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October 19, 2005

「春の雪」映画化

ひねもすのたりのたりかな。(それは春の海だ。)ではなく、三島由紀夫の「豊饒の海」四部作の「春の雪」だが、行定勲の監督になる映画が公開されるという。豊饒の海はいうまでもなく輪廻転生をモチーフとした三島の傑作でかつ絶筆だが、高校の頃に読んで心酔した。そんな作品が実写で公開されるというのは少々複雑な気分だ。主人公の松枝清顕を演じられる俳優などいるものだろうか、と思って配役をみると妻夫木クンと竹内結子だって。二人とも俳優として好きだが、大学のサークルで展開されるさわやか青春ドラマっ!というイメージが払拭できないよー。
行定勲も好きな監督で作品はほぼ全て観ているのだけれど、好き好きの組み合わせが必ずしも良いとは限らないのかも。いや、結構良かったりするかもしれないので予断は書くまい。(合コンなんかのシーンが頭に浮かんでくるが。)

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本日付けの朝日新聞で 横尾忠則が「春の雪」を見た 感想を寄せている。 豊饒の海4部作、 「春の雪」「奔馬 」 「暁の寺」「天人五衰」の 最初の作品。 妻夫木聡、竹内結子主演 行定勲 監督作品 映像に主眼を置いてみた見た場合、 この映画は、美し...... [Read More]

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  • Gangs of Kabukicho.
    渡辺克巳

    097154803X
    新潮社フォトミュゼの「新宿」が絶版となっているなかで最近刊行された渡辺克巳の最新写真集。洋書。



    先般亡くなった路上の写真家、渡辺克巳の写真集。インサイダーとして夜の新宿を流した彼の生の証はその写された人々と共に永く記憶されるべき。


    ジャパン
    倉田 精二
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    渡辺克巳とくれば倉田精二を挙げずにはいられない。日本のウィージーと言われたストリートフォトの神髄。都市の殺伐と虚像をこれほど表現した写真はない。

    にっぽん劇場写真帖
    寺山 修司・森山大道
    4106024187
    寺山と森山のコラボレーションは「あゝ、荒野」以前にもこの作品で既に成就していた。68年刊のこの作品は強烈なコントラストとイメージで時代を色濃く表現している。腰巻きの惹句「奇才ふたりが火花を散らすイメージ地獄巡り」も凄いが、天井桟敷率いる寺山へぶつける森山の渾身の「返歌」が熱い。中平卓馬がカメラを構える有名なショットもあり。これを見ずに森山は語れない。


    奈良原の写真は既に絶版になった朝日新聞社の「昭和写真全仕事」を所有しているが、トラピスト修道院に取材した「沈黙の国」「人間の土地」「消滅した時間」などパースを駆使した知的で静謐な写真は独特の美。「無国籍地」は廃墟をモチーフにした写真集。その圧倒的な画面の構成美を。

    Cui Cui
    川内 倫子
    4902943026
    川内の作品は柔らかい光と深度の浅いクローズアップなどを多用して日常の「合い間」を独特の色調で表現している。小生の勝手な感覚ではあるが彼女の作品にはどこか「彼岸の匂い」のようなものが感じられてならない。明るく静かな日常。ふと視線を外して見上げる窓の外の空。こよないものたちの空間。この作品は家族の何気ない日常をテーマとした写真集。なぜだろう、頁をめくってゆくたびに胸が詰まってくるのは。


    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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