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July 10, 2005

『ボーン・スプレマシー』 と 『オーシャンズ12』

意識してアメリカ映画を観ないようにしているアンチハリウッド派の小生だが、このところ古い日本映画ばかり立て続けに観ていたため、少しは新しいものも観ないといよいよ浮世離れして社会復帰できないのではと感じて、まるでお茶漬けや蕎麦ばかりでは栄養が偏るからたまにはハンバーガーでも、とでもいうようななんだか分からない理由でこの2作を借りてみた。どちらにしろ蕎麦やハンバーガーだけではバランスが取れないし、昨今流行の焼き肉、ではなかった韓国映画も小生にとってはどうもその人気の訳が分からないのでほとんど食指が動かない。やはり野菜が足りないのだろうか。とすればインド映画か(飛躍)。昨日カレーを食べたばかりだがあれはタイ風だった。結局、以前から個人的に観たいと思っていた映画のほとんどを観散らしてしまったいま、邦画も含めて西欧的価値観の、というよりハリウッドをなぞるばかりの映画では韓国映画であろうとどこの作品でも同じようにしか見えないものを敢えて観ようという気に「いまは」なれない。それぞれに素晴らしい作品も当然のことながら存在していて、過去の映画帳(そういうノートをつけていた。)には星の数の多くついたものが少なからずあり、おいおいリストアップしてみようと思っているのだが、いままさにこの2作を観て、やはり価値観の異なるアジア、アフリカ、南米などの映画をこそ観てみたい、という気分になった。そういう意味で収穫。

そうはいっても、この2作はマット・デイモンの役どころが対極をなしていて続けて観るとなかなか面白い。同時に観るなら先に「ボーン・スプレマシー」を観るべきだ。「青春の輝き」(92年)、「プライベート・ライアン」(98年)の少年から既に大人になって、こんなハードな役柄をこなせるようになったとは。一方、「オーシャンズ12」では頼りない青二才の役柄だ。この落差の激しさ。でもやはり後者のキャラクタが彼の持ち味を活かしていると思うなぁ。

「オーシャンズ12」、ちょっとこれは・・・ 少し昔ならオールスターキャストという惹句がつけられるのかもしれないが、ブルース・ウイリスとジュリア・ロバーツの下りなど、観客におもねりすぎで小生には食傷。ヴァンサン・カッセルは個人的に好きなだけに、もっと映画を選んで出演するべきだと思った次第であります。

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    この間東京都写真美術館で行われた回顧展で再び植田の仕事が再評価されている。砂丘シリーズに代表されるこのモダニズムはいつまでも古びない。

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