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February 10, 2006

ブルース・ウィリス / 『ホステージ』

ホステージアメリカ映画、正確にはハリウッド映画を意図的に避けている筈なのに、暇にまかせて結果的に結構見ているものだと思う。昨日もブルース・ウィリスの「ホステージ」を借りてみたが、悔しいことになかなか面白かった。なんで悔しいのか自分でも分からないが(笑)。ヒューマニズムのようでいて実は背景には独善と世界観の押しつけに裏打ちされた似非ヒューマニズムが横行するハリウッドにあって、本作もその匂いが全くないわけではない。いや具体的にどこがどうだということは言えないが、思いこみかも知れないがそういう気がする。ハリウッドはいつも家族の為に主人公が超人的な力を発揮して絶対悪と戦い、勝利する。その家族を国家、絶対悪を倫理、思想、宗教などを彼らと異にする世界の暗喩ととればそれが単に娯楽のようでいて実は巧妙に仕組まれたプロパガンダなのではないか、などと思ってしまうのは考えすぎというものだろうか。前にも書いたような気がするが、そういうハリウッド流の「感動のさせ方」にふと違和感を覚える作品は多い。それは単に国民性というようなものではなく、やはり意図的なものが見え隠れしているような気がするのだが。

人質をとり立てこもる事件に当たる警察署長ジェフは、同時に自分の家族が人質にとられる事件に巻き込まれる。
高級住宅のなかでの密室劇とサイコホラー、家族を取り返そうとする主人公の苦悩と決断、やはりプロットがこの作品の面白さを決めている。家のダクトのなかを四つん這いになってもの凄い速さで人質を追いかける犯人のシーンは和製ホラーの影響か?
2005年、アメリカ、113分

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    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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