Flickr


  • www.flickr.com

exhibition

« サチコの幸はどこにある | Main | 大野一雄 / 生誕100年 »

October 15, 2006

アスピリンと森敦


昨日、熱が出たからと言うわけでもないが、セイゴオ先生のサイト「松岡正剛の千夜千冊」を読んでいて書評「超薬アスピリン」(平澤正夫 2001年 平凡社新書」に出会った。なんでもアスピリンは1899年にドイツのバイエル社が発売して既に100年が経過しているが、その後本来の鎮痛・解熱という効能から脳卒中や心筋梗塞、狭心症などに効くことが分かった。これらの疾患は血液のなかの血小板が体内で凝固して引き起こされるものだ。アスピリンはその凝固を阻害して血液の流れを良くするということらしい。この効能は随分以前から分かっていたが日本では2000年に至って厚生省がようやくその抗血小板薬としての認可をした。
そればかりか、アルツハイマー症、骨粗鬆症、糖尿病、妊娠中毒、不妊、はては癌にも効果があるかもしれないということが分かってきたという。

そこでアスピリンに関する情報を集めてみたが、例えばこことかここなどはなかなか良くまとまっていて面白い。
これらに拠るとアスピリンを飲むことによって基礎代謝が10%上がるというのだ。つまり通常のカロリーを摂りながらプラス10%のカロリー消費となりこれはつまりアスピリンの服用がダイエットになるということを意味する。

しかし、ダイエットに薬を飲むというのは抵抗感があるし、どんな薬でも副作用があるはずで、薬学的知識のない一般人がいたずらに服用して取り返しのつかないことにならないとも限らないのではと思うが如何。

そういえば、作家の森敦のエッセイに、森は若いときから何十年もアスピリンを常用していたという文章を随分昔に読んだのを思い出して書棚を捜してみたが結局見つからなかった。そのことを医者に告げたら驚かれたというのだ。既にその当時、先の効能が知られていたのかも知れないが、作家と薬というのは太宰とカルモチンとか、どうも相性が良いらしい。

小生も一昨日からの風邪で熱が出ていたので、薬箱を捜してバファリンを飲んだ。バファリンはアセチルサリチル酸製剤でつまりアスピリンと同じ物質だが、昨日は森敦を思いながら床についた訳だ。少しはダイエットになったかも。


超薬アスピリン―スーパードラッグへの道

« サチコの幸はどこにある | Main | 大野一雄 / 生誕100年 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

おひさしぶりです~。
お風邪の具合は如何でしょうか。
昨日、久しぶりにネット巡回をして、同じくISIS内の千夜千冊を読んでました。奇遇ですねー。
あそこ昔は「ISIS立紙篇」というサイト名でTopPageのデザインがよかったんですが、少し前からカッチリ系のレイアウトになりましたよね。
私は香々庭園が好きだったんですが。

私もバファリン愛用者ですが、眠くなる処方ではないはずなのに、血行がよくなって筋肉やらなにやらの緊張が解けるのか、私はむちゃくちゃ眠くなります。で、いい汗かきます。
そういう意味ではデトックス効果はあるかも。(笑)

ところで、来年度用にモルスキンのスケジュール+ノートを買いました。
ポケットタイプだとバッグの中で見失ってガサモソと底を漁りがちゆえ、お絵描きもできちゃう大きいサイズにしました。新聞の切り抜き貼りすぎてページがもわもわに膨らみそうですがゴムバンド付きだから便利ですよね。

ISさん、こんにちは~。お元気でしたか。風邪は今週なんとか持ちこたえてましたがどうもまだ抜けきってなくて週末にかけて微熱が続いてたりして。これ、ホントは風邪じゃないのかも!?ともあれ様子をみて医者に行って○×方式を応用した治療をしてもらいます(c.つげ義春)

千夜千冊はいま遊蕩篇へと突入してますが、4年で千冊ですからほぼ2日に1冊のペースで書かれているということですよね。これは凄いですね。僕は80年代、松岡の編集になる工作舎の「遊」が好きだったんですが、丁度そのころ「遊」のもう一人の立役者、美術史の衛藤駿先生の授業を取っていたこともあって随分刺激されました。しかしセイゴオ先生はダンディですよね。

バファリン、確かに汗をかきますね。これってやはり解熱作用のなせるわざなのでしょうか。やっぱりダイエット効果ありですか!?うーむ、基礎代謝が上がるなどと聞くと、ちょっと禁断のドーピング・ダイエットに手を染めそう(笑)いや、ほぼ標準体重なんですけどね(強調)、もう少し体を軽くしたいなぁと・・・

ISさんもモグラをお使いでしたか。私もとうとう来年からデビューです~。
ポケットサイズを買っちゃいました。

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21097/12287725

Listed below are links to weblogs that reference アスピリンと森敦:

« サチコの幸はどこにある | Main | 大野一雄 / 生誕100年 »

NAVIGATION

GALLERY


  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

Blog People

無料ブログはココログ

search


  • Google

thank you!