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July 16, 2006

メリー・冬子・マリ子、そしてレモン画翠

日曜の今日、神保町三省堂2階ピッコロの入り口席でPCを開きしょうもない仕事の続きをやっていたら、資料が足りないことに気づき、もう少しでスッキリするのに途中で止めるわけに行かなくなって苦渋の決断、アイスココアを飲み残したまま会社に行ってしまった。くそー、負けた。日曜だというのに何で会社に!? デストロイ!あぁ、この敗北感。自分の中ではちょっとでも休みに出社したら負けなのだ。
で、小一時間ほどでスッキリして、再び神保町へ復帰。この出社はそもそも無かったことにして逍遙の続きを。

壮神社という武術関係中心の出版社から映画「ヨコハマメリー」の娼婦メリーさんを撮り続けた写真家、森日出夫『PASS#2 ハマのメリーさん』が出版された。これは既に絶版となった『PASS ハマのメリーさん』(95年)を増補改訂したものとのことで、横浜の街をあたかも舞台にしつらえて演ずる女優のようなメリーさんの存在感がまるで自分も同じ空間を共有したことがあるかのように感じさせる。横浜で生前の本人を見てみたかった。



アートデイズの発行するファッション雑誌「DUNE」誌#31の表紙は日本画家の松井冬子。記事に彼女の作品特集あり。美貌の画家として最近あちこちに露出しているが、耽美、幽玄の作品は非凡だ。作品に本人の容貌は関係ないがしかし。






美貌といえば資生堂の美白化粧品「HAKU」のコマーシャルで陽のひかりを浴びる高橋マリ子は美しいというより神々しい。随分前からやっているCMなのだけれど、撮影にも人知れない技術を駆使している筈。しかし綺麗すぎる。


御茶の水駅前の画材店、レモン画翠は随分前に4階、5階辺りに喫茶店があって、ひと頃小生の待ち合わせ場所として定番となっていたが、その後すべて売場となってしまい喫茶店は畳まれてしまった。もう随分前の話。
そういえば同じ通りの御茶の水駅駿河台口付近にあった名曲喫茶「ウィーン」はバネの飛び出さんばかりのすり切れたソファだったが、何時間粘っても文句言われないし天井も高くて居心地がよかった。こちらから言わなければ下手をするとオーダーも取りに来ないので、以前粘るつもりで特に声をかけずに席について本を読み始めたところ、やっと気がついてウエイターがオーダーを取りに来たのが1時間後だったという経験あり。今では居酒屋が入るビルとなってしまい喫茶店は廃業して、そのビル名にかつての名前を残すのみ。
話がずれたが、そのレモン画翠のショーウインドウに、御茶の水駅付近の模型が展示されているのをみて思わず写真を一枚(上記)。レモン画翠は建築模型用品を扱っているのだが、もっとジオラマちっくなリアルな模型だったら嬉しいのに。でもこの辺りの景観がよく分かって興味深い。

■関連サイト
- 資生堂 HAKU  CMの動画が見られます。
http://www.shiseido.co.jp/haku/
- :Art Days:出版社アートデイズ 雑誌「DUNE」 #31
http://www.artdays.co.jp/
- 映画「ヨコハマメリー」のヒットでメリーさんの写真集復刊 - ヨコハマ経済新聞http://www.hamakei.com/headline/1718/index.html

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

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    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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