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12 posts from December 2006

December 31, 2006

写真家をリストに追加 / 書肆つくよみ

「書肆つくよみ」(右サイドバー)に以下の写真家を追加しました。

 ・川田喜久治
 ・築地仁
 ・港千尋

港千尋は写真評論カテゴリに評論書も挙げています。

書肆つくよみ - 写真集、写真史、写真評論のインデックス

December 30, 2006

長屋ユートピア 是枝裕和 / 『花よりもなほ』

花よりもなほ 通常版是枝裕和の新作とあって早速借りてみた。一緒に借りたのは三船敏郎主演岡本喜八監督の「血と砂」(65年東宝)。

なにより心地よい映画だった。127分と長めの上映時間だがもっとこのシチュエーションに浸っていたいと思わせる魅力がある。主演の岡田准一、宮沢りえに、脇には石橋蓮司、原田芳雄、中村嘉葎雄、國村隼、浅野忠信、香川照之、寺島進、女優に 田畑智子、夏川結衣などの手だれた役者陣、そこに絡む長屋の住人に古川新太、千原兄(千原兄弟)、ダチョウの上島竜兵師匠、キム兄こと木村祐一など個性的すぎる配役が絶妙。

これまでのシリアス路線から一転、江戸の長屋に舞台を移したコミカルな人情時代劇。行き過ぎず上品なおかしさと間の見事さは是枝の人柄が表れているのだろうと思う。

宮沢りえは「たそがれ清兵衛」など時代物での和服姿が綺麗。日本女性の美しさを体現する数少ない女優に成長した。できることならこのシチュエーションでの続編を見たいと思う。2006年、127分、松竹。

■関連サイト
- 花よりもなほ オフィシャルサイト http://kore-eda.com/hana/

December 27, 2006

荒木経惟二題

昨日いつもよりアクセス数が増えているのを訝って、いろいろと調べてみると、どうも以前書いた歌手の安藤裕子に関するエントリにアクセスが集中しているようだった。
なんで今ごろ、と思いながら、Yahooニュースを眺めていたら合点が行った。

どうもニュースキャスターの安藤優子が結婚とかなんとかのニュースが出ていたからだ。
アクセスのRefererをみてみると、その殆どがGoogleイメージから来ていた。これはニュースを読んだ人が、安藤優子ってどんな人だっけ、と調べたということだろう。では何故、別人の安藤裕子にヒットしたのだろうか。謎に次ぐ謎・・・。

それはですね・・・小生が以前エントリの題名を紛らわしくも「優子」と間違えて投稿してしまったから。
もう随分前にひっそり訂正しておいたのだけれど、まだ検索ロボット様の記憶には残っていたみたい。

検索で飛んできた方、安藤優子はニュースキャスターであって歌手ではありませんし、そもそも裕子ほど若くもない、というより母親ほども(多分)歳の離れた別人です。あ、いや、ごめんなさいごめんなさい。紛らわしくてスミマセン。念のために優子さんの写真もエントリに並べてみようかしら。・・・余計に紛らわしいって(笑)


さて、荒木経惟関係の本二題。

荒木本!―1970-2005
「荒木本!―1970-2005」
これは飯沢耕太郎が荒木の著作を年代別に排列しコメントを付けたもの。この分厚さがそのまま荒木の著作の膨大さを物語っている。70年から2005年までで357冊もの写真集その他を出しているという驚き。
こんなふうに個人の写真集のインデックスが一冊の本として出版されるというのも前代未聞。


美術手帖 2007年 01月号 [雑誌]
美術手帖2007年1月号でも特集をやっていますね。
どちらも美術出版社の刊行ということもあるのかな。


December 25, 2006

四谷シモンと吉田良 / 『四谷シモン前編』『吉田式』

四谷シモン前編

四谷シモンの新刊。70年代に刊行された四谷の著作、「シモンのシモン」(75年)と「機械仕掛けの神」(78年、共にイザラ書房)の全編を収め、新たに写真、インタビューなどを盛り込んだ最新著作。
吉田式球体関節人形制作技法書ことに状況劇場時代や作家、芸術家との親交をちりばめた写真は前二作を持ってはいても欲しくなる内容だ。

「前編」とは半生記の意らしい。

そういえば最近、吉田良(吉田良一)が球体関節人形の技法書を出していて、義眼の製作法から頭髪の植え方など細部にわたって惜しげもなくその技法の一端を紹介している。

四谷や吉田、土井典などに続くはっとするような、美に淫したような人形を制作する作家が現れないものかと思う。


■月球儀通信:関連記事
- 『シモンのシモン』『人形作家』 / 四谷シモン 
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2004/03/__4.html

- 内藤ルネ / 『内藤ルネ自伝 すべてを失くして―転落のあとに』
http://azusayumi.tea-nifty.com/fragment/2006/01/____1e4b.html

