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January 08, 2007

プラウベルマキナとワイドラックス

どうも田中長徳さんのweb日記「mjチョートクカメラ日記」に拙ブログが採り上げられているようだ。(1月4日付)
ただし有料の会員でないと過去の記事が読めないようだ。会員ではない小生は無料で読める当日の日記で知ったので、いまは確認できないのが残念。
随分前にエントリした「松任谷由実/『VIVA!6x7』で6x7を想う」という記事を「プラウベルマキナ」で検索して来られたらしい。畏れ多くも田中先生にこんなブログの辺境までお越し頂くとは恐縮至極です。
サイドバーのキニナルモノに挙げたユリイカの臨時増刊「稲垣足穂」にも興味を示して頂いたようで、これまた恐縮です。実はこのblogの名前、「月球儀通信」は足穂の短編「月球儀少年」から頂いているのでさらにかたじけなさに涙あふるる心境。

小生が使っていたプラウベルマキナ670は既に売ってしまって手元にないが、もとを辿ればその前に使っていたマミヤRB67プロSを曙橋の某カメラ買い取り店に売ったお金で買ったもの。高梨豊の作品「地名論」でマキナが使われていて熱病のように欲しくなった。既にプラウベルは当時ドイ・インターナショナルに商標を譲渡していて勿論日本製。レンズはニッコール80mmF2.8が付いていた。気に入らない部分は表面に覆われたプラスチックの成形が安っぽいこと。670の前には67という型番があって、これは表面の筋模様がなくのっぺりしたデザインだった。また別に広角のニッコール55mmを載せたW67もラインナップされていた。(実は本当はこのW67が欲しかったのだが。)

当時ヨドバシで新品を14万円で購入したが、10年後の買い取り価格は16万5千円だった。
売ったときには既に製造中止となっていて中古相場がかなり上がっていたからだろう。
確かそのときの店頭相場は22万位だったという記憶がある。
今だったら、ネットオークションでもっと高く売れたのではないかと思うが、その売った資金はパソコンに化けた。
パソコンのような、直ぐに陳腐化するものを買うのであれば、プラウベルは売らずに取っておけば良かったと悔やまれるが後の祭りだ。

昭和天皇が崩御された大喪の礼の際に、多摩御陵に向かう皇族とそれを報道する外国のプレスの様子をこれで写した思い出がある。そのとき何人かの外国の報道陣があのレンズが左右にスキャンするギミックの国産パノラマカメラ、ワイドラックスを首にぶら下げていたのを唐突に思い出した。確かにこういうときには威力を発揮するカメラだな、と感心して、今度はワイドラックスが欲しくなったりした。記憶を手繰る度に今も全然変わっていない節操のなさばかりが思い出されて苦笑のほかはない。

こんなことを書いているうちにむくむくとワイドラックスが欲しくなってきた。どうしよう(笑)。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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