とうとう最終巻 『新耳袋―現代百物語〈第10夜〉』
毎年紫陽花が咲く頃になるともう怪談本の何冊かは早くも書店の平台に並ぶ季節だが、とうとうシリーズ最終巻になる「新耳袋」の第十夜が発売になった。第一夜の刊行が98年だというからもう足かけ7年のロングセラーだ。
ありきたりな押しつけがましい「怖がらせ」ではなく、あくまで著者の聞き書きを元にしたちょっとした怪異をも拾っているのがリアルだ。このライトな話と夜中に用を足すのを朝まで先送りしたくなる(笑)怖ーい話の配分が実に絶妙なのだ。このセンスがシリーズの持ち味なのだろう。
なにが怖いって、何巻だったか、阪急線路脇の慰霊碑のもとにある木の怪異を読んだところで顔をあげると、まさしくその慰霊碑が目に飛び込んできたときだ。そのとき私は阪急京都線で河原町発梅田行き急行に乗っていたんです!!これは怖い。怖かったよ~。ほか近鉄奈良線の生駒トンネルに現れる幽霊の話を読んでいたときも、そのときまさしく近鉄奈良線に乗ってたんだよ~!本当です、全然作ってませんよ。このシンクロニシティは一体何なの?ユングのおっさんよ、説明してくれ!!もう怖すぎ。
今日、書店の平台で発見して即購入。これから読み始めます。いや、もう夕方だしやっぱり明日の朝から読もう。
![]() | 新耳袋―現代百物語〈第10夜〉 木原 浩勝 中山 市朗 メディアファクトリー 2005-06-17 |











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