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August 24, 2006

うなぎと内視鏡

一昨日の夕食にうなぎを食べたのだが、ふと油断して小骨をのどに引っ掛けてしまった。なかなか取れずそれほど痛くないものの異物感で不快なまま翌朝を迎えたが、まだどうも小骨が取れずに相変わらず痛いので、昨日仕事を抜け出して耳鼻咽喉科へ行った。
医者はまだ若い女医だったが、意外にこんな小骨を詰まらせた患者はそう珍しくないとみえて、一通り喉を覗くと、「見つかりませんねぇ。もう少し精密に見てみますね。」とやおら細い内視鏡を取りだして、「はい、鼻から通しまーす。」と手慣れた様子。しかし患者の小生からすれば、え?これを鼻から喉へ入れるの?!鼻からって・・・マジっすか、というようなことは言わないまでも驚きと恐怖感のグラフが一気に跳ね上がり、うろたえつつあろうことか「鼻は右ですか、左ですか。」などという質問が意に反して口からほとばしり出て赤面したが、女医さんは、「麻酔しますから痛くありませんよー。」と質問を無視しつつも小生の心の動きを全て分かっているのだった。
鼻から喉へ管を通して嬉しそうに(嬉しいわけない)診察台に乗る小生と若い女医、しかも原因はうなぎの小骨という恥ずかしさ。幽体離脱して天井付近から見下ろしたらまるでアホのような姿なんだろう。

すると女医はそのまま内視鏡の先を口から出して「ほら、吉本芸人のほっしゃんみたいですよー。」などということは当然する筈もなく、黙々と観察していたが。

結局どうも既に抜け落ちたもののその部分が腫れて炎症を起こしているためにあたかもまだ小骨があるかのように感じられるということらしい。抗生物質をもらってデスクに帰った。
そういえば、子供のころにも一度同じことで医者に行ったことを思い出したが、そのときもうなぎだった。どうもうなぎは鬼門らしい。しかし今日もしょうもないエントリで。

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    渡辺克巳

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    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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