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May 21, 2006

団塊世代へのオマージュ / 雑誌『団塊パンチ』創刊

団塊パンチ (1)
以前このblogでこれから定年を迎えてヒマもお金もある団塊世代を当て込んだ雑誌が出現するだろうと書いたが、果たして飛鳥新社から「団塊パンチ」誌が創刊された。まずはやはり出たかという感想だ。平凡パンチをモジったとおぼしいこの題名は少々あからさま過ぎるが、腰巻きの「50歳以下の方には意味不明な単語が頻出します。ご注意ください。」という素敵すぎる惹句に続いて、VAN、ヤング720、風街ろまん、アップルハウス、ボブ・ディラン、飯倉キャンティ、キャロル、MOJO WEST、あしたのジョー、寺山修司、GORO、LSD、横尾忠則などなどの単語が並んでまるで自分を挑発するかのようだ。(念のため誤解無いよう断っておきますが、小生は60年代に興味はありますが、いわゆる団塊の世代からみれば赤ん坊のような世代です。ちょっと言い過ぎですが、笑)

創刊号は、「Back is Beautiful――未来は後方にあり」として60年代をテーマに特集している。
本当に団塊世代ではなくとも、むしろ60年代に興味のある若い人も気軽に手に取れる雑誌であればなお良いと思う。つまり単に懐旧をテーマとするのではなくて、世代を限定せずに60~70年代のファッションや映画、アートなどのテイストを味わえる雑誌が出てくれば嬉しいのだが。これは単なる個人的趣味かも知れないが。

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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