December 24, 2006

またまた学研さんがやってくれました

なにを隠そう、小生、小学生のときのあだ名は「ガッケン」だった。
なんでそう呼ばれるようになったのかはよく覚えていないが、少なくとも学研の科学は毎月、心待ちにしていたことには間違いなくて、だからといって殆どの小学生がそうだったとすれば、何故に殊更小生にそんなあだ名が付いたのか未だに謎だ。

大人の科学マガジン Vol.14 (14)で、その学研の「大人の科学マガジン」最新号の特集はなんとステレオ・ピンホールカメラだ。
今までも一度ピンホールカメラを出していて、それ以外にも「科学のたまご」だったかでグレードアップしたピンホールが付いていて、都合2機種も出している。
そこへきて、今度はステレオだ。

ステレオ写真といえば赤瀬川原平を思い出すが、もっと遡ると高杉弾の「脳内リゾート計画」辺りから気になっていたが、とにかくなかなか奥深い世界だ。
赤瀬川の「ステレオ日記 二つ目の哲学」(93年、大和書房)とか本書でも対談している細馬宏通の「ステレオ 感覚のメディア史」(94年、ペヨトル工房)などは数少ないステレオ文献として重宝している。

記事には赤瀬川と細馬の対談や、田所美恵子、島尾伸三の娘で漫画家のしまおまほなどが特集されていて、もう買うしかない状況に。なんせ小生ガッケンですから。
しかし島尾伸三の「生活」に写されたあの目のクリっとしたまほちゃんがこんなに成長しているなんて感慨深い。

December 18, 2006

旅の終わり


いつも旅をして思うのは、といってもその殆どがせいぜい二週間もしない短いものばかりなのだけれど、日常のあれこれから束の間ではあっても離れることで嫌が応にも自分が客観化されて、まるで慢性病のように常に煮詰まっているような閉塞感から一時的にも解放されることだろうと思う。平たく言えば気分転換なのだろうけれど、これは精神的にも大きい。煮詰まったら旅行に行く、というのは案外良い薬かもしれない。
その分、旅の終わりには憂鬱の気配が濃くなってきて、帰りの便で日本人に出会うとなんだか寂しくなってしまう。あぁ、もう旅も終わりか。

エントリに随分間が空いてしまいました。
またぼちぼち書き連ねてゆこうと思います。

December 17, 2006

そろそろ帰国です

やっと旅も終わりそろそろ帰国です。
また12時間も飛行機に乗るのはゲッソリ。
ゲッソリといっても全然体重が減っていないのは食べ過ぎてるから??
帰国後にまたレポートします。

今回の旅本は、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」と垣根涼介「ワイルド・ソウル」の2冊でした。

今度はアジアに行ってみたいです。 

December 15, 2006

現在海外旅行中にて

現在、海外旅行中にてホテルからアクセスしています。
帰国が19日なのでそれまでは更新が出来ないと思いますがご容赦を。
(といっても更新が滞っているのは前からですが・・・)

それでは。

December 07, 2006

さて旅のお供に読む本は・・・

旅行に行くときに一緒に持ってゆく本というものは結構重要で、その旅の良し悪しを左右しかねないほどの事柄と言ってはさすがに言いすぎかも知れないが、結構頭を悩ませる問題だ。

特に海外旅行に持ってゆく本を選ぶのは悩ましい。長時間のフライトでの手持ち無沙汰に読む本は、あまり簡単に読めてしまってはあとが続かないし、かといって難しすぎても眠気を誘うばかりだ。しかし面白いからといってあまり大部なものでは手荷物に重たいしかさばってしまうからなかなか条件が難しい。
で、いつも旅の前には着るものを選ぶ以上に本を選ぶことに心を砕くことになる。

この間北米に行ったときには、単行本は広岡敬一「ちろりん村顛末記」と流行にながされて「嫌われ松子の一生」文庫上下を持って行ったが、両方ともなかなか面白かった。「ちろりん村」は古い刊行だが花村萬月が絶賛していたのを図書館で借りたもの。
この旅程と図書館の返却スケジュールを合わせるというのは「旅本」における高等技術といえよう(笑)。

旅先に全然関係ない本を選ぶというのも私のなかではひとつのポイントだ。例えばロンドンで漱石を読むなどという、サライとかに出てきそうな、いかにもな行為はしてはならない。先日持って行ったのは中井英夫「黒衣の短歌史」と別冊宝島「VOW」だったわけだが、たしかに何が悲しくてロンドンでVOWネタで笑わなければならんのか、TUBEで一人何やら訳のわからない本を読んで笑っている不気味な野郎と映ったに違いないが、そんな自分に行き先を告げてどの路線で行ったらよいかと聞いて来たお姉さんもどこか間が抜けている。

