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October 11, 2005

二人の画家 / 玉野大介と市場大介

このところずっと気にかかっている画家が二人いる。しかもその二人は偶然にも同じ名前だ。
その二人は市場大介と玉野大介という。この二人は作品の傾向、方向性はかなり異なるのものの、単に名前が同じということだけではないが、試みにこのエントリで繋げてみようと思った。しかし、二人とも最近の自分のなかではもっとも気に入っているアーティストでそれぞれ作家性の濃さ、非凡さで目が離せない。

玉野大介の絵は不思議だ。まるで隣の家の子供が見ている夢がじわじわと自分の夢にしのびこんできたかのようだ。サイトに羅列されるタブローを連続して眺めているとその夢に入り込んで出られなくなるような気分にかられる。絵に添えられた文章もいい。このテイストは私の嗜好に不思議としっくり来た。稲垣足穂の「一千一秒物語」の乾燥した硬質なイメージから少し湿度を高くしたような感じ。パステルのようではあるが、どうもアクリルらしい(定かでない。)

一方、市場大介の描くのは夢魔の世界だ。これはおそらく人の潜在意識を覗くことができたとしたら見えてくる光景そのものではないだろうか。暴力と暴力の気配、因果とその法則、崩したデッサンとコラージュ、執拗な書き込みと描線だけのアンバランスが奇妙に同居している。サイトの「市場世界の旅」をまさしく旅するとき、次第に精神の平衡が覚束なくなり既にすっかり絡め取られていることに気づく。写真作品も独特な世界だ。二人とも表現の欲求が内的に明確で止むに止まれぬものがあるのだろう。それが作家性の濃さということだと思う。

■関連サイト
- The art of Tamano Daisuke 玉野大介
- イチババランス 市場大介

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文化・芸術」カテゴリの記事

Comments

玉野大介あたしも気になってました。
初めてmixy日記書いた時、勝手に画像をアップしてしまったのですが
恐くてもそこから動きたくない。
そんな世界です。

いいですよね。玉野大介。お恥ずかしながら最近知ったんですが、たちまちファンになってしまいました。

はじめまして!
市場大介は結構昔から知っていたのですが
玉野大介は初めて知りました。
面白い絵で独特の空間を作り上げている
ような 知れてよかったです!

gakuさん、こんにちは:)
なかなかですよね、玉野大介。
絵に添えられた文章も味があって、独特な世界観が才能を感じさせます。画集が出たら買ってしまうかも。

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