい感じを拭い去れない。ほかのブログではHTML編集などフリーでも出来るというのに。

一応、今のCSSは仮のもので、いろいろと考え中です。
どうもタグがコンフリクトしているみたいで、いろいろと挙動不審なところが出てしまってますが放置。
ということでご報告まで。

February 11, 2007

みんなオイラが悪いのさ / VITO Bを衝動買いする


タイトルはなんだかなぁと思いますが・・・。なんでこのタイトルになったかは分かる人には分かるということで。

で、ひと頃、銀塩ファンの痛いところを突きまくったコシナ・フォクトレンダーはM42マウントの一眼レフ、ベッサフレックスまで出してその意気を大いに買っているわけだけれど、街でこれを持っている人を余り見かけないというのはどういうことだろうと思う。コアな銀塩ファンは、というかフォクトレンダーファンはレンズの異種交配を楽しむような層であって、あまり写真そのものは撮らないのではないかと勝手に思ったりする。いや見かけない、というのは小生の勘違いかもしれないが。

仕事で煮詰まったこともあってか(こればっかり)、思わず仕事帰りに銀座のとある店でフォクトレンダーVITO Bを衝動買いしてしまった。カメラはもう買わないと思っていたのに何たることか・・・。だって安かったんだもん。

カラースコパー50mmf3.5は描写に定評があって、カメラ本体の機構のユニークさもありいつか欲しいと思っていた。仕組みを知らないとどうやって巻き上げるのかさえ分からない。カメラ店の店員もあれこれ悩んで、先輩風の店員に、「ここはこうやるんだよ。」などと指導まで入って微笑ましい光景。
巻き上げは軍艦部のつまみがせり出す仕組み。フィルムを入れずに空シャッターも切れない機構になっている。

フォーカシングは目測。距離計などついていない。レンズの被写界深度表示を頼りに絞ってカンで使うしかない。
絞り解放では神経を使いそう。

悩みはどうやってつり下げるか、ということ。上の写真をみて分かるように、吊り下げ用のアイレットが付いておらず、特殊なリベットの頭が出ているのみ。これはケースに入れないと吊り下げられない仕組みだ。
ケースなし、ファインダーはバルサムが剥離して縮緬状のシワだらけ。でもほかは良く動くし美品のうちに入ると思う。

しかし、げに恐ろしきは衝動買い。小生、買い物でストレスを発散するタイプかもと自分で驚く始末。

February 09, 2007

今じゃ場末のビリヤード

通信社のあるビルの10階からぼーっと街の人通りを眺めていると行き交う人々それぞれが実に様々で見飽きない。まるで小さな人形のようにちまちまと動くそれぞれが仕事やら家族やらその他いろいろなものを背負っているのだろうと思いながら見ていると、次第に本当に背中に袋のようなものを引きずっているのが見えてくるような気がした。大きく長い袋を引きずっている人もいれば、軽そうに歩いている人もいる。そんなことを考えながらふと思わず自分の背中を振り向いた。

YOU TUBEで四谷シモンが澁澤龍彦について語るクリップを見つけて、del.icio.usにブックマークしてみた。
レビュー・ポスターというソーシャルブックマークをリストするサービスをサイドバーに貼っておいたので、ご興味のある方はどうぞ。シモンさんの人形制作風景も見られます。

またまたタイトルは全然関係ないのですけれど、とりあえず生存確認エントリということで。

February 04, 2007

EMをもらう

Nikon EM with 35mmf2

ひょんなことからNikon EMが手元に転がり込んできた。

ある方から、もう使わないから持っていっていいよ、と言われて気が変わらないうちにお言葉に甘えた。
EMを手に取るのは久しぶりだ。当時リトルニコンの愛称で発売されたが、オート専用機という位置づけがニコンのイメージに合わなかったのかあまり評判が上がらなかった機種だ。でもデザインは当時のフラッグシップ機だったF3と同じジュージアーロによるもので、筐体もコンパクトに設計されている。
当時、オリンパスOMシリーズやペンタックスMEなど小さな一眼レフへの対抗もあったのだろう。
こうして手にとってみると程良い持ちやすさだ。
ギミックとしては、まず前面にあるボタンで、これは逆光時に+2EVの露出補正がワンタッチで出来る仕組み。
それから、1/1000秒を超えるか、1/30の低速時に警告の電子音が鳴るというのも初心者向けの機能。でもこの音を消すことはできない。小刻み巻き上げも可。また電池消耗時の非常用としてメカニカルの1/90シャッターが付いている。

マニュアルもプログラムも付いていないが、ISO感度ダイアルで露出補正も面倒くさいが出来るし、使おうと思えば充分使える。保存状態が良かったのか、そもそも使っていなかったのか、ボディは綺麗。
これに当時EMとともに発売されたニッコールでないレンズ、ニコンEシリーズレンズの36-72mmズームもちゃっかり頂きました。写真は手持ちのNikkor 35mmf2を装着したところ。
Eレンズの50mmf1.8などをつけるとバランスが良くなるかも。
素人っぽくて良いカメラですね。
これに昨年期限が切れたネガカラーでも詰めてお散歩に行ってこようかな。


February 03, 2007

吾妻ひでお / 『逃亡日記』

逃亡日記書店で山積みになっていてすかさず購入。「うつうつひでお日記」「失踪日記」の続編。マンガは巻頭の手塚治虫文化賞の授賞式の様子とあとがきの2本のみで、メインは前二作と異なり吾妻へのインタビュー。ホームレス時代のゆかりの場所を訪ねるグラビア頁まであり。アル中のエピソードや吾妻の来し方のインタビューはそれなりに面白いが、失踪日記のような漫画を期待する向きには前二作とは趣が違う。コアな吾妻ファンには買いかも知れない。

■月球儀通信 関連エントリ
月球儀通信 : 吾妻ひでお / 『失踪日記』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2005/05/post_fb5e.html

月球儀通信 : 吾妻ひでお / 『うつうつひでお日記』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/07/post_e60b.html

February 02, 2007

W-ZERO3で動画を持ち歩く

最近、YOU TUBEの動画形式をWeb上でaviファイルなどに変換してくれるサービスを知ってから、手当たり次第変換してWINDOWS MOBILEを搭載した小生のPHS、ウィルコムのW-ZERO3に入れ、通勤電車や仕事に煮詰まった時に抜け出してスタバでさぼりつつ見たりしている。これ、PCの画面でみるより何故か精細で綺麗に見えてなかなか楽しい。再生サイズが小さいからだろうが、W-ZERO3の画面の解像度が結構高いことを今更知った。ただYOU TUBEはサウンドのレベルがばらばらで、ファイルによっては音量が足りずボリュームを最大にしなければならなかったりする。それを忘れて、その後大音量で着信音が鳴ったりして肝を冷やしたりすること数度。W-ZERO3にはワンセグ機能はないが、HDDレコーダーなどで録画したファイルをこれに入れておけば出張時に持ち出せて良さそう。皆すでにこんな使い方をしているのだろうか。惜しむらくはSDカードをケチったこと。動画を持ち歩くことを想定してもっと大容量にすれば良かった。貧乏はしたくないものですね。
ちなみに、この動画形式変換サービスで変換したファイルは勿論PCでも視聴できるので、すぐ消えてしまうYOU TUBEのファイルを保存出来るのは便利。これが本来の使い方なのでしょうね。

■関連サイト
FLV Online Converter
http://vixy.net/flv_converter

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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