また旅が近いので今度は何を持って行こうか、今から頭を悩ませたりしております。

December 06, 2006

『ニッポンのマンガ』

ニッポンのマンガ―AERA COMIC 手塚治虫文化賞10周年企画として発行されたこの一冊、立ち読みするには内容が濃くて、この間の石黒健治 「沸騰時代の肖像 PORTRAITS OF THE 60s 」と一緒に注文。浦沢直樹、吾妻ひでお、高野文子、谷口ジロー、諸星大二郎(!)などの読み切り短編と井上雄彦と重松清、岡野玲子と夢枕獏の対談ほか萩尾望都、浦沢直樹、夏目房之介、荒俣宏、いしかわじゅん、しりあがり寿、西原理恵子など。読み切りの作家は皆、手塚治虫文化賞受賞作家だったんですね。好きな作家ばかり。
なかでも吾妻ひでおや諸星大二郎の新作が読めるなんて。作品につづいて作家のポートレートとインタビューがあって、吾妻ひでお御大の写真をみたのは初めてだ。ほか、藤本由香里による岡崎京子へのオマージュや井上雄彦の仕事場のルポなどもあり。

こういう種類のムックは今まであまりなかったのではと思う。作品は知っていても例えば高野文子その人の写真なんてあんまりみたことないですからね。10年寝かせて高く売れそうな本(ホントか。)

December 04, 2006

ハガキを売る

またまた年賀状で頭を悩ます時期になってきた。個人情報保護法の施行で学校や会社などで名簿そのものを作らなくなって来ている風潮もあって年賀状の数も年々減ってきているのではないかと思う。直ぐ横に座っている同僚にさえも、出そうにも住所が分からないという状況では、今年あたりからもう年賀状を出すのはやめようか、などと考える人が出てきてもおかしくないと思うし、それだからと言って非常識とか不見識などともそれほど思われなくなってきているのではないだろうか。(いやまだまだか。)

全然関係ないかも知れないが、お酒の席でも昔に較べて飲めないことに対して本来言われもない罪悪感というか、申し訳なさを感じさせられることがなくなってきて、無意味に強制したりしなくなっているのは酒の飲めない小生としては有り難い傾向だ。このいわゆる酒席(つまり仲間うちの気楽な飲み会ではないそれ)ほど厄介なものはない。上下の秩序を酒を注ぐたびに確認されるかのような酒席なら具合の悪さを理由にしてそもそも出ないことにする。いやしたくなる。あれ、何の話でしたっけ。

いや、年賀状の話でした。そうは思っても、来た賀状に対して返事を書かないというのはやはりなんなので、年賀状のストックは一応作って置かなければならないのが難儀。出した相手から来なかったり、出さなかった人から来たりするだけで気が重い、ような気がする。

そんなことを考えながら整理していたら過去何年かのストックとして出されなかった年賀状が結構あって、現金に換えようと郵便局に持って行った。たしか手数料5円で払い戻しできると思ったのだが、「それは出来ません。」と。結局、ハガキか切手への交換のみが可能で、その際手数料として5円がかかるということらしい。ただし、ハガキに交換の場合、それは普通の郵便ハガキのみで年賀ハガキへの交換は出来ないというのがポイント。なかなか思い通りに行かないようになっている。

仕方なく50円切手百枚余りに交換したが、さて、この切手をどうしよう。
現金の替わりに切手での支払いが可能というのが昔通販に良くあったがいまはそんなものがあるのだろうか。
そういう使い道かもしくはゆうパックなどの支払いも切手で可能らしいので、そんな機会が来るまで取って置くほかないかも。もしくは今年の年賀状を私製ハガキにしてみようかと。

December 01, 2006

石黒健治 / 『沸騰時代の肖像 PORTRAITS OF THE 60s 』

沸騰時代の肖像 PORTRAITS OF THE 60s

書店で手にとってつい時間を忘れてしまった。これは石黒健治による60年代当時の著名人ポートレート集だ。60年代を沸騰時代と名付けたのは言い得て妙。
表紙の加賀まりこ、吉永小百合も若いが、ほか鈴木いづみやカルメン・マキなど俳優や歌手から大島渚や今村昌平など映画監督、唐十郎や李麗仙などの演劇人、ほか以下のような文化人まで網羅。

温泉に浸かるつげ義春や自宅の庭で撮されたヌードの澁澤龍彦などの今までなかなか見られなかった作品は貴重だ。60年代フリークとしてはどうしても手元に置いておきたい一冊。さっそく注文した。

さて、ページをめくりながらそれぞれの人物の名前を言えるでしょうか?

土方巽、浅川マキ、寺山修司、土門拳、野坂昭如、鈴木いづみ、横尾忠則、阿部薫、原田芳雄、ピーター、美輪明宏、安部公房、荒木一郎、石橋蓮司、五木寛之、緑魔子、今村昌平、植草甚一、大島渚、岡本太郎、唐十郎、川端康成、木村伊兵衛、中村玉緒、浜美枝、安岡章太郎、吉永小百合、吉行和子、李麗仙、若松孝二などなど。

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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