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July 31, 2006

輪廻、リンネ、優香とうるし漫画家

輪廻 プレミアム・エディション高校時代の生物の教師は1年365日、必ず授業の冒頭に「リンネはぁ~、生物を~、植物と動物に分類したぁ~。」というフレーズから始まり、これを合図に生徒全員に猛烈な睡魔が襲ってくるのだった。そんな生物分類学のリンネではなくって・・・。

ハリウッドで大成功した清水崇の新作とあって普段ホラーとか階段、じゃなくて怪談系の作品など全くみたことがなかったがどんなものか試しに見てみることにした。

・・・開始たった3分の短い間で既にもの凄く怖いんですけれど。
夜に見るんじゃなかったと後悔・・・

BGMが無いなかでの突然の音響効果もあって、ビビリまくり。
このままじゃあかん、トイレ行けない・・・なにか他の、ほかのこと考えて恐怖から意識を逸らさなければっ。

と画面のあら探しをしていたら、主演の優香ってよく見ると顔が小さい割りに首が結構逞しいことを発見。それからというもの、恐怖を感じるたびに優香の首に注意を集中すること幾たび。

そんなことを考えているうちに、「うるし漫画家」の堀道広を連想してしまった。雑誌「アックス」で連載されていた「青春うるわし!うるし部」は久々に面白くて今後の活躍を期待したい漫画作家のひとり。その堀の描く人物は首が逞しくてただそれだけの連想だった訳だが、恐怖を感じる度に「うるし部」を連想して笑いで恐怖を中和する作戦に。段々と自己コントロールが可能になってきてついには怖い場面で笑ってしまうという条件反射の確立に成功!勿論トイレも快調だ・・・と下らないエントリでスミマセン。優香ファンの方にも、相すみません。恐怖で表現が意味無く誇張されております。

映画の方は挙げ句の果てにゾンビまで出てきて少々興ざめだったが、友人と騒ぎながらみるのがこういう映画の作法かもしれない。最近の恐怖映画って、伝統的な「情」の怖さではなくて、ねじ伏せるような力業(ちからわざ)らしい。欧米系の恐怖映画に近くなっているかも知れないと思ったが、そもそもこういう映画をあまり観ていないので見当外れかも。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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