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October 15, 2005

オーラと風邪とビンゲンのヒルデガルト

不覚にも久しぶりに風邪らしい風邪を引いてしまった。寝ていれば治ると軽く考えていたが気管支が腫れて息がしづらくなるに及んで途端に心細くなり病院に行った。医者は聴診器を胸に当てて妙な音がすると首を傾げていたが、レントゲンを撮って結局異常なしということになり抗生物質と鎮咳剤を貰って家に帰った。そのまま何時間か眠ってしまい、ふと目覚めてテレビをつけると「オーラの泉」という番組で美輪明宏の、人恋しいくせに人と暮らせない、というフレーズが夢うつつのままに聞こえたがまるでそれが自分のことを言われたような気がして本当にその通りだと思いながらまた寝てしまった。風邪は一種の解毒作用だという話をどこかで聞いたことがあるが、確かに体は少々辛いが気持ちは不思議と落ち着いて、寝て見る夢も精神があちらの世界というか彼岸に近いところでいつもより自由度が増しているようなのびのびと気持ちがよいものだった。
解毒ついでに、音楽をひとつ。ビンゲンのヒルデガルト(Hildegard von Bingen)といえば医学、薬学、宗教劇作家、作曲者などあらゆる方面に才能を発揮した中世ドイツのキリスト教神秘主義の修道女であり幻視者だが、彼女の音楽を今風というか、今では少々古いかもしれないダンス・リミックス風にアレンジしたのが下のジャケット「Vision: The Music of Hildegard von Bingen」だ。12世紀の宗教音楽をダンスリミックスというのは少々無茶苦茶な試みのようではあるが意外と心地よく聴けるものだ。仕事などで気持ちが煮詰まってくると偶に引っぱり出して聴いたりしている。

Vision: The Music of Hildegard von Bingen


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音楽」カテゴリの記事

Comments

きになるなー。
今度さがしてみようかと思いました。

てか大丈夫ですか??
風邪は解毒剤。ってなんかわかる気がする。
なんの、罪悪感もなしに心置きなく休めるし。
でもでも魂まで持ってかれないでくらさい。

もう魂持ってかれちゃってますから遅いかも(笑)。おかげさまで随分良くなりました。
このCD、偶々寄ったショップでかかってたんですが、始めはラテン語の祈祷文から始まって朗誦に入ると、シンセのリズムがかぶってくるんです。調べてみるとこの手のCDって結構多いんですね。

もう、持ってかれた後でしたか。
ちょっと遅かったですな。

シンセと祈祷文…。

んー、何の罪悪感もなく休める、というのは当たってますな。休みやすくするために前日に周りにことさら具合の悪さをアピールしたりして、実はみんなしてますよね?! 勤め人の悲しさだー。

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    渡辺克巳

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    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
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    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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