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May 13, 2006

写真展『写真家親子の肖像』@キャノンギャラリー

写真家親子の肖像キャノンサロンがキャノンギャラリーへ名称を変更して一周年の記念企画として開催された「写真家親子の肖像」展がゴールデンウィーク中に開催されていて、偶々仕事で銀座へ足を運んだこともあって寄ってみた。

写真家の親子12組24名が、親は子を、子は親をお互いに撮り合うという趣向で、メーカーギャラリーらしく撮影にはキヤノンのEOS DIGITALを、出力はこれも勿論同社の最新型大判インクジェットプリンターで行っている。

写真家親子は、加納典明・加納周典、岸本 健・岸本 勉、北井三郎・北井晴彦、熊切圭介・熊切大輔、齋藤康一・齋藤幹朗、高村 規・高村 達、富取一明・富取正明、芳賀日出男・芳賀日向、広田尚敬・広田 泉、藤井秀樹・藤井立秀、水谷章人・水谷たかひと、柳谷次男・柳谷克実 と、写真界でも重鎮と言われる方々。
しかしこれほど子が写真家となっているとは。加納典明はひと頃テレビによく出ていたが最近見かけない、とおもったもののblogを見ると相変わらず過激に活動されているご様子。しかし大判インクジェットの迫力は凄いですね。(写真はパンフレットより藤井秀樹・藤井立秀親子。)

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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