Flickr


  • www.flickr.com

exhibition

« 『スウィングガールズ』と『ピンク・フラミンゴ』 | Main | ジオラマに住む私たち / 本城直季 『small planet』 »

May 03, 2006

『夜想 第3号/特集#耽美』

夜想;耽美
yaso―特集+耽美 Yaso(夜想)
yaso―特集+耽美    Yaso(夜想)

ペヨトル工房が2000年に解散してのち、そのスタッフが立ち上げた出版社ステュディオ・パラボリカから復刊された「夜想」の第3号「特集+耽美」が先月刊行された。

作品、執筆には楠本まき、嶽本野ばら、やなぎみわ、山口小夜子、野波浩、山本タカト、丸尾末広、松井冬子、小谷真理、松岡正剛、フローリア・シジスモンディ、など。

また、神保京子による特集「写真術の誕生と耽美」では細江英公「薔薇刑」、川田喜久治「世界劇場」ほかギリシャ少年をモチーフとした写真で著名なグローデン伯爵、自身の娘を被写体とした少女ポートレートのイリナ・イヨネスコなどが、「三島由紀夫特集」では、堂本正樹「三島由紀夫と「切腹ごっこ」――苦悶と歓喜の合一」、矢頭保/飯沢耕太郎「OTOKOの物憂げな闇――写真家・矢頭保の世界」、高橋睦郎「裸の三島由紀夫を撮った男、矢頭保の肖像」として三島自身が演ずるナルシズム溢れる異色のポートレイトを掲載。三島関係の類書でもなかなか目に触れることのない珍しい写真だ。

表紙は日本画家である松井冬子の作品。日本画をベースとして西欧中世のテイストも感じさせる耽美的作風で、応挙などに通じる幽霊画をモチーフとした作品「夜盲症」や死体の変化を観想する仏教の修行をモチーフとした作品「浄相の持続」など、そのモデルかと見まごうばかりの美貌と相俟ってまさに異才というにふさわしい。

■関連サイト
- 2minus ____ Studio Parabolica
- 松井冬子公式サイト 
- 'Round About 松井冬子(対談)
- 松井冬子インタビュー: YOMIURI ONLINE(読売新聞)

« 『スウィングガールズ』と『ピンク・フラミンゴ』 | Main | ジオラマに住む私たち / 本城直季 『small planet』 »

文化・芸術」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21097/9864192

Listed below are links to weblogs that reference 『夜想 第3号/特集#耽美』:

« 『スウィングガールズ』と『ピンク・フラミンゴ』 | Main | ジオラマに住む私たち / 本城直季 『small planet』 »

NAVIGATION

GALLERY


  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
    4106024330
    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

Blog People

無料ブログはココログ

search


  • Google

thank you!