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August 09, 2006

思い切りやさぐれたい

この間大雨が降った日の夕方表に出ると既に雨が上がっていたが、ふと皇居の森を見やると夕焼けがもの凄く美しく、雨が上がったばかりの暗い雲を縁取るような赤が非現実的なほどに綺麗でしばらく見とれていた。
翌日、朝起きて鏡を覗くと左目だけがまるで兎のように真っ赤になっていて、まるで前日見つめた夕焼けが眼に焼き付いてしまったのかと一瞬思った。血圧でも上がっているのかと思ったが、どちらかというと普段低血圧なのでこれは当たらないような気がする。多分夜つけていた冷房のせいだろうと勝手に思っていたら案の定かどうか、その日の夕方にはかなり良くなった。

やけっぱちロック~やさぐれ歌謡最前線 ビクター編帰りにお茶の水駅前のCDショップを覗いてみたら、隅にひときわ目を引く盤が。
70年代のお色気歌謡というかその中でも捨て鉢な曲ばかりを集めたコンピレーション「やけっぱちロック~やさぐれ歌謡最前線 ビクター編」だ。「思いっ切りやさぐれてます。」みたいな店のPOPに思わず笑った。この「やさぐれ」という響きがいかにも70年代テイストで思わず買いそうになった。いや時間の問題で買ってしまうかも。


女番長ゲリラ~やさぐれ歌謡最前線これはシンコーミュージック発行の雑誌「HOTWAX」が企画したシリーズで、この他にも「女番長ゲリラ~やさぐれ歌謡最前線」とか男性歌手版もあり。このモンド感というか、痛いところを突かれたという感じ。
このHOTWAX誌は「1970年代の日本映画、ロック、歌謡曲が手軽に読めるカルチャー誌」だそうで、よくぞこういう雑誌をだしてくれたというような泣けてくるような企画だ。現在5号まで発行。
2号の特集は「梶芽衣子」で、なんと誌面のおよそ半分をこの梶芽衣子に割くなんて、こんな雑誌がいま出てくること自体からしてちょっと信じられないものの素直に嬉しくなってしまう。ぐっじょぶ!


狂わせたいのこれを見ながら石橋義正の映画「狂わせたいの」(97年、60分)を連想してしまったが、この映画、かなり小生のツボにはまってしまって、同じく劇場に見に行った友人とも「これ、当たりだよね。」などと話した覚えがある。
で、70年代の梶芽衣子主演の映画を観たくなった。「野良猫ロック」シリーズ辺りから借りてみようかな。


Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲 vol.2
「HOTWAX vol,2 梶芽衣子特集」

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    渡辺克巳

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    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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