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April 02, 2006

日本ブログ大賞2006に「きっこのブログ」

今回のココログのメンテナンスでベーシックコースではサイドバーに「ココログからのお知らせ」とロゴが強制表示になった。フリーではまだしもベーシックはNiftyの会費を払っている以上、表示・非表示の選択をユーザに与えるべきと思うのだが、これはこれとして、そこに「日本ブログ大賞2006」の報せがあってそもそもこういう賞があるのを初めて知った訳だが、大賞があの「きっこのブログ」というのが興味を引いた。ブログ大賞のサイトによると応募総数は4,138件、読者投票の投票数は29,432票、この「きっこのブログ」は1,296票で読者大賞を獲得したとのことだが、この数は随分少ないのではないだろうか。3万票に満たない母数も少ないが、1位がたった千票強というのは票が対象ブログ全体に分散してしまっているからだろう。こういう賞はそもそも獲得票だけの選定ではこういう結果になるのが見えている気がする。

この「きっこのブログ」はその休みなく続く毎日50,000字程の書き込み量もさることながら、フリーのヘアメイクという割りには政治、スキャンダルなどの裏事情に精通し時にはマスコミも知り得ない情報を書くことの謎が有名すぎるほど有名でそのために様々な憶測を呼んでいる訳だが、最近では耐震偽装問題やライブドアの野口氏自殺偽装疑惑などでの驚くべき情報で目が離せないブログだ。

先々週だったか、週間アスキー連載の歌田明弘「仮想報道」でこのブログを扱っていて、これを読んでそれまで良く知らなかったもののこういうサイバースペースの虚実皮膜に久々に興味を刺激された。

で、昨日、少々からだの調子が悪く外出もしづらかったこともあってこの「きっこのブログ」をかいつまんで通読してみた。「きっこのブログ」は全く同じ内容のミラーサイトともいうべきさるさる日記の「きっこの日記」もあってこちらは2000年頃からの過去の日記も読める。

いろいろな憶測があってその先入観を差し引いても、素直に読んで感じたのはフリーのヘアメークという架空(と思われる)のキャラクタで語られる何らかの政治的な意思表示なのだろうということだ。これは印象で言っているわけだが、例えばライブドアの野口氏自殺事件で家族から来たというメールを公開する下りなどは一般人ではあり得ない設定だし、いくら人気ブロガーだからといって遺族がメールをするともどうも思われない。このあからさまなあり得ないシチュエーションで読者を振り回す作者の哄笑が聞こえてくるかのようだ。

この作者は誰なのかについてのさまざまな憶測をネットサーフしながらバーチャル空間の虚実というものを思うと、外野としてはありきたりな推理小説を読むより余程面白い。

既に多くを語られたこの話題を今更取り上げるのもどうかとも思うが、まだまだその先がありそうで目が離せない。
なお、昨日の「きっこの日記」は「きっこの正体」というような挑発的なエントリでいかにも4月1日らしい読者サービスだった。しかし何故か今日アクセスするとこのエントリは削除されている。


■関連サイト
きっこのブログ
- http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
日本ブログ大賞
- http://www.blogaward.jp/2006/

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Comments

「きっこのブログ」読んでみました。
特にパチンコの日の記事は圧巻でした。(笑)
で、どうして姉歯夫人のオムツ事情まで知っているのかが不思議ですが、実は彼女の正体は市原悦子なのではないかと推察中です。

なるほど!そうだったんだ・・・市原悦子だったとは。コッソリ見てたんですね。
そうすると本当は「えっこの日記」というワケで。
なんて読んでる内に文体まで似てくるトコノマ、ジャーナリズムに関わるブレーンの存在説辺りに説得力がありますね。読んでるとやっぱり男じゃないし、複数ライター説も無理がありそう。

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    渡辺克巳

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    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

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    寺山 修司・森山大道
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    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
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    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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