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February 06, 2006

ジェット・リー / 『ダニー・ザ・ドッグ』

アクション映画をあまりみない自分ではあるが、ことジェット・リー=リー・リンチェイの映画は実は中国物以外を殆ど見ているのだけれど、殊にもう何年か前に新宿コマ前でみた(渋谷だったかも知れない)「キス・オブ・ザ・ドラゴン」がことのほか良かったので、今回もリュック・ベッソンと組んだこの「ダニー・ザ・ドッグ」も心待ち、というほどではないがレンタルされるのを待っていた。。ダニー・ザ・ドッグ DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)「キス・オブ・ザ・ドラゴン」は公開日に劇場へ行ったものの客席はガラガラで、結構良い映画なのになんでこんなに客が入らないんだろうと不思議だった。映画の客の入りは前宣伝やプロモート次第で如何に金をかけるかということで決まって来るものなのだろうが、映画の善し悪しとはあまり関係ない訳だ。個人の好みにもよるので何とも言えないが、よくある「全米震撼」とかの惹句も別にいちいちその意味を深く考える必要はない訳だが(笑)「つまりアメリカ人ってそんなに・・・なのね。」という風にしかならないとすれば結果的に全米国民を侮辱することになったりする映画が多い(笑)。まぁ景気づけなんでしょうが。ヨーロッパ映画では「全欧震撼」とか「EU大爆笑」とかの惹句がないところをみると、やっぱりアメリカ人って・・・とまぁ、こんなネタで引っぱってスミマセン。

で、この映画。またまた小生のツボにはまってしまった。ベッソン+リーというコンビは単なるカンフーアクションだけではなくプラスアルファがある。最近流行のワイヤを使ってないのがなお良い。今回のお話は悪徳高利貸しに5歳から「番犬」として育てられた青年が、モーガン・フリーマン扮する盲目のピアノ調律師と、縁あって同居する女子学生(老けてる・・・)とのふれあいから次第に人間らしい心を取り戻してゆくというもの。やっぱり気に入ったと思ったら小生の弱点、「疑似家族もの」だった。
このボブ・ホスキンス演じる高利貸しのマンガっぷりや、どちらかが死ぬまで戦わせるというアングラの格闘技ショーなどの子供じみた設定も身を任せてしまえば逆に小気味良い。
ジェット・リーはまだ少年期を残したような青年役なのだが、一体何歳なんだろうと思って検索したら今年42歳。そんなオヤジがあどけなさの残る青年役とは如何に東洋人が若く見えるからと言って・・・。でも全然違和感ないところが凄い。リーと言えば「リーサル・ウェポン4」での悪役も記憶に残るが、そもそも彼にはああいう悪役は無理で、この映画のような無垢な青年がはまり役だろう。
2005年、フランス・アメリカ、103分

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Comments

こんにちは。TBさせて頂きました。
それほど期待していたわけではなかった映画ですが、かなり良かったです。劇場で観ればよかったと後悔しました。
リンチェイの無垢な青年役ハマってましたね。

「キス・オブ・ザ・ドラゴン」はタイトル名を聞いた事がありますが、未見ですので、ぜひ見てみたいです。

hi-chanさん、こんにちは。トラバ有り難うございます。最初に見たのは82年の「少林寺」でしたが、ハリウッドに進出してからの作品が面白いですね。「ロミオ・マスト・ダイ」「ザ・ワン」「ブラック・ダイヤモンド」などなかなか。「キス~」は良かったです。童顔で甘い顔立ちなので、アクションとの落差が持ち味ですよね。今度是非。